2024年7月17日2024年7月17日エステ王子チャンネル

新メニューを成功に導くための9つのポイント≪後編≫

前回に引き続き、新メニューを成功に導くための9つのポイントをご紹介します。

 

▶前回の記事はコチラ

 

 

見込み客の数を把握する

それでは六つ目のポイントについてお話しします。

 

新メニューを導入する際に、見込み客がどれくらいいるかを把握することは非常に重要です。

 

これは、まず既存のお客様に対して考えるべきことです。

 

例えば、まだメニューができる前に既存のお客様に「来月こんなメニューができますよ」と告知をすれば、人間関係がしっかりできているサロンであれば、そのメニューを試したいと思うお客様が多く現れます。

 

そうすると、一定の割合の見込み客が見えてきますので、そこから価格設定や回数設定を調整することが可能です。

 

まずは見込み客の数をしっかりと考える必要があります。

 

 

新しい機器を導入する場合も同じです。

 

例えば、東京で非常に人気のある機械を「新潟県で初めて導入します。ぜひお試しください」と告知すると、その機械を使いたいと思うお客様がどれくらいいるかによって、売上の見込みが立ちます。

 

そうすると、機械代をすぐに回収できる可能性があるのです。

 

ですから、見込み客がどれくらいいるのかをしっかりと考えることが重要です。

 

 

しかし、その見込み客をしっかりと把握するためには、まだ存在しないメニューに対してお客様が興味を持つかどうかは、お客様とエステティシャンとの人間関係の深さによります。

 

人間関係がなければ、「やってみるかどうかわからない」となってしまいます。

 

これは化粧品やサプリメントでも同じことが言えます。

 

信頼関係ができており、尊敬されている状態であれば、「今度こんな化粧品を導入するんです」と告知するだけで予約が入るようになります。

 

新メニューを導入するにあたって、信頼関係ができているかどうかは、非常に重要なポイントなのです。

 

 

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期間限定・季節限定のメニューにする

新メニューを導入する際、レギュラーメニューにするのか、それとも季節限定や期間限定にするのかを考えることは重要です。

 

多くのサロンオーナーは新メニューをレギュラーメニューにしたいと考えるかもしれません。

 

しかし、長年通っているお客様に対しては、季節限定や期間限定のメニューにすることで、新しい楽しみを提供することができます。

 

まずは期間限定や季節限定のメニューとして導入し、その反応を見てから「ご好評につきレギュラー化しました」と通常のメニューに取り入れるのも一つの方法です。

 

季節ごとに新しいメニューや期間限定メニューを作成することで、既存のお客様が常にサロンに来店する楽しみを持つことができます。

 

エステティシャンとしては、一つのメニューをずっとやり続けるのではなく、常に新しいメニューや流行のメニューを提供することが大切です。

 

しかし、自分(サロン)が大切にしている基本的な軸を忘れず、それをベースにしながら新しいメニューや季節限定メニューを導入することが、成功の秘訣です。

 

こうすることで、お客様が新しいメニューを試してみたいと思う機会が増え、サロンの魅力も高まるでしょう。

 

 

 

ご提案の流れ

新メニューができた際に、お客様にどのように提案するか、その流れを考えることが重要です。

 

このカウンセリングのステップでは、お客様からどのような言葉を引き出すかが鍵となります。

 

フェイシャルかボディかによって、お客様が求めるニーズや反応は異なりますので、それに応じたアプローチが求められます。

 

新メニューを導入する際には、現在使用しているカウンセリングシートや相談用紙を見直すことが必要です。

 

また、お客様に新メニューを効果的に伝えるためのプレゼンツールをしっかりと作り込むことも大切です。

 

視覚的な情報と聴覚的な情報の両方を駆使することで、お客様に強い印象を与え、具体的なイメージを持ってもらいやすくなります。

 

カウンセリングの流れをしっかりと設計することで、お客様が新メニューを納得し、購入してもらうことが目指せます。

 

ただ単に販売するのではなく、そのメニューを成功させるための計画的なアプローチが重要です。

 

新メニューを提案する際には、この流れを参考にして、お客様にとって魅力的な提案を行いましょう。

 

 

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セールストーク

カウンセリングの流れを説明しましたが、今度はプレゼンツールを使いながら、どのようにトークをまとめていけばいいのかを考えていきましょう。

 

お客様にとってわかりやすく説明することが最も重要です。

 

長々と話しても意味がありませんし、難解な単語やカタカナ文字を並べても、お客様の頭には残りません。

 

新しいメニューを明確に伝えるために、セールストークをしっかりと作り込み、ポイントを絞って説明することが大切です。

 

例えば、

「今回の新メニューのメリットは3つあります」

「この新メニューが結果を出す理由は5つあります」

といったように、3つか5つのポイントにまとめて説明します。

 

お客様に新メニューを試していただき、成功させるためには、メニューがよく見えるように、そしてよく聞こえるように、プレゼン資料やセールストークをしっかりと作り込むことが重要です。

 

明確な情報提供により、お客様の理解を深め、納得していただくことが成功の鍵となります。

 

 

 

まとめ

今回は、新メニューを成功させるための9つのポイントについて説明しました。

 

ただ単にメニューを作って導入すれば売れる時代ではありません。

 

新メニューの導入に際しては、単にメニューを作って導入するだけではなく、セールストークの準備も含めた総合的なアプローチが求められます。

 

ぜひ、この9つのポイントを参考にして、わかりやすく、効果的に伝えるための準備を怠らず、お客様に新しい魅力をしっかりと届けましょう。

 

そして、新メニューを成功に導いてください。

 

▶前回の記事はコチラ

 

 

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この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。