2024年7月26日2024年7月26日エステ王子チャンネル

リピーターづくりの重要性と12のポイント①

今回と次回の2回にわたってリピーターづくりの重要性と12のポイントをご紹介します。

 

リピーターづくりは、ビジネスの成否を左右する重要な要素です。

 

リピーターが多いカフェやサロンは、売上が安定し、顧客満足度も高まります。

 

特にサロン経営においては、リピーターを増やすことが成功の鍵となります。

 

今回は、リピーターを効果的に増やすための12のポイントをお伝えします。

 

これらのポイントを押さえることで、顧客が再度来店したくなるサロンを作り上げることができます。

 

 

 

 定期的に来店する理由をしっかり伝える

リピーターづくりの第一歩は、定期的にサロンに来店する理由を明確に説明することです。

 

この理由が不明確だと、お客様は来店頻度やペースを守らず、最終的には来店しなくなる可能性があります。

 

理由がはっきりしていれば、お客様も「来週に行こう」とか「2週間後に来よう」と思いますが、理由を伝えないとお客様は自分の都合で来店を決めてしまいます。

 

例えば、週に1回、週に2回、または月に1回などの来店頻度は、サロンのメニューやコンセプトに基づいて決まるでしょう。

 

これらのコンセプトをしっかりとお客様に理解していただき、なぜその頻度で来店する必要があるのかを具体的に伝えることが重要です。

 

例えば、美肌を維持するためには週に1回のフェイシャルケアが必要であることや、リラクゼーション効果を高めるためには月に2回のマッサージが効果的であることを説明すると良いでしょう。

 

お客様に納得していただくことで、定期的な来店を促すことができ、リピーターの増加に繋がります。

 

 

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お客様が毎回効果を実感し結果に納得しているか

次に2つ目のポイントです。

 

これはお客様が毎回サロンに来店した際に、しっかりと効果を感じ、満足して結果に納得しているかどうかです。

 

多くの方は来店する際に何かしらの結果を期待して訪れます。

 

そのため、毎回確実に効果を出し、お客様にその効果を確認してもらうことが重要です。

 

お客様が満足することで、次回の来店へと繋がります。

 

 

 

他店では受けられない独自の技術を提供する

3つ目は、あなたのサロンでしか体験できない技術を持つことです。

 

「私しか持っていない技術なんて本当にあるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、同じ技術を習得したとしても、施術者の手の感触や温かさによってお客様の感じ方は異なります。

 

オリジナルの技術を開発することが理想ですが、それだけではありません。

 

自身が提供できる特別な要素は何かを考え、それを基に独自の技術を作り上げてください。

 

特に重要なのは、施術の際に毎回同じ技術を提供するのではなく、お客様一人ひとりに合わせて技術を進化させることです。

 

一度の施術で満足せず、次はどうすればさらに良い結果を出せるかを常に考え、毎回お客様に最適なサービスを提供するよう心掛けてください。

 

このようにすることで、お客様にとって唯一無二のサロンとなり、リピーターの増加に繋がります。

 

 

 

次回の予約を取ること

4つ目のポイントは、次回の予約をしっかりと取ることです。

 

基本的には、来店したその場で次回の予約を促すことが非常に大切です。

 

これを怠ると、お客様の日常生活の中でエステサロンの優先順位が下がり、予約を忘れたり、他の予定が優先されたりすることがあります。

 

そこで今回は、次回の予約を確実に取るためのポイントをいくつかご紹介します。

 

まず、お客様が来店された際には、施術後すぐに次回の予約を提案しましょう。

 

このタイミングでの提案が最も効果的です。

 

施術直後は、お客様が施術の効果や満足感を感じているため、その感覚が新鮮なうちに次回の来店を決めてもらうことで、予約の確率が高まります。

 

また、次回の予約を取る際には、お客様に明確な来店理由を伝えることが重要です。

 

「次回の施術でさらに効果を高めるため」「このペースで通うことでより良い結果が期待できる」など、お客様にとって次回来店がどれほど大切かを具体的に説明しましょう。

 

お客様が納得し、理解している場合、次回の予約を取るハードルが低くなります。

 

さらに、カレンダーやシステムを活用して、お客様に次回の予約をリマインドする仕組みを整えることも効果的です。

 

予約の前日にリマインダーのメールやメッセージを送ることで、お客様が予約を忘れることを防ぎます

 

また、お客様自身が次回の予約を管理しやすいように、オンライン予約システムを導入するのも一つの方法です。

 

これらのポイントを押さえ、次回の予約を確実に取ることで、お客様の来店ペースを安定させ、リピーターの確保に繋がります。

 

リピーターが増えることで、サロンの売上も安定し、さらにお客様との信頼関係を築くことができます。

 

 

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お客様が飽きないようにメニューを増やす

5つ目のポイントは、お客様が飽きないように、バラエティ豊かなメニューを用意することです。

 

同じサロンに同じメニューで通い続けると、お客様はどうしても飽きてしまうものです。

 

そこで、サロンではお客様の多様なニーズに応じたメニューを提供することが大切です。

 

例えば、シミでお悩みのお客様には、シミ対策のメニューを準備するのはもちろんですが、その施術に加えて、シミ予防のためのスキンケアアドバイスやホームケア商品の提案も行うことで、トータルケアを提供します。

 

また、ストレスを抱えているお客様には、リラクゼーションマッサージやアロマテラピーなどのストレス解消メニューを用意します。

 

これにより、お客様は心身ともにリフレッシュでき、日常の疲れを癒すことができます。

 

さらに、季節ごとのスペシャルメニューや、お客様のライフスタイルや体調に合わせたオーダーメイドのプログラムも取り入れると効果的です。

 

このように、多様なメニューを用意することで、お客様は常に新しい発見や楽しみを感じることができ、飽きることなくサロンに通い続けることができます。

 

また、様々なニーズに応じたサービスを提供することで、お客様一人ひとりの満足度が高まり、リピーターとしての定着率も向上します。

 

サロン経営において、メニューのバリエーションを豊かにすることは、お客様に飽きさせないための重要な戦略です。

 

お客様のニーズにしっかりと応え、その期待を超えるサービスを提供することで、長期的な信頼関係を築くことができます。

 

 

 

サービスを徹底する

6つ目は、サービスの徹底です。

 

エステサロンのサービスにおいては、技術力と接客力の両方が求められます。

 

この二つを高めることがリピーターづくりの鍵となります。

 

まず、技術力についてです。

 

お客様はエステサロンに効果を求めて来店します。

 

施術の技術力を高めることは、お客様の期待に応えるだけでなく、それを上回る結果を提供するために不可欠です。

 

具体的には、最新の技術や知識を常に学び続ける姿勢が重要です。

 

また、お客様一人ひとりの肌の状態や体調に合わせたカスタマイズされた施術を提供することで、お客様の満足度をさらに高めることができます。

 

次に、接客力です。

 

エステサロンは技術だけでなく、心地よい時間を提供する場所でもあります。

 

お客様にとって、エステサロンで過ごす時間がリラックスできるものであることが、リピーターになってもらうためには非常に重要です。

 

お客様がリラックスできるような空間づくりや、心地よいコミュニケーションを心掛けましょう。

 

具体的には、笑顔での対応や、細やかな気配り、そしてお客様の話に耳を傾ける姿勢が求められます。

 

また、お客様のニーズや悩みを理解し、それに対して最適な提案をすることで、信頼関係を築くことができます。

 

このように、技術力と接客力の向上を常に意識し、実践することで、お客様の満足度を高め、リピーターを増やすことができます。

 

日々の業務の中でこれらを徹底し、さらなるサービス向上に努めてください。

 

それが結果として、サロンの信頼性と評判を高めることに繋がります。

 

エステサロンにおけるサービスの徹底は、一朝一夕にできるものではありません。

 

日々の努力と継続が必要です。

 

しかし、その積み重ねがリピーターの増加、そしてサロンの発展に大きく寄与することは間違いありません。

 

 

次回は、リピーターづくりの重要性と12のポイント⑦~⑫をご紹介します。

 

 

【詳しい動画はコチラ】

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。