2024年7月29日2024年7月29日エステ王子チャンネル

リピーターづくりの重要性と12のポイント②

前回に引き続き、【リピーターづくりの重要性と12のポイント】をご紹介します。

 

▶▶前回の記事はコチラ

 

 

定期的なキャンペーンやイベントの実施

7個目のポイントは、定期的なキャンペーンやイベントの実施です。

 

常にリピーターを作るためには、お客様を飽きさせないことが非常に重要です。

 

そのためには、楽しいイベントを企画し、お客様が参加できるようなキャンペーンを定期的に実施することが大切です。

 

例えば、年に4回、季節に合わせたキャンペーンを行うことで、お客様に新鮮な体験を提供することができます。

 

キャンペーンと言うと「安売り」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでのポイントはお客様が楽しむことを第一に考えることです。

 

サロンに来ることを楽しんでもらうためのイベントや企画を考え、その中でお客様にお得感を提供することが重要です。

 

具体的には、これまで試したことのない施術を提供することや、季節に合わせた特別な施術内容を考えると良いでしょう。

 

また、お客様が参加できるゲームや抽選会など、楽しさを提供する要素を取り入れることで、サロンの魅力を高めることができます。

 

お客様が参加できるようなキャンペーンやイベントを企画し、一緒に盛り上がることで、サロンの雰囲気を明るくし、リピーターを増やすことができるでしょう。

 

定期的に新しい体験を提供することで、お客様にとって飽きのこないサロン作りを目指してください。

 

 

 

DMの活用

8個目のポイントは、効果的なリピート率向上の手法、DM(ダイレクトメール)の活用です。

 

現代ではLINEを使って既存のお客様や見込みのお客様に定期的にお知らせを配信する方法が一般的ですが、他にも手紙やニュースレター、メールマガジンなど様々な手法があります。

 

重要なのは、これらのコミュニケーションツールを通じてお客様にサロンを忘れさせないことです。

 

LINEの活用メリット

まず、LINEを活用する方法について考えてみましょう。

 

LINEは即時性が高く、多くの人が日常的に使用しているため、迅速に情報を届けることができます。

 

キャンペーン情報や新メニューの案内だけでなく、ちょっとした美容情報や健康に関する豆知識なども一緒に配信することで、お客様の日常生活に価値を提供します。

 

 

手紙の活用メリット

手紙やニュースレターを活用する方法も効果的です。

 

手紙は温かみがあり、受け取ったお客様に特別感を与えることができます。

 

定期的にニュースレターを送ることで、サロンの最新情報やお得なキャンペーン情報をお知らせし、顧客との絆を強化します。

 

手紙やニュースレターには、スタッフの紹介やお客様の声を掲載するなど、パーソナルなタッチを加えるとさらに効果的です。

 

 

メールマガジンの活用メリット

メールマガジンも多くのサロンで取り入れられています。

 

メールマガジンはコストが低く、多くの情報を一度に送ることができるため非常に便利です。

 

ただし、内容が単なる宣伝にならないよう注意が必要です。

 

お客様が興味を持ちやすい美容や健康に関する情報、季節の変わり目に役立つケア方法、サロンで取り扱っている商品の紹介など、価値ある情報を提供することで、メールの開封率やクリック率が向上します。

 

 

DM配信の注意点

これらのDM配信の際には、次のポイントに注意してください。

 

・コンテンツの多様性

単なるキャンペーン情報や割引の案内に終始せず、日常生活に役立つ情報を提供すること。

 

・定期的な配信

サロンを忘れられないよう、定期的に情報を配信すること。例えば月1回や季節ごとに配信するなど、継続的なコミュニケーションを図ることが大切です。

 

・パーソナルなタッチ

お客様一人一人に特別感を持たせるために、名前を入れたり、パーソナルなメッセージを添えたりすること。

 

 

サロン運営において、お客様とのコミュニケーションは非常に重要です。

 

DMを効果的に活用することで、お客様との絆を深め、リピート率の向上につなげることができます。

 

 

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お客様のクレームを受け入れる

9個目のポイントは、お客様のクレームをしっかり受け入れることです。

 

サロンを一人で運営していると、自分の良いところや改善すべき点が見えにくくなることがあります。

 

そんな時に、お客様からのクレームは自分のサロンの技術力や接客力を向上させるための貴重なフィードバックと捉えることが大切です。

 

お客様からのクレームをありがたく受け入れることで、自分のサロンの力がより高まります。

 

クレームを出したお客様に親切丁寧な対応をすることによって、そのお客様をよりサロンのファンにすることも可能です。

 

クレームはただの批判ではなく、改善点を見つけ出すための大切な情報源です。

 

クレームをしっかりと受け止めることで、自分のサロンのサービスを常に見直し、より良いものへと進化させることができます。

 

お客様の声を真摯に受け止め、サロンの成長に繋げていきましょう。

 

 

 

ホームケアアドバイスの重要性とその効果

10個目のポイントは、ホームケアアドバイスの活用です。

 

ホームケアアドバイスを徹底することは、サロンの信頼性を高め、お客様の美容と健康に対する意識を向上させる効果があります。

 

今回は、その具体的なメリットとアドバイスを行う際のポイントについて詳しく解説します。

 

ホームケアアドバイスの効果

信頼関係の構築

ホームケアアドバイスを通じて、お客様が自宅で実践できる美容法や健康法を提供します。

 

このアドバイスを実践することで、お客様が実際に効果を感じた場合、その信頼はサロンに対するものとなり、再来店の動機付けになります。

 

信頼関係が構築されることで、長期的なリピーターとなる可能性が高まります。

 

 

美容・健康意識の向上

定期的にホームケアアドバイスを提供することで、お客様の美容や健康に対する意識が自然と高まります

 

美容意識が高まると、自分の美しさや健康を維持したいという気持ちが強くなり、サロンへの来店頻度が増える傾向があります。

 

 

結果の共有

アドバイスを受けたお客様が実践し、その結果をサロンと共有することは、双方にとって有益です。

 

お客様は自身の成果を確認し、さらなるアドバイスを求めることができます。

 

サロン側もお客様の進捗を把握し、より効果的なアドバイスを提供するための基礎データとして活用できます。

 

 

ホームケアアドバイスを提供する際のポイント

具体的で実践しやすいアドバイス

お客様がすぐに取り入れやすい、具体的なホームケア方法を提案します。

 

例えば、簡単にできるマッサージ方法や、市販のアイテムを使ったスキンケア法など、実践しやすさを重視します。

 

 

個別対応

お客様一人ひとりの肌質やライフスタイルに合わせたアドバイスを提供することが重要です。

 

例えば、敏感肌のお客様には刺激の少ないケア方法、忙しいお客様には短時間でできるケア方法など、個別のニーズに応じた提案を行います。

 

 

継続的なフォローアップ

一度アドバイスを提供した後も、定期的にフォローアップを行いましょう。

 

お客様の変化や新たな悩みを確認し、適宜新しいアドバイスを提供することで、長期的なサポートが可能になります。

 

 

教育的アプローチ

お客様が自身でケアを行う際の理解を深めるために、なぜそのケアが必要なのか、どのような効果が期待できるのかを丁寧に説明します。

 

これにより、お客様は自分自身のケアに対する意識を高め、アドバイスを実践するモチベーションが向上します。

 

 

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目的意識と美容意識を持ち続けてもらうこと

11個目のポイントは、お客様に目的意識と美容意識を持ち続けてもらうことです。

 

目的を見失い、美容意識が低下すると、サロンへの来店が減少してしまいます。

 

普段からサロンに通うお客様は、必ずしも目的意識と美容意識を持っている方々です。

 

では、どのようにしてこれらの意識を高め続けることができるのでしょうか?

 

まず、普段の接客の中でお客様に目的意識を持たせることが大切です。

 

お客様と話す際には、単に「今のお悩みは何ですか?」と尋ねるだけでなく、「今後どうなりたいですか?」「もっとこうなったら嬉しいことは何ですか?」といった未来志向の質問をしてみましょう。

 

これにより、お客様は自身の美容に対する具体的な目標を明確にし、それに向かって努力する意欲が湧きます。

 

また、美容意識を高めるためには、定期的なカウンセリングやアドバイスが効果的です。

 

お客様が自宅でも実践できる美容法やライフスタイルの提案をすることで、サロンに通う理由が明確になります。

 

結果として、お客様はサロンでのケアと自宅でのケアを組み合わせることで、より高い美容効果を実感できるようになります。

 

目的意識と美容意識を持ち続けてもらうことは、サロンに通うことを習慣化するための鍵です。

 

お客様が未来の自分を描きながら、美容に対する意識を高め続けられるようなサポートを提供することが、リピーターを増やすための重要なステップとなります。

 

 

リピートしたくなるようなサロンの仕組み作り

11個目のポイントは、お客様がリピートしたくなるようなサロンの仕組みを作ることです。

 

いくら技術や接客が優れていても、適切な仕組みが整っていなければ、お客様は「また行こう」と思わないことがあります。

 

リピーターさんが「もっとサロンに行きたい」「もっと頻繁に通いたい」と思えるような環境を整えることが重要です。

 

そのためには、リピーターさんにお得感を提供する制度を導入することが有効です。

 

例えば、ポイント制度を導入することで、お客様はポイントを貯めるためにサロンに通う意識が高まります。

 

ポイントが貯まると特典が受けられるため、リピーターとしてのモチベーションが維持されやすくなります。

 

もちろん、ポイント制度だけでなく、他にも様々な仕組みがあります。

 

例えば、定期的なキャンペーンや特別なイベントの開催、会員限定の特典や割引、誕生日や記念日のサービスなども考えられます。

 

これらの取り組みによって、お客様に「また行きたい」と思っていただけるサロンの魅力が増します。

 

 

 

サロンでお客様がリピートしたくなる仕組みを作ることは非常に重要です。

 

これを実現するために、さまざまな方法を試しながら、お客様にとって居心地の良い、魅力的なサロンを目指していきましょう。

 

 

 

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この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。