2024年7月22日2024年7月22日エステ王子チャンネル
【雑談が苦手な方必見】新規顧客と雑談をする本当の目的
今回は、新規顧客と雑談をする本当の目的についてお話しします。
雑談が必要だというのは多くの方がご存知でしょう。
しかし、雑談には明確な目的があり、その目的を理解しないと雑談の意味がわからず、無駄だと感じることが多いのです。
特に雑談が苦手だと思っている方に向けて、どうやって雑談ができるかも後半でお伝えします。
雑談の目的
雑談の目的は大きく分けて4つあります。
カウンセリングをスムーズに進めるため
カウンセリングを円滑に進めるためには、まず雑談でお客様とのコミュニケーションを取ることが重要です。
これにより、カウンセリングはスムーズに進行します。
エステティシャンの話をしっかりと聞いてもらうため
2つ目の目的は、こちら側がお伝えした内容をお客様がしっかりと聞いてくれることが必要です。
どんなに良いことを話しても、お客様が耳を傾けてくれなければ、その情報はなかなか受け入れられません。
そこで、雑談が役立ちます。
雑談を通じて、「この人の話は楽しいな」「この人の話なら聞いてみようかな」という気持ちになっていただくことが大切です。
このように感じてもらうことで、お客様は自然とエステティシャンの話に耳を傾けるようになります。
したがって、しっかりと雑談をすることが、エステティシャンの話をお客様に聞いてもらうための大切な手段なのです。
エステティシャンの話を信じてもらうため
これは、エステティシャンが話した内容をお客様に信じてもらうことです。
提案が押し売りと捉えられるのではなく、本当にお客様のことを考えた提案だと信じてもらうことが重要です。
人として信頼を得ていれば、お客様は「本当に私のことを考えてくれている提案なんだな」と感じてくれます。
雑談で信頼を築くことが、そのためには欠かせません。
お客様に本音で話してもらうため
新規のお客様が、自分のことをさらけ出すのは難しいことです。
特に新規のお客様は、不安を抱えているため、雑談を通じてリラックスしてもらい、人間関係を築くことで「この人に話してもいいかな」と思ってもらうことが必要です。
雑談を通じて「この人なら話してもいいかな」と思ってもらえるようにすることが、信頼関係を築くうえで大切なポイントです。
雑談の重要性
この4つの目的を達成するために雑談があるのです。
雑談を通じて人間関係がしっかりと構築されるからこそ、これらの目的が達成できるのです。
今の時代における雑談の役割
今の時代は「何を伝えるか」や「何を売るか」ではなく、「誰が伝えるか」や「誰が売るか」が重要です。
エステサロンで販売されている商品やメニューは、有名ではなかったり高額だったりしますが、お客様がそのエステティシャンを信頼するからこそ、成り立っているのです。
信用や信頼があれば、お客様はそのエステティシャンから説明を受けているため、その商品やサービスを信頼して購入してくれるのです。
これを実現するためには、雑談をしっかりと行うことが必要です。
雑談が苦手な方へ
雑談が苦手な方もいると思います。
そのような方は、お客様の話を聞くことに重点を置いてください。
お客様の話に興味を持って聞くことで、信頼度がアップします。
お客様は、自分に対して興味や関心を持ってくれる人に対して信頼を寄せる傾向があります。
お客様に対して興味を持ち、質問をしながら会話を進めることで、お客様からの信頼を得ることができます。
自分から積極的に話すのではなく、お客様の好きなことや最近やっていること、趣味や得意なことに興味を持って質問することで、雑談がスムーズに進みます。
お客様はたくさん話せば話すほどリラックスし、気分が良くなります。
自分の話を聞いてくれる人=良い人だと思うわけです。
良い人に対しては、質問に対してちゃんと答えようという意識が働きます。
そうすると先ほどお伝えした4つの目的を達成することができるようになるのです。
まとめ
雑談は非常に重要だという話です。
雑談を通じて人間関係を築き、信頼を得ることで、最終的に提案する商品やメニューをお客様が受け入れてくれるのです。
雑談の技術を磨き、お客様との関係を深めていきましょう。
【詳しい動画はコチラ】
この記事を書いた人
小野 浩二 先生(エステ王子)
*エステティックコンテスト全国大会1位
*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授
*日本スキンケア協会 代表理事
*日本エステティック業協会(AEA)認定講師
大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。