2024年8月27日2024年11月8日カウンセリングテクニック

おもてなしにおける 『第一印象』

旅行に行った先のホテルや旅館などで、にこやかに迎え入れられると「ああ、来てよかった」と、疲れもどこかに飛んで行ってしまうという経験をされたことがあるかと思います。

 

「〇〇様、お待ちしておりました。大変お疲れになったでしょうね。」と言われると、“ 次回もまたここを利用しよう” と心に誓ってしまいます。

 

初めて行った旅館なのに、何度も利用したことがあるような気になってしまう“ 魔法” にでもかかったかのようなときも何度もあります。

 

逆に、残念ながらそうではない時もありますが…

 

 

サロンでの「第一印象」の要素

このように、おもてなしとは「第一印象」がとても重要です。

 

お客様は、サロンに初めて訪れた際「最初の10 秒」でそのサロンはどんなサロンかを見極めます。

 

「雰囲気」「香り」「インテリア」「清潔感」はもちろん大切ですが、スタッフの「笑顔」「挨拶」「おもてなしの心」が最も大切です。

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

おもてなしの立ち振る舞いポイント

また、ご来店いただいたお客様にとっては、スタッフの立ち居振る舞いも気になるところです。

 

立ち居振る舞いにもしっかりと心を込めましょう。

 

姿勢

まっすぐ立てていますか?

 

ご挨拶の時、頭だけ動かしていませんか?

 

 

メリハリのある動き

テキパキゆっくり動けていますか?

 

仕事をするときはテキパキ、お客様に接するときは優雅にゆっくり。

 

お客様に合わせて動けていますか?

 

 

丁寧な動作

小さなものでも扱うときには、音をたてないように気を付けていますか?

 

お客様の持ち物を扱うときは特に気を付けて必ず両手で扱いましょう。

 

 

歩き方

歩いているときは颯爽と、音をたてないように歩きましょう。

 

姿勢が整っていると、見ているのも気持ちがよいものです。

 

 

ボディーランゲージ(表現力)

お客様に説明をするとき、体の動きを添えるとより分かりやすくなります。

 

何かを指し示すときは、指をそろえ手のひらを上にして丁寧に示すと優雅ですね。

 

 

ほんの少しの心づかいがお客様の心をつかみます。

 

 

 

お客様をお迎えする前に、「最高の笑顔で、正しい姿勢で、美しい立ち居振る舞い」をご提供できているかチェックしてくださいね。

 

お客様に「また会いたい」と思っていただけるあなたであるために。

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

この記事を書いた人

天野 千賀 先生

天野 千賀 先生

*日本スキンケア協会 サロンおもてなし認定講師

*エステサロンArchange 代表

大手化粧品メーカーに勤務し、店舗サポートエキスパートチームの一員としてメイク、ホームケアについてのカウンセリングを学んだ後、カウンセリングをはじめ技術を更に磨くために大手エステティックサロンに再就職。
大手ホテル内のサロンで様々な業種の方の接客に関わり、接遇の大切さに気付き「おもてなし」を探求する。
2012年東京都東村山市に個人サロンを開業。現在はサロン経営の他にも、美容業界30年の経験を生かし、日本全国でカウンセリング、技術、接遇の指導、現場目線のサロンコンサルティングなど、指導者の立場として活躍中。