2024年11月26日2024年11月26日カウンセリングテクニック
話を聞く力が生む、お客様との深い信頼関係
人は、『話を聞いてくれる人』に心を開き、自分の話を聞いてもらっている状態は、自己重要感が高まり、承認欲求が満たされていると感じます。
「ドーパミン」と会話の関係
ある実験では、気持ち良く自分の話をしている人は、「ドーパミン」を分泌するシステムが活発化することがわかっています。
「ドーパミン」という神経伝達物質は、別名「快楽ホルモン」とも呼ばれ、楽しいという気持ちや幸福感、やる気意欲に繋がったり、集中力向上、ポジティブになるなど様々な良い効果効能が認められています。
また皆さんは、心に余裕が無かったり、話したい事が沢山ある時、他人の話が耳に入らなかった経験をしたことはありませんか?
これはご来店のお客様も同じです。
話を聞くことの大切さ
お客様が沢山話をしたそうな時は、まずは一旦お話を聞いて、こちらの話を聞いてもらえる余裕のスペース(余白)を作るのが賢明です。
これらを、サロンカウンセリングで上手に活用しましょう。
お客様に説明をよく理解して頂きたい時には、お客様の話したい話がしっかり終わり、聞ける余裕が作れたタイミングで行います。
お客様は話をしたことでドーパミンが出て、気分が良くなっている状態ですので、説明をするのにとても効果的です!
会話泥棒にご用心
自分が話を始めたのに、別の人に遮られたり話題を持っていかれては、誰でもいい気はしません。
先日も目の前で2人の女性のうちA さんが、「〇〇に行ってきたんですけど♡」と話し始めたらB さんが「あ!私も去年行った!あそこって○○、、、」と終わらない弾丸トークを始めてしまいました。
A さんの表情は「え?!(泣)」でしたがB さんはお構いなし。
自分の得意分野や、体験したり興味ある話など、つい自分の話をしてしまいたくなります。
しかしお友達同士でさえ残念な行為ですから、サロンでは決してお客様の話を「横取り」してはいけません。
お客様の話しやすい環境作り
お客様の「聞いてもらいたい話」を気持ち良く話して頂き、私たちは良い聞き手となります。
気心の知れたお客様の時ほど、ついこの基本を忘れてしまいがちなので注意したいですね。
お客様の話しやすい環境を作り、まずは自分の話は極力せず、気分良く過ごして頂きましょう。
今年も皆さまのサロンに沢山のファンが増える、素晴らしい一年になりますように。