2024年8月6日2024年8月6日エステ王子チャンネル

自宅サロンで失敗しないための3つのポイント

今回は自宅サロンで失敗しない3つのポイントについてお伝えしていきたいと思います。

 

リスクが少なく始めやすいため、自宅サロンを開業する方が増えています。

 

ただし、自宅サロンは集客が難しい場合があります。

 

お客様が来なければ売り上げにつながらず、サロンを続けられない場合もあります。

 

今回は、自宅サロンを成功させるポイントを3つお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。

 

サロンのコンセプト作り

まず1つ目は、サロンのコンセプトをしっかりと作ることです。

 

どんなお客様にどんなメニューを提供するのかを決めることが大切です。

 

なぜコンセプトが重要なのか

コンセプトがしっかりしていないサロンは、ターゲットとするお客様にとって曖昧で魅力が伝わりにくくなります

 

たとえば、「リラクゼーションサロン」や「トータルビューティーサロン」という一般的な表現だけでは、他のサロンとの差別化が図れません。

 

何でもできる=何もできないと捉えるお客様もいます。

 

お客様は何を期待して訪れるべきなのか、具体的なイメージを持ちにくいため、結果的に集客が困難になります。

 

 

明確なコンセプトの作り方

まず、自分がどんなお客様にどんなサービスを提供したいのかを具体的に考えましょう。

 

以下のポイントに注意してコンセプトを作成すると良いでしょう。

 

ターゲットの明確化

どの年代、どの性別のお客様をターゲットにするのかを明確にします。

 

例えば、40代女性をターゲットにしたアンチエイジング専門のサロンなど。

 

 

専門性の強調

サロンの強みや得意分野を強調します。

 

たとえば、「アロマセラピーを取り入れたリラクゼーション」、「ハーブピーリング専門サロン」など、具体的なサービス内容を打ち出します。

 

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価格を下げない

2つ目は、メニューの価格を下げないことです。

 

自宅サロンをオープンしたばかりのオーナーに多い失敗のひとつが、メニューの価格を低く設定してしまうことです。

 

価格を低く設定すると、一見お客様にとっては魅力的に思えるかもしれませんが、実際には安いサロン=質の低いサロンと認識されてしまうリスクがあります。

 

この認識が広がると、信頼性やブランドイメージが損なわれ、集客に悪影響を及ぼすことになります。

 

 

最初から高めの価格を設定することには大きな利点があります。

 

例えば、施術料金を高めに設定しておき、オープン記念や期間限定の割引を提供することで、お客様にお得感を感じてもらうことができます。

 

このように割引を活用することで、実際の価値以上にお客様が感じるお得感を引き出すことができます。

 

また、割引を提供することで初めてのお客様に対しても魅力的なオファーとなり、リピーターの獲得にもつながります。

 

一方で、最初の価格設定が安すぎると、後から価格を引き上げることが非常に難しくなります

 

お客様は一度安価な料金に慣れてしまうと、価格の引き上げに抵抗を示しやすくなります。

 

その結果、値上げに伴うお客様の離脱リスクが高まり、収益の安定性が損なわれる可能性があります。

 

さらに、低価格帯のサロンは一般的に利益率が低く、経営の安定を図るためには多くのお客様を集客しなければなりません。

 

しかし、自宅サロンは立地条件や宣伝手段に制約があるため、集客の難易度が高い傾向にあります。

 

このような状況下では、適正な価格設定が経営の鍵となります。

 

 

 

オープン前からのブランディング準備

3つ目は、オープン前からブランディングしていくことです。

 

サロンをオープンする多くの人が、開業後にホームページやSNSを始めますが、これでは集客までに多くの時間がかかってしまいます。

 

成功する自宅サロンの運営には、オープン前からのブランディングが不可欠です。

 

 

なぜオープン前のブランディングが重要なのか?

集客の基盤を築く

サロンのオープン前からSNSで情報を発信し、自分のエステに対する思いや勉強していることを伝えることで、信頼と共感を得ることができます。

 

これにより、サロンがオープンする前から興味を持ってもらい、将来の顧客となる可能性のあるフォロワーを増やすことができます。

 

 

ファンベースの構築

SNSを活用して、エステに対する情熱や技術の向上に対する取り組みを定期的にシェアすることで、あなたのサロンに対する期待感を高めることができます。

 

例えば、エステの技術に関する動画や施術のビフォーアフターの写真、使用する製品の紹介などを通じて、自分の専門性をアピールできます。

 

 

予約の確保

オープン前からフォロワーが増え、関心を持ってくれる人が増えれば、オープン時には既に予約が埋まっている状態を作ることも可能です。

 

これにより、開業直後から安定した収益を確保することができます。

 

 

オープン前からのブランディングは、サロン経営の成功に欠かせない要素です。

 

しっかりと計画し、実践することで、サロンのオープンをスムーズかつ成功へと導くことができます。

 

 

以上が、自宅サロンで失敗しない3つのポイントです。

 

ぜひ参考にしていただいて、自宅サロンを成功させてください。

 

 

【詳しい動画はコチラ】

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。