2024年10月11日2024年10月11日エステ王子チャンネル

お客様がサロンに来なくなる意外な理由とは?

サロン運営をしていると、以前は定期的に来店していたお客様の来店頻度が減り、最終的には来なくなってしまうケースを経験することがあるのではないでしょうか。

 

例えば、毎週通っていたお客様が2週間に一度、さらには1か月に一度となり、ついには2か月に一度のペースに減ってしまう…。

 

こんな状況が続くと、最終的には「もうサロンに行かなくてもいいかな」とお客様が思うようになり、来店が途絶えてしまいます。

 

この現象は、多くのサロンで起こり得ることであり、その原因を理解することが、サロンの成長において非常に重要です。

 

お客様の来店頻度が減る原因

では、どのような理由でお客様がサロンに来なくなるのか、具体的なポイントを掘り下げていきましょう。

 

 

期待した結果が出ない

サロンを訪れるお客様の多くは、明確な目的を持っています。

 

特に「痩せたい」「肌を綺麗にしたい」など、具体的な成果を期待して通う方が多いでしょう。

 

ところが、1か月、2か月と通っても期待していた結果が出ない場合、次第にモチベーションが低下してしまいます

 

このような状況になると、お客様はエステティシャンのアドバイスを素直に受け入れなくなり、結果が出にくくなる悪循環に陥ります。

 

「これ以上通っても意味がない」と感じるようになり、最終的には来店をやめてしまうのです。

 

したがって、お客様が早期に結果を実感できるよう、適切なサポートとフォローアップが欠かせません。

 

 

接客態度の不満

サロンのサービスにおいて、技術力と同じくらい重要なのが「接客」です。

 

どれだけ技術が優れていても、接客態度に問題があるとお客様は不満を感じ、リピート率が下がります

 

例えば、「対応が冷たい」「私のことを大切にしてくれていない」と感じさせてしまうと、お客様は「ここにはもう行きたくない」と感じるようになります。

 

サロンの雰囲気やエステティシャンの態度が、お客様にとって快適であるかどうかを常に意識し、改善を図ることが大切です。

 

 

なんとなく通わなくなる

もっとも意外な理由のひとつが「なんとなく通わなくなる」というケースです。

 

これは、結果が出ないとか、接客に不満があるといった明確な理由ではなく、サロンに通う優先度が日常生活の中で下がってしまった場合に起こります

 

例えば、予約をしていた日に急に仕事が入ったり、友人と約束をしてしまったりして、エステをキャンセルすることが続くと、お客様の中で「もういいかな」という気持ちが芽生えてしまうのです。

 

また、しばらくサロンに行かなくなると、「行きづらい」「通い始めた頃と今では状況が違う」と感じ、再び足を運ぶのが億劫になることもあります。

 

 

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来店頻度を減らさないようにするための対策①

まず最も重要なのは、お客様にサロンを「飽きさせない」ことです。

 

お客様が「なんとなく来なくなる」という背景には、サロン自体がつまらなく感じられてしまったり、定期的に通う価値が見出せなくなってしまったことが大きいのです。

 

そのため、サロンを定期的にリフレッシュし、お客様が「また行きたい」と思えるような仕掛けを作ることが必要です。

 

例えば、季節ごとのイベントやキャンペーンの開催は効果的です。

 

お客様が楽しんで参加できるような内容や、特典付きのイベントを企画すれば、「次回も楽しみにしている」といった感情が生まれ、自然と来店意欲が湧きます。

 

 

また、参加型のキャンペーンや、SNSを活用したインタラクティブな企画を取り入れることで、サロンへの親近感が増し、来店の動機が増えるでしょう。

 

 

来店頻度を減らさないようにするための対策②

次に、「次回の予約を必ず取る」ことも非常に重要なポイントです。

 

お客様が定期的にサロンを訪れるためには、次回の来店日を事前に決める習慣をつけてもらうことが大切です。

 

具体的な予約があると、スケジュールに組み込まれ、キャンセルされにくくなります。

 

また、次回の施術に向けた期待感が生まれるため、お客様の満足度も向上します。

 

さらに、万が一予約をキャンセルされた場合、その際に「必ず次の予約をその場で取り直す」という対応が必要です。

 

キャンセルしたまま次の予約を取らないままでいると、お客様はそのままフェードアウトしてしまう可能性が高くなります。

 

できる限り早いタイミングで次の予約を確保し、サロンに戻ってきやすい環境を作っておくことが重要です。

 

 

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来店を絶やさないことが売上に直結する

サロンに来なくなるお客様をどれだけ減らせるかは、売上アップにも直結します。

 

お客様にサロンを忘れさせないためには、定期的に連絡を取り、サロンとのつながりを維持することが大切です。

 

例えば、毎月DMやメルマガを送ったり、LINE配信やニュースレターを定期的に発信することで、サロンの存在を常に意識させることができます。

 

 

これらの地道な活動を続けることで、お客様の「なんとなく来なくなる」という状況を防ぐことが可能です。

 

サロン運営の中で重要なことは、お客様に「楽しさ」や「新しい発見」を提供し、リピートしたくなる仕掛けを施すことです。

 

 

ぜひ今回の内容を実践し、少しでも「なんとなく来なくなる」お客様を減らし、サロンの安定経営につなげてください。

 

 

【詳しい動画はコチラ】

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。