2024年8月7日2024年8月7日エステ王子チャンネル

【単価UP】単価が上がるメニュー作り4選

今回のテーマは、サロンでの単価を上げるためのメニュー作りについてです。

 

サロンを運営している多くの方々が直面する課題の一つが「単価が上がらない」という問題です。

 

皆さんのサロンでは、現在の単価はどうでしょうか?上がっていますか?それとも停滞していますか?

 

ここでは、単価をいかにして上げやすくするか、そのためのメニュー作りについて詳しく解説していきます。

 

 

物販を組み込んだメニュー作り

物販ができるかできないかで、サロンの単価は大きく変わります。

 

例えば、フェイシャルマッサージを提供する際、お客様がすっぴんで来店される場合と、メイクをしたまま来店される場合では、単価に大きな差が生まれます。

 

メイクをしたままご来店されるお客様には、ポイントメイク落とし、クレンジング、洗顔、パック、美容液、仕上げのクリームといった一連の工程を提供することができます

 

この過程で、それぞれのステップに対応した商品を販売するチャンスが生まれます。

 

しかし、すっぴんでご来店された場合、これらの工程が省かれてしまうため、商品の販売機会が失われます。

 

したがって、フェイシャルメニューには、メイク落としやクレンジングといったステップを組み込むことが重要です。

 

 

 

効果的なネーミングの重要性

メニュー作りにおいて、ネーミングは非常に重要なポイントです。

 

単なる「小顔フェイシャル」という名前よりも、「お客様の98%が選ぶ小顔フェイシャル」といったネーミングにすることで、印象が大きく変わります。

 

98%のお客様が選んでいると聞けば、それだけで満足度が高く、結果が出やすいメニューだと感じてもらえます。

 

高いお金を払ってでもその技術を試したいと思うお客様が増えるでしょう。

 

 

さらに、「ナノシキフェイシャル」といった専門用語を使ったネーミングも効果的です。

 

このような名前は、プロフェッショナルな印象を与え、特別な技術を提供していると感じさせます。

 

ただし、その際には注意が必要です。

 

例えば、「ナノシキフェイシャル」と検索された際に、ホームページやSNSでのプロフィール情報がしっかりと整っていることが重要です。

 

具体的な施術実績や、述べ何万人の方を施術してきたなどの信頼性のある情報を掲載することで、より一層の信頼を得ることができます。

 

 

ネーミングひとつでお客様の印象は大きく変わります。

 

高価なメニューであっても、ネーミングによってお客様に価値を感じてもらえれば、選んでもらえる可能性が高まります。

 

サロンの特色や技術の優位性を効果的に伝えるためのネーミングを考えることが、成功への鍵となるでしょう。

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

専門性の高いメニュー作りの重要性

三つ目のポイントは、専門性の高いメニュー作りです。

 

世の中では、専門性が高いものほど価格が高くなる傾向があります。

 

これは実際の市場でも見られる現象です。

 

では、どのようにして専門性を持ったメニューを作るのかが重要になってきます。

 

例えば、一時期ブームとなったダイエット専門店ですが、現在ではダイエット専門店が数多く存在しています。

 

このように競争が激化する中で、単にダイエットを提供するだけでは他店との差別化が難しくなります。

 

 

そこで、ダイエットの中でも何に特化しているのかを明確にし、その専門性を強調することで差別化を図ることができます。

 

具体的には、「部分痩せに特化したダイエット」「産後の体型戻し専門のダイエット」など、特定のニーズに応じたメニューを提供することが効果的です。

 

このように、専門性を持たせることで他のサロンとの差別化ができ、多少価格が高くてもお客様はそのメニューに価値を見出してお金を支払ってくれるでしょう。

 

皆さんのサロンでも、提供している技術やサービスがどのような専門性に特化しているのかを見直し、その専門性を強調することが大切です。

 

専門性の高さをアピールすることで、単価を上げることが可能になりますし、結果としてお客様の満足度も向上します。

 

 

 

二つの満足を提供するメニュー作り

サロンのメニュー作りにおいて、単価を上げるための鍵となるのは「二つの満足」を提供することです。

 

この二つの満足とは、「結果が出る技術」「サロンでの満足度」です。

 

結果が出る技術

お客様が最も望むのは、施術によって明確な結果が得られることです。

 

したがって、サロンの技術で1回の施術で効果を実感できること、3回、5回、10回と継続することでどのような変化が期待できるかを客観的に説明できることが重要です。

 

これを実現するためには、ビフォーアフターの写真をしっかりと記録し、新規のお客様に見せることでメニューの信頼性を高めます。

 

結果が実証されれば、たとえ価格が高くてもお客様はそのメニューにお金を支払う価値を見出します。

 

 

 

サロンでの満足

技術的な結果だけでなく、サロンでの体験全体が満足できるものであることも重要です。

 

これはエステティシャンの接客力や人間力に大きく左右します。

 

お客様の話をしっかりと聞き、共感することで信頼関係を築くことが大切です。

 

お客様が言ったことを否定せずに受け入れ、共感することを繰り返すことで、信頼度が上がり、エステティシャンの人間性も信用されます。

 

このような対応は、施術結果以外の部分でもお客様の満足につながります。

 

 

この2つの満足が揃うことで、お客様の来店頻度が自然と増加し、月単位や3ヶ月単位での利用金額も上昇します。

 

結果として、サロンの単価がぐっと上がることになります。

 

単価を上げるメニュー作りにおいては、ぜひこの二つの満足を意識して取り組んでください。

 

 

日本スキンケア協会通信講座スキンケアアドバイザー講座のご案内

 

 

まとめ

以上、単価を上げるためのメニュー作りについて、物販の組み込み、効果的なネーミング、専門性のアピール、二つの満足を提供するメニュー作りの4つのポイントを解説しました。

 

これらのポイントを押さえてメニュー作りに取り組むことで、サロンの単価を上げることが可能になります。

 

ぜひ、今回のポイントを参考に、効果的なメニュー作りとサロン運営にチャレンジしてみてください。

 

 

 

【詳しい動画はコチラ】

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。