2024年9月30日2024年9月30日エステ王子チャンネル
技術力があるのに失敗するサロンの共通点
今回は技術力があっても、サロン経営がうまくいかないケースについて考えます。
実際に、技術力が優れていても、サロンが閉店してしまったという事例は珍しくありません。
例えば、あるサロンはオープンしてから約5年間、順調にお客様が来ており、売上も安定していました。
しかし、その後、近隣に新しいエステサロンがいくつかオープンし、次第にお客様が減少してしまい、最終的にはサロンが閉店してしまったのです。
技術力が高く、エステの質も良かったにもかかわらず、なぜこのような結果になってしまったのでしょうか?
多くの人が疑問に感じることでしょう。
実は、このサロンで欠けていたのは「ファン作り」と「仕組み化」だったのです。
ファン作りができていなかった
技術力があるだけでは、サロン経営はうまくいきません。
お客様が一時的に増えたとしても、他のサロンが近隣にオープンした時、何も対策を講じなければお客様は少しずつ離れていきます。
そのため、技術力だけでなく、ファン作りが非常に重要になります。
ファン作りとは、お客様に単に施術を提供するだけでなく、お客様との信頼関係を築き、エステティシャンとしてだけでなく、一人の人間として尊敬され、好かれることです。
技術に惚れるだけではなく、エステティシャン自身に惚れてもらうことが重要です。
お客様が「このサロンの技術が良いから来る」のではなく、「このエステティシャンに会いたいからまた来る」という状態を作り上げることが、ファン作りの核心です。
仕組み化がされていなかった
もう一つの大きな問題は、仕組み化ができていなかったことです。
仕組み化とは、お客様が「また来たい」と思う理由を作ることです。
ただ技術を提供するだけでは、他のサロンとの差別化ができず、お客様は飽きてしまいます。
そこで、リピートを促すための仕組みが必要です。
例えば、ポイントカードや割引チケットを活用した仕組みが考えられます。
初回ご来店のお客様には、ポイントカードを配布し、次回来店時に使える割引チケットを渡すことで、リピートのきっかけを作ることができます。
さらに、キャンペーンや季節限定のメニューを用意することで、お客様が「また来たい」と思う環境を整えます。
こうした仕組みを効果的に取り入れることで、単なる一度きりのお客様ではなく、定期的に通ってくれるファンを増やすことができます。
技術力だけでは経営は難しい
技術力が高くても、それだけではサロンの長期的な成功は難しいのが現実です。
いかにしてお客様をファンにし、リピートしてもらうかがカギになります。
技術はもちろん大事ですが、それに加えて、信頼を築くファン作りと、リピートを促す仕組みを整えることが不可欠です。
サロン経営を成功させるためには、ファン作りと仕組み化が両輪となり、うまく機能することが求められます。
技術だけに頼るのではなく、お客様との関係を深め、長く通っていただける仕組みを整えることが、今後のサロン経営のカギとなるでしょう。
以上が、技術力があってもサロンがうまくいかない原因と、その対策についての考察です。
サロンオーナーの皆様にとって、今後の経営に少しでも役立てていただければ幸いです。
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