2024年7月12日2024年7月12日エステ王子チャンネル

新メニューを成功に導くための9つのポイント≪前編≫

皆さんのサロンでは、1年に1回、半年に1回、もしくは季節ごとに新メニューを導入することがあると思います。

 

しかし、新メニューが成功せず、不発に終わってしまうといった経験はありませんか。

 

今回と次回の2回に分けて、新メニューを成功に導くために必要なポイントを9つにまとめてご紹介します。

 

最後までお読みいただき、ぜひ参考にしてください。

 

 

ターゲット設定

新メニューを成功に導くための第一歩は、お客様のターゲット設定です。

 

まず、メニューによってどの年齢層をターゲットにするかを明確にすることが重要です。

 

さらに、ターゲットは年齢層だけでなく、どんなお悩みを持った方をターゲットにするのかも考慮する必要があります。

 

新メニューを導入する際には、ターゲットをしっかり決めてからサロン内で導入を進めましょう。

 

 

皆さんのサロンに通ってくださっているお客様がどれくらいの年齢層なのかを把握することも重要です。

 

この情報を基にして、ターゲット設定を行うことで、企画の成功率が高まります。

 

もし、普段のターゲット層から離れた客層を獲得したい場合には、ホームページやサロンの雰囲気、SNSで配信する内容など、あらゆる面で変化を加える必要があります。

 

ターゲットをどう設定するか、どの年齢層をターゲットにするかをまずしっかりと決めてから、新メニューを導入することが成功への鍵です。

 

ターゲットの設定が曖昧だと、新メニューの効果が薄れてしまう可能性がありますので、慎重に計画を立ててください。

 

 

 

広告や配信の方法

次に、広告の手段や配信方法をどのように設定し、決めるかについてご紹介します。

 

皆さんは普段からホームページを運営されていると思いますが、新メニューを案内する際、ホームページだけで告知するのか、ホットペッパービューティに掲載するのか、チラシやDM、ニュースレターで案内するのか、さまざまな手段があります。

 

まずは、どの媒体からスタートし、どこから始めるのが効果的か、あるいは全てを同時に行うべきかを考える必要があります。

 

例えば、既存のお客様向けと新規のお客様をターゲットとしたメニューでは、配信手段が異なってきます

 

新規集客の場合、ホームページやホットペッパービューティのようなポータルサイト、紙媒体があります。

 

さまざまな手段で新規集客を行うことができますが、全てを実施するのか、一つに絞るのか、まずテストマーケティングを行うかなど、計画を立てながら進めることが重要です。

 

 

既存のお客様に対しては、サロンに来店した際に直接告知を行う、ポップで告知する、LINE@やメルマガ、ニュースレターで案内することが考えられます。

 

しかし、全てを実施するとなると、小さなサロンでは手が回らないこともあります。

 

そこで、少しずつ絞り込み、何から始めるべきかを検討し、まず試してみることが大切です。

 

どれが成功し、どれが失敗するかは経験から学ぶことができますので、毎回新メニューを導入する際には、トライ&エラーを繰り返し、自分のサロンに最適な成功法則を見つけていただきたいと思います。

 

 

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お試し価格設定

新しいメニューを導入する際、お試し価格の設定は非常に重要な要素です。

 

特に、新規顧客向けのメニューをホットペッパービューティなどに掲載する場合、近隣のサロンがどのような価格でお試し価格を設定しているかを確認することが不可欠です。

 

ライバルサロンの価格帯を把握し、自サロンの価格設定がそれと大きくかけ離れないようにすることで、せっかく新しいメニューを導入しても集客できないといった事態を避けることができます。

 

また、既存の顧客に対しても適切な価格設定を行うことが重要です。

 

過去にサロンで実施した体験価格を参考に、高い価格設定の場合と安い価格設定の場合でどれくらいのお客様が体験してくださったのかを分析しましょう。

 

新メニューを多くの顧客に試してもらいたい場合は、価格を抑えることも一つの戦略ですが、価格設定は慎重に決定し、既存客にも新規客にも魅力的なオファーを提供することが、新メニューの成功に繋がります。

 

 

 

定価の金額設定

新メニューを導入する際、定価の設定は成功のカギを握る重要な要素です。

 

新規のお客様が初回体験で満足し、次回も利用したいと考えた場合、次に購入するのは定価となります。

 

この定価の設定が、再来店の決め手となるのです。

 

定価の設定は新規集客の際の体験価格と同様に、慎重な調査が求められます。

 

近隣のライバル店の価格をしっかりとリサーチし、自店のサービスが適正価格で提供されているかを確認することが大切です。

 

基本的には新規のお客様と既存のお客様の定価は同じで良いとされていますが、既存のお客様に対しては割引率を高く設定することも一案です。

 

これにより、既存のお客様の継続利用が促進され、顧客満足度を高める効果が期待できます。

 

新規のお客様をターゲットにする場合でも、既存のお客様をより満足させるための価格設定を意識することが重要です。

 

新規のお客様に魅力を感じてもらうためには、競争力のある定価設定が必要不可欠ですし、既存のお客様には継続利用を促すための特典や割引が効果的です。

 

適正な価格設定を維持することで、新規のお客様も既存のお客様も満足し、サロンの成功へと導くことができるでしょう。

 

 

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世間での評判や評価

新しいメニューを導入する際には、世間での評判や評価を確認することが非常に重要です。

 

例えば、新しい機械を導入する場合、その機械が集客サイトや他店でどのような価格で提供されており、どのような口コミが書かれているのかを確認しましょう。

 

他のサロンでも同じ機械が使用されている場合、その口コミを見て効果が出るかどうかを判断することができます。

 

一方で、オリジナルマッサージやオリジナルトリートメント、独自のテクニックを新メニューとして導入する場合は、世間の評判や評価が存在しないことが多いです。

 

この場合、自分自身で考えたメニューがどのようなものであるかをしっかりと配信し、お客様に伝えることが重要です。

 

世間の評判があるかないかによって、マーケティング戦略が大きく変わってきます

 

既存の評価がある場合は、それを参考にしながら戦略を立てることができますが、評価がない場合は、自らのメニューの魅力を積極的にアピールする必要があります

 

新メニューを成功に導くためには、世間での評価をしっかりと確認し、それに基づいた戦略を立てることが鍵となります。

 

 

 

次回は、成功に導くポイント⑥~⑨をご紹介します。

 

 

【詳しい動画はコチラ】

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。