2024年9月18日2024年11月12日美容資格
働きながらエステの資格は取得できるのか|取得メリット・取得方法ご紹介
フェイシャルやボディなど、様々な施術で美を提供してくれるエステティシャン。
中には専門学校に通って本格的にエステティシャンを目指していたり、まずは経験を積むために就職活動をしていたりする方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなエステティシャンを目指す方に知っておいてほしい関連資格について、仕事をしながらでも受講できる通信講座や短期スクールなどを中心に取得方法をご紹介します。
エステティシャンの仕事内容
一言でエステティシャンといってもその仕事内容は様々であり、店舗の規模や取り扱うメニューによっても大きく異なります。
まずは代表的な仕事内容を確認し、エステティシャンに対するイメージを膨らませていきましょう。
多くの方がイメージするエステティシャンの仕事の一つに「フェイシャルメニュー」があります。
シミ・シワ・ニキビ・毛穴・たるみなど様々なお悩みを抱えるお客様に対し、お悩みに合ったスキンケアアイテムを使いながら施術を行います。
毛穴汚れが多い方は吸引をかけたり、凝りやむくみが気になる方はマッサージをしたりと、フェイシャルメニューの中にも様々な施術が用意されています。
続いて行われることが多いのが「ボディメニュー」です。
揉み出しやリンパマッサージなどの手技を始め、EMSや吸引の機械を使った痩身メニュー、エステ脱毛などが当てはまります。
機械は導入する種類によっても扱い方が異なるほか、店舗独自の方法で行われることもあり、お客様に実際に施術するまでには長時間の練習が必要となるでしょう。
近年注目を浴びているエステ脱毛も、簡単なように見えて集中力が必要な施術の一つです。
力加減や機械の当て方・出力調整などに気を配る必要があるため、働き始めてすぐに施術に入れるものは少ないといえます。
また、サロンによってはヘッドマッサージやハンドマッサージ・リフレクソロジーといったリラクゼーション目的の施術を取り入れていたり、結婚式を控えた方に向けた短期集中型のブライダルプランを用意していたりする場合もあります。
これらに加えてやらなければならないのが「最上級のおもてなし」です。
エステサロンに来るお客様はいずれもリラックスや美を目的としているため、コースの金額に関わらず最上級の対応をする必要があります。
言葉遣いや所作はもちろん、お茶出しやお会計に至るまで、お客様が気持ち良く過ごせるように努めましょう。
エステティシャンになるには資格は必要?
2024年現在、特定の資格がなくてもエステティシャンを名乗ることは可能です。
まずは資格の取得から始める方もいれば、実務経験を通してスキルを磨きたいと思う方もいらっしゃると思います。
いずれにしてもエステティシャンとしての経験を積むことが必要です。
必ずしも資格を取る必要がないため、まとまったお金を用意するのが難しい方や、すぐにでも働き始めたい方でも安心です。
とはいえ、無資格でエステティシャンになった方でも、時間や費用に余裕が出たタイミングで資格取得に向けて動き出すのがおすすめです。
お客様と接しているだけでは分からない専門知識や、未だ知らない手技を学び、エステティシャンとしてさらに成長するきっかけとなるでしょう。
そうすることで任せてもらえる施術も増え、店舗の中でいなくてはならない存在となるはずです。
エステの資格を取得するメリット
エステ関連の資格を取得すると、第一に「仕事の幅が広がる」といったメリットがあります。
これまで独学で学んできたことや、働きながら上司に教わってきたことに加え、正しい専門知識を備えられるでしょう。
特に人体の構造や化粧品の成分などを知っておくと、お客様へも分かりやすく丁寧な説明ができるようになります。
また、一つの店舗で働き続けるのではなく、より自分の希望に合った店舗への転職がしやすくなるのもメリットといえます。
新たな勤務先の人事担当は、これまでの経験を見ると同時に、関連する資格があるかどうかをチェックするでしょう。
ここで資格の数が多ければ多いほど、自分が美容業界に興味があり、常に新しいことを吸収できる人材であるとアピールできます。
そして、ゆくゆくは自分のサロンを開業したいと考えている方にとっても、何らかの資格を取得しておくことをおすすめします。
近年は多くのサロンが登場しており、中には自宅の一室で開業する方もいますが、様々な種類の店舗が見られます。
その中で所持している資格を公式HPに記載するだけで、お客様の目に留まりやすく、より選んでもらいやすくなるでしょう。
エステ関連の資格は仕事に活かせるだけでなく、自分の美や健康に関しても役立つものがたくさんあります。
エステティシャンになるためには、まず自分が美しく健康でいなければなりません。
自分磨きの一環として資格を取得し、少しずつエステティシャンとしての自分に自信をつけてみてはいかがでしょうか。
エステの資格を働きながら取得する方法
既にエステサロンで働いていたり、現在は別の職業に就いていたりする方の中には、空き時間を使ってもなかなか資格の勉強ができずにいる方も多いのではないでしょうか。
「絶対に1回で合格する」と目標を立てるのも良いですが、まずは無理のない範囲で自分にできることから始めるのが大切です。
働きながらでも資格を取得できるよう、タイムスケジュールを確認し、負担の少ない資格にチャレンジしてみるのもおすすめです。
エステスクールに通う
エステ関連の資格は実技を伴うものも多いため、スクールに通って取得するのが手っ取り早い方法です。
現役エステティシャンが講師を務めていることも多いため、資格についてはもちろん、その後の就職や独立についても相談に乗ってもらえるでしょう。
実際に肌の感触を確かめながら実技を行えば、より施術に対するイメージが湧きやすいのもメリットといえます。
通信講座を利用する
エステスクールが近くで開催されていなかったり、通うだけの空き時間がなかったりする場合は、通信講座で学べる資格を選ぶのもおすすめです。
実技を伴う資格を取得するのは難しいものの、これまでに資格を一つも持っていなかったり、別の業種から移動してきたばかりだったりする方でも受講しやすいでしょう。
テキストタイプやWEB受講タイプがあるため、自分の環境に合ったものを選ぶことが大切です。
エステサロンで働きながら独学でスキルを身につける
もっとも効率良くスキルを身につけたいのならば、実際にエステサロンへ就職し、上司や先輩の施術を見ながら学ぶのが一番です。
先輩方が学んだ手引書や参考書が残っている場合は、借りて読み込んでみるのも良いでしょう。
エステスクールとは異なり実際のお客様を相手にしているため、手技や知識だけでなく、応対品質の向上にも繋がります。
エステの資格の種類
続いて、働きながらでも取得しやすいエステの資格をピックアップしてご紹介します。
美容系資格の中には比較的短時間で取得を目指せるものもあるため、初めて資格の勉強を始めたいと考えている方にもおすすめです。
スリムボディセラピスト資格
誰もが一度はチャレンジしたことがあるといっても過言ではない「ダイエット」。
その中でも日本スキンケア協会の「スリムボディセラピスト資格」は、受講者満足度100%で、エステ王子こと日本一のエステティシャンと現役の人気エステティシャンが監修した、解剖学から生まれた痩身テクニックです。
悶絶するような痛みが無く気持ちいいのに、たった1回の施術で効果を実感できるのが最大のポイントです。
ただ痩せるだけでなく、リンパ・自律神経・筋肉・内臓機能へもアプローチし、血流・代謝UPすることで老廃物を流し、冷え性やむくみ、便秘にも効果抜群です。
また、余計な力を使わず施術を行うので、手首の関節を痛めるリスクが少なく、長く続けられることも人気の理由です。
未経験の方からより専門的な知識を付けたい方にもおすすめです。
・受講料:72,800円
・年会費:6,000円(資格合格後にお支払い)
・資格認定登録料:10,000円(資格合格後にお支払い)
・開催場所:日本スキンケア協会セミナールーム
・発行元:日本スキンケア協会
※年会費は複数講座取得しても1年に1度6000円
小顔リンパフェイシャリスト資格
エステサロンではおなじみのフェイシャルトリートメントですが、その中でも年齢を問わず人気なのが「小顔エステ」ではないでしょうか。
シミやニキビのお悩みと共に多くの方が気にしており、セルフケアでは改善しにくいのも難点です。
「小顔リンパフェイシャリスト資格」は、老廃物や水分の溜まりがちな顔のリンパを流して小顔を目指すというもの。
受講者満足度も100%と人気の高さが伺えます。
日本一のエステティシャン監修で、18種類の効果的なテクニックを用いた小顔マッサージです。
小顔効果だけでなく、たるみ改善・しわ改善・むくみ改善・美肌効果・ハリ・弾力UP・化粧のノリが良くなる・老廃物の排出を促す・ターンオーバーの促進・顔のコリ解消・目の疲れ解消にも効果があります。
効果の出るフェイシャルメニューを取り入れたい方、お客様により満足して欲しい方、リピート率・単価をUPしたい方、フェイシャルサロンを始めたい方などにおすすめです。
エステサロンはもちろん、フェイシャルプランのある美容室やまつ毛・眉毛サロンにもおすすめです。
・受講料:73,800円
・年会費:6,000円(資格合格後にお支払い)
・資格認定登録料:10,000円(資格合格後にお支払い)
・開催場所:日本スキンケア協会セミナールーム
・発行元:日本スキンケア協会
※年会費は複数講座を取得しても1年に1度6000円
スキンケアカウンセラー資格
スキンケアカウンセラー資格とは、お客様のお悩みを深く理解し、その悩みを解決に導くカウンセリング技術を身につけるための資格です。
メンタルヘルスカウンセリングの要素を取り入れたカウンセリング術を、実際のサロンの会話の事例を交えながら学びます。
また、肌の構造や8つの肌タイプ、トラブル解決法も習得できます。
・受講料:81,800円
・年会費:6,000円(資格合格後にお支払い)
・資格認定登録料:10,000円(資格合格後にお支払い)
・開催場所:通信講座(試験はレポート提出)
・開催日程:随時
・発行元:日本スキンケア協会
※年会費は複数講座を取得しても1年に1度6000円
スキンケアフェイシャリスト資格
スキンケアフェイシャリスト講座は、肌の構造やフェイシャルテクニックを学び、お客様に最適な施術を提供するための資格です。
くすみ、たるみ、むくみなどを改善する技術を習得し、エステサロンや美容室、整骨院などで活用できます。
オンライン学習で、初心者からプロまで対応可能。
フェイシャルエステの基礎から応用までを学び、即戦力となるスキルを身につけます。
自宅での施術や独立開業もサポートされます。
・受講料:65,800円
・年会費:6,000円(資格合格後にお支払い)
・資格認定登録料:5,000円(資格合格後にお支払い)
・開催場所:通信講座(試験はレポート提出)
・開催日程:随時
・発行元:日本スキンケア協会
※年会費は複数講座を取得しても1年に1度6000円
サロン環境衛生管理士資格
サロン環境衛生管理士資格は、エステサロンや美容サロンの衛生管理と感染症対策を徹底的に学べる資格です。
エステ王子監修のこの講座では、消毒方法、ウイルスの感染経路、サロン内の清掃と整理、器具の消毒など、サロン運営に必須の知識を網羅。
オンラインで動画を見ながら受講でき、自分のペースで学習可能です。
講座修了後は、ディプロマを取得し、お客様に安心・安全を提供できるプロフェッショナルとして活躍できます。
・受講料:43,800円
・年会費:6,000円(資格合格後にお支払い)
・資格認定登録料:5,000円(資格合格後にお支払い)
・開催日程:随時
・開催場所:オンライン講座(web試験)
・発行元:日本スキンケア協会
※年会費は複数講座を取得しても1年に1度6000円
エステティシャンの資格を活かせる場
エステティシャンの資格を取得した場合、活躍できるのはエステサロンだけとは限りません。
叶えたい夢がある方や、今後の仕事に悩んでいる方は、自分の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
エステティックサロン
第一に、エステティシャンの資格が活躍するのがエステティックサロンです。
専用のスキンケアアイテムや美容機器が完備されていることも多く、より専門的な施術ができるのが特徴です。
お客様の多くはリピーターとなり、お悩みを解決するために長く通ってもらえるため、一人ひとりと打ち解けやすいのもやりがいの一つといえるでしょう。
ブライダルサロン
ブライダル専門のサロンでは、主に新婦様へ向けたブライダルエステを提供しています。
フェイシャルや脱毛はもちろん、背中や二の腕が見えるウエディングドレスを心置きなく着られるよう、パックなどでコンディションを整えていきます。
コースによっても異なりますが、挙式の数ヶ月前から通い始めることが多く、式の成功に向けてスタッフが一丸となって頑張れるのも魅力的です。
ホテルなどの宿泊施設
ホテルや旅館などにスパ・エステなどが併設していると、マッサージなどの施術を行うエステティシャンを雇っている場合があります。
ここでの施術はマシンを使う大掛かりなものではなく、基本的にリラックスを目的とした手技が中心です。
エステサロンと比べて施術が限られるため、リラックス系の施術を中心に経験を積みたい方におすすめです。
美容室
以前は「美容室=髪の毛を切るところ」といったイメージの方も多くいましたが、近年の美容室はエステやネイル・脱毛が受けられるなど、まさに「美容のことならなんでもOK」といった場所へ変化しつつあります。
美容師でありながらエステを担当する方もいますが、多くの場合はエステ専用のスタッフを雇っているでしょう。
ヘア・エステ・ネイルと全てにおいて通ってくれるお客様もおり、リピーター獲得に向けて様々な取り組みを行っている店舗も珍しくありません。
エステティシャンになるためのステップ
最後に、エステティシャンを目指す方必見!
エステティシャンになるまでにどのようなステップを踏むべきなのかをご紹介します。
大まかな流れを頭に入れておくだけでも、今後効率的に努力ができるでしょう。
エステの勉強をする
エステティシャンを目指すと決めたら、まずは自分にできる勉強を始めましょう。
専門知識を覚えても良し、基礎的な会話能力を磨いても良し、とにかく役に立つと思うことをどんどんと吸収することが大切です。
実際にマッサージのやり方を調べるよりも、マナーやルール・皮膚科学などの基礎を大切にし、今後の経験作りに役立てることをおすすめします。
資格を取得する
これまでご紹介した資格はあくまでも一例であり、その他にも様々なエステ資格が存在します。
スクールに通うか、自宅で受けるかの2択から、自分が挑戦しやすい方を選びましょう。
WEB講座で基礎知識を蓄え、実務経験は実際に店舗で学ぶのも一つの方法です。
特に実務はテキストと店舗でやり方が異なる場合もあるため、予備知識を入れない方がすんなりと学びやすい可能性があります。
実務経験を積む
エステティシャンとしての経験は、何といってもお客様に対応した回数で決まります。
最初は先輩の施術を見たりサポートしたりするだけでも、施術の流れや使うアイテム・会話の内容など学べることがたくさんあります。
1日1日の時間を大切に、盗める技術は全て盗むような勢いで、どんどんと技術を習得していきましょう。
スタッフ同士が練習台になり、実技のトレーニングをさせてもらうのもおすすめです。
キャリアを磨く
無事一人前となりお客様への対応ができるようになったら、余裕のあるタイミングで様々な資格を取り、活躍の幅を広げましょう。
豊富な知識を有していれば、お客様も率先してあなたと話したいと思うようになり、指名の回数もどんどんと増えていくはずです。
このまま店舗で働く場合も、いずれ独立を考えるつもりの方も、日々少しずつ成長を止めずに進んで行くことが大切です。
まとめ
エステティシャンとして働き始める際は、特別な資格を持っていなくても良く、未経験や初心者でもスタートできます。
大切なのはその前後であり、前向きな気持ちでどんどんと情報を吸収し、資格取得に向けて進んでいきましょう。
今回ご紹介したように働きながら取れる資格も複数あるため、チャレンジのきっかけになるようチェックしてみてはいかがでしょうか。