2025年3月28日2025年3月28日カウンセリングテクニック
【伝える力を磨く】あえてデメリットやリスクを伝えることで信頼関係を
スマホの料金プランを選ぶ際、プランが多すぎてどれがいいのか迷ったことはありませんか?
調べるうちに、「通話が何分あるから、● GB だけどこれが私の使い方に合っているかも」というのが見つかると、「こ
のプラン」と決めて契約できますよね。
では皆さんは、どのようにサロンのメニューや商品についてお伝えしていますか?
サロンの商品やメニューの伝え方について考える
人の心が動く大きな動機となるのは、その人が得られる何らかの“メリット” と言われています。
何かの行動を促したい時にメリット良い面だけを伝える、またはダメな時はデメリットだけをお伝えする「片面表示」をすることがあります。
サロンで販売している商品は、皆さんがプロとしての視点で厳選したもの。
更に、プロ専用の高品質メーカーさんの物なのですから、デメリット(良くない点)なんて、あるわけが無いです。
しかし、良い点羅列の説明でお客様にご興味を持って頂けたとしても、いざ購入して少しでもお客様が思っていたのと違ったり期待に応えられなかった場合には、がっかりさせてしまったり信頼を失う可能性もあります。
更に、ご来店の日がまだ浅く、信頼関係の構築がこれからの新規のお客様ですと、本当にそうなのかしら?と内心疑念を抱かれている事もあるかもしれません。
「両面表示」の効果
カウンセリング講座では、「メリットとデメリットの両方をお伝えする」という『両面表示』のワークをする事があります。
あえてデメリットやリスクをお伝えることにより、まだ信頼関係を築けていないお客様にでも、「誠実さ」や商品・お客様に対する「真摯な姿勢」を感じて頂けたり、「信頼性・好感度」を得られる可能性が高まるからです。
しかしワークに頑張って取り組み過ぎて、沢山良くない点を挙げる。
それでは魅力がかすんでしまいます。
基本的に、自信を持ってお客様にご提案する商品ですから、あくまでも「あえて挙げるなら」「少々の‘弱点’」をお知らせするという視点で取り組んでみてください。
また、“こんなリカバー方法もあります” という内容を伝えられたらベストですね。
お客様に納得して喜んで商品をお求め頂けるように、伝える力を磨き続けましょう。