2024年9月5日2024年9月5日エステ王子チャンネル
説得力を1.5倍に高める魔法の言葉
今回は、説得力を1.5倍に高めるための「魔法の言葉」についてお話ししたいと思います。
エステサロンをこれから開業しようと考えている方も、ぜひ参考にしてください。
「説得力が足りない」と悩む方へ
セミナーや講演で、よく「私は説得力がなくて、説明が下手なんです。商品がなかなか売れなくて困っています。どうすれば良いでしょうか?」という相談を受けます。
商品を販売する際に説得力を上げるためには、いくつかの大前提があります。
例えば、
・信頼を得ること
・お客様の悩みをしっかりと引き出すヒアリングができていること
・悩みの原因やなりたい未来を理解していること
など、基本的なステップが必要です。
しかし、今回はこれらの前提条件が整っている場合に、さらに説得力を高める方法についてお話しします。
説得力を高めるには「理由」をつける
説得力というのは、ただ話し方や表現のスキルだけではなく、その使い方にもルールがあります。
一方的に「こうしてください」「ああしてください」と伝えても、相手にはなかなか伝わりませんし、説得力が上がりにくいのです。
では、どうしたら説得力が上がるのでしょうか?
その答えは非常にシンプルです。
それは「理由をつける」ことです。
例えば、何かを伝える際には、その主張に必ず理由をつけることが重要です。
「なぜなら」を使って理由を付け加えるだけで、説得力が1.5倍に上がるという研究結果もあります。
アメリカの心理学者エレン・ランガー氏が行った有名な実験があります。
説得力を高める実験結果
この実験では、コピー機の前に並んでいる人たちに対し、先にコピーをさせてもらうための依頼方法を3通り試しました。
最初のグループは、「私に先にコピーをさせてください」とただお願いしたところ、約6割の人が承諾しました。
次のグループは、「先にコピーをやらせてください、なぜなら急いでいるので」と理由をつけたところ、承諾率は94%まで跳ね上がりました。
1.5倍上がったということです。
そして最後のグループでは、「先にコピーをさせてください、なぜならコピーをしたいので」というよく分からない理由をつけましたが、それでも93%の人が承諾したのです。
これは、理由をつけることで相手の納得度が飛躍的に高まることを示しています。
商品やメニューを提案する際には「理由」を伝える
この実験からも分かるように、商品やメニューを提案する際には、理由をしっかりと伝えることが重要です。
このメニューがなぜおすすめなのか、その理由を伝えることで、お客様は納得しやすくなります。
たとえば、「この化粧品をおすすめしたいんです」と言うだけではなく、「この化粧品には乾燥に非常に良い成分が含まれているので、乾燥でお悩みの方にぴったりです、おすすめしたいんです」と理由を付け加えることで説得力が増します。
たとえ話や体験談でさらに説得力をアップ
理由をつけるだけでなく、さらに説得力を高める方法があります。
それは、たとえ話や体験談を交えることです。
例えば、「当サロンのお客様の中で、乾燥肌でお悩みだった方がこの化粧品を使用して乾燥が改善した」という実例を示すことで、説得力がさらに増します。
自分の体験談を共有するのも効果的です。
「私もこの商品を使ってみたところ、肌の状態が格段に良くなりました」といった自身の体験を伝えることで、説得力はさらに上がります。
信頼関係が説得力を高める土台となる
説得力を上げるためには、何よりもお客様があなたの話をしっかりと聞いてくれることが大前提です。
そのためには、お客様の信頼を得る必要があります。
信頼関係は、コミュニケーションやカウンセリングを通じて築かれます。
お客様の悩みをしっかりと聞き、その上で理由や実例、体験談を交えて提案することで、説得力が高まるのです。
まとめ
今回は説得力を上げる方法についてお伝えしました。
理由をつけることがとても大事なポイントだということをご理解いただけたと思います。
説得力が増すことで、提案が通りやすくなり、お客様の満足度も向上することでしょう。
ぜひ、サロンで今日から実践してみてください。
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