2024年10月17日2024年10月17日エステ王子チャンネル
個人サロンのメニュー価格の決め方と成功するためのポイント
サロンを経営する際、メニューの価格設定は非常に重要なポイントです。
適正な価格を設定することで、売上を安定させ、顧客満足度を高めることができます。
しかし、どのようにメニューの価格を決めるべきか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、価格競争に巻き込まれないためのメニュー価格の決め方について詳しく解説します。
よくあるメニュー価格の決め方とその落とし穴
サロンの価格設定でよく見られるのが、近隣のサロンの価格を参考にして自分のサロンの価格を決める方法です。
例えば、リラクゼーションサロンでは「10分1000円」や「60分6000円」といった相場がありますが、これに従ってなんとなく価格を設定してしまうケースが多いです。
また、近隣サロンの価格に対抗するため、少しだけ安く設定するという手法も一般的です。
この方法が間違いではないものの、個人サロンがこの戦略を取ると、大手や中堅の企業に対抗するのが難しくなるのが現実です。
安さを売りにしたサロンは、常に集客数を増やさなければならず、結果的に疲弊することも少なくありません。
安さを売りにすると個人サロンが直面する課題
個人サロンは、大手サロンのように大量の顧客を回せるわけではありません。
多くの場合、1日に対応できるお客様の数は限られています。
たとえば、1日に3~5名のお客様を対応するのが現実的です。
このような中で、安価なメニューを提供すると、体力的にも経営的にも厳しくなってしまいます。
安さを売りにした場合、集客数を増やすための広告費が必要になり、その結果利益率が下がる可能性があります。
そのため、個人サロンでは「安さ」ではなく「専門性」や「希少性」を前面に押し出す戦略が効果的です。
理想の収入をもとに価格を設定する
メニュー価格を決定する際には、まず1ヶ月にどれくらいの収入を得たいのかを設定することが大切です。
例えば、1日に3名のお客様を対応し、客単価が1万円の場合、1日で3万円の売上となります。
これを基に、月にどれくらい働くかを考え、収入目標を達成できるように価格を設定します。
例えば、毎日働くわけではなく、週に1~2回の休みを取る場合、客単価が1万円では目標に届かないことがあります。
その際には、メニュー単価を見直す必要があります。
競合調査と独自性を活かしたメニュー作り
価格設定を行う際には、競合他社の調査が重要です。
近隣のサロンがどんなメニューを提供しているか、価格帯はどうかをリサーチし、その上で自分のサロンの「独自性」や「希少性」を打ち出しましょう。
例えば、周りのサロンが痩身メニューをメインにしている場合、自分のサロンではフェイシャルメニューを強調することで、差別化を図ります。
競合が少ない分、価格設定に自由度が増し、価格競争に巻き込まれにくくなります。
メニュー単価を高くするための付加価値の提供
同じ価格帯のメニューを提供する場合でも、重要なのはその価格に見合った「付加価値」を提供できるかどうかです。
例えば、1万5000円のフェイシャルメニューを提供する場合、どのような特別な技術やサービスを追加できるかを考えましょう。
独自の技術や使用する化粧品の品質、アフターケアの内容などが他店と違えば、価格に見合った価値を提供できるサロンとして認識されます。
また、メニュー価格だけでなく、物販もサロンの売上を伸ばす重要な要素です。
化粧品やサプリメントの販売を強化することで、メニュー価格が比較的低くても、物販による収益で全体の売上をカバーすることができます。
物販を取り入れることで、メニューの価格設定に柔軟性が生まれ、総合的な利益を見込むことが可能です。
まとめ:安さに頼らない価格設定を実践しよう
メニューの価格設定で大切なのは、安さを売りにするのではなく、独自性や専門性をアピールすることです。
個人サロンでは、他店との競争ではなく、差別化を図ることで高単価メニューを提供しやすくなります。
また、物販を取り入れることで、全体の売上を増やし、経営の安定を図ることも可能です。
サロン経営において、適切な価格設定はお客様の満足度を高め、長期的なビジネスの成功に繋がります。
ぜひ、今回紹介したポイントを踏まえて、自分のサロンに合った価格設定を行ってみてください。
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