2024年6月10日2024年6月24日エステ王子チャンネル

生涯顧客を作るための6つのポイント

サロン運営において、生涯顧客を作っていくことは非常に重要なテーマです。

 

皆さんはどのような点に意識を向けているでしょうか?

 

たとえば、5年間や10年間も通い続けてくれるお客様がいるかどうか、そのような長期的なお客様の存在が、サロンの価値を高めます。

 

今回は、生涯顧客を作るためのポイントを6つお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

サロンに飽きさせない

サロン運営において、顧客に飽きさせない工夫は非常に重要なポイントです。

 

お客様が飽きてしまうと、どんなに優れたサロンでも通わなくなってしまいます。

 

 

そこで、飽きさせないための具体的な方法を紹介します。

 

まず、新メニューや季節限定メニューの導入が効果的です。

 

これにより、マンネリ化を防ぎ、四季折々のメニューを楽しんでもらうことができます。

 

実は、エステサロンでこうした取り組みを行っているところは少ないのですが、飲食業界では一般的です。

 

例えば、春には春限定のメニュー、4月には特別メニューなど、お客様を飽きさせない工夫が随所に見られます。

 

エステサロンでも、同様の工夫を取り入れることで、お客様に常に新鮮な体験を提供できます。

 

 

さらに、サロンの内装も季節によって変えることが重要です。

 

季節に応じてディスプレイを変えたり、絵画やカーテンを変えたりすることで、サロン全体の雰囲気をリフレッシュできます。

 

また、季節ごとに提供するお茶や飲み物、お帰りの際のお菓子を変えることも効果的です。

 

 

こうした小さな変化が、お客様にワクワク感を与え、サロン通いを楽しみにしてもらえるようになります。

 

お客様に飽きさせないための工夫は、サロンの成功に直結します。

 

 

 

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目的意識を上げる

エステサロンに訪れるお客様の多くは、何かしらの具体的な目的を持っています。

 

特に新規のお客様は明確な目標を持って来店されることが多いです。

 

しかし、その目的が達成されると、多くのお客様がサロンを卒業してしまう傾向があります。

 

そこで、2つ目のポイント。

 

サロンに継続して通っていただくためには、新たな目的意識を持ち続けてもらうことが重要です。

 

お客様の予定を把握することの重要性

エステティシャンがお客様の予定を把握することで、目的意識を維持する手助けができます。

 

例えば、お客様が3か月後に参加予定のイベントや旅行の計画を知っていますか?

 

こうした情報を把握することで、イベントに合わせた施術やケアを提案し、目標設定を再確認することができます。

 

 

具体的なアプローチ

お客様の行動や予定を把握することによって、その予定に合わせた来店を促すことが可能です。

 

例えば、今週末に友達と食事に行く予定があることを知っていれば、その前に肌の調子を整える施術を提案することができます。

 

こうした具体的な提案が、お客様の目的意識を高める助けとなります。

 

 

継続的なコミュニケーションの重要性

お客様の数ヶ月先の予定を把握し、それに基づいた接客を行うことは非常に効果的です。

 

これにより、お客様は常に新しい目標を持つことができ、サロン通いを続ける動機が生まれます

 

エステティシャンが積極的にコミュニケーションを取り、お客様のニーズに応える姿勢が求められます。

 

 

 

お客様の美意識を高める

3つ目のポイントは、お客様の美意識を高めることです。

 

これは先ほどの目的意識を上げることとほぼ同じですが、特に「もっと美しくなりたい」と思ってもらうことが重要です。

 

新規のお客様は特定の悩みを抱えてエステサロンに来ますが、その悩みが解決されるとサロンを卒業してしまうことが多いです。

 

しかし、「もっと美しくなりたい」「もっとキレイになりたい」という気持ちを持ってもらえれば、お客様は長期にわたってサロンに通い続けるでしょう。

 

美意識を高めるための具体的なアプローチ

お客様の美意識を高めるためには、どのような接客が効果的かを考えることが重要です。

 

例えば、フェイスラインのたるみが少し減ったお客様には、「次は目尻の小じわをもう少し薄くしてみませんか?」と提案することが有効です。

 

こうした一つ一つの悩みを解決するだけでなく、さらにその先の美しさを提案することで、お客様に新たな目標を持ってもらうことができます。

 

 

日々の接客での工夫

日々の接客において、常にお客様の美意識を高めるためにはどんな言葉をかけるべきかを考えることが大切です。

 

例えば、お客様が改善を感じたポイントを褒め、その次に取り組むべき課題を提案することで、継続的なケアの動機付けを行います。

 

お客様が「もっと美しくなれる」と感じられるような具体的なアドバイスを提供することが求められます。

 

 

 

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カウンセリングと接客

4つ目のポイントは、カウンセリングと接客です。

 

カウンセリングがしっかりとできるかどうかが、お客様の心をつかむ鍵となります。

 

適切なカウンセリングを通じて、お客様の本音を引き出すことが重要です。

 

お客様の本音を引き出すカウンセリング

お客様の本音を引き出すためには、どんな質問をすれば良いのか、どんな言葉をかければお客様の心を開くことができるのかを学ぶ必要があります。

 

お客様が本音を話してくれることで、そのニーズや悩みを正確に把握し、適切なアドバイスや施術を提供することが可能になります。

 

 

接客の質を高める

接客の質を高めることも同様に重要です。

 

お客様が心地よく感じ、リラックスできる環境を作るためには、細やかな気配りと真心のこもった対応が求められます。

 

どのような言葉をかけるべきか、どのように接すればお客様が安心して話をできるかを常に考えながら接客を行いましょう。

 

 

継続的な学びと成長

カウンセリングと接客の技術は、一度学んだから終わりではありません。

 

常に新しい知識や技術を学び、成長し続けることが大切です。

 

お客様一人一人のニーズに応じた対応を行うためには、日々の経験を積み重ね、より良いサービスを提供する姿勢を持ち続けることが重要です。

 

 

 

仕組み作り

お客様がサロンを気に入っていても、なんとなく来なくなるケースは少なくありません。

 

そこで、4つ目のポイントは、接客や技術だけでなく、サロン全体の仕組みを整えることが重要です。

 

仕組みを作ることで、お客様が継続的に通いたくなる環境を提供することができます。

 

ポイント制の導入

まず、ポイント制の導入を検討しましょう。

 

ポイント制を導入することで、お客様が来店するたびにポイントを貯める楽しみが増え、次回の来店動機が強まります。

 

ポイントが貯まると特典や割引を受けられるようにすることで、お客様にとってのメリットが明確になります。

 

 

ランクアップ制度の導入

クレジットカードを例にとると、ノーマルカード、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードといったランクがあります。

 

同様に、エステサロンでもお客様が段階を踏んでいくような制度を設けることが効果的です。

 

ランクが上がるごとに特典が増えたり、特別なサービスを受けられるようにすることで、お客様の満足度が高まります

 

 

割引制度の活用

割引制度を設けることも重要です。

 

例えば、特定の曜日に来店することで割引が受けられる「サロンスペシャルデー」を設定したり、定期的に通うことで受けられる「リピーター割引」を提供することが考えられます。

 

これにより、お客様はお得感を感じ、定期的にサロンに通う動機が強まります。

 

 

お客様の心理を理解する

お客様が「せっかくエステに行くならこのサロンにしよう」と思うためには、心理的な仕組みを理解することも大切です。

 

特典やサービスを提供するだけでなく、お客様が特別に扱われていると感じられるような接客を心掛けましょう。

 

これにより、お客様はサロンに対して強い愛着を持つようになります。

 

 

 

エステティシャンとしてのあり方

最後のポイントは、エステティシャンとしてのあり方です。

 

これは実は非常に重要な要素であり、お客様にどんな気持ちで接するかが大きな影響を与えます。

 

お客様は非常に敏感で、自分が大切にされているか、特別扱いされているかを感じ取ります。

 

この感情が、お客様が「ずっとここに通いたいな」と思うかどうかに直結します。

 

 

お客様に対して120%の力で接客を行うことが求められます。

 

100%の接客ではなく、さらに一歩進んだ120%の接客が重要です。

 

この120%の努力が、お客様に感動を与え、サロンに通い続けてもらう原動力となります。

 

お客様がサロンに通い続けたり、感動したりするのは、この特別な努力と気持ちが伝わるからです。

 

 

エステティシャンとしてのあり方は、お客様にどれだけその気持ちが伝わるかが鍵です。

 

お客様を大切に思い、特別な存在として接することが、最終的にお客様に長く通ってもらうためのポイントとなります。

 

ですから、毎回全力で接客に臨むことが重要です。

 

エステティシャンとしての真心や情熱が、お客様に伝わるような接客を目指しましょう。

 

これにより、お客様はサロンに対して強い愛着を持ち、長期間にわたって通い続けてくれることでしょう。

 

 

 

まとめ

ぜひこの6つのポイントをサロン内で活用していただいて、たくさんのお客様に生涯通ってもらえるようなサロンにしていっていただきたいなというふうに思います。

 

 

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この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。