2025年1月21日2025年1月21日カウンセリングテクニック
【接客スキルを磨く】相手との距離を縮めるミラーリングのコツと注意点
接客をする皆さんは、良好な信頼関係構築のために心理学やコミュニケーションのテクニックなど、セミナーや書籍で学んで名前だけは知っているという技法
も結構多いのではないでしょうか?
例えば、その中のひとつ有名な「ミラーリング」。
「ミラーリング」とは
「ミラーリング」とは、相手の姿勢、座り方、身振り、しぐさ、表情、視線、声のトーンやリズム、話すスピードなどを自分も模倣をする、“mirror =鏡” のように合わせて相手と同様の動作をしていくことです。
これは相手との親近感や安心感を生み出し、共感を相手に感じてもらい、話しやすさや調和、信頼関係の構築ラポール形成に有用と言われています。
初来店のお客様の関係づくりには、役立つ技術のひとつですね。
表面的に簡単に出来るのは、相手がボールペンを持ったら自分も持つとか、髪に触れたらこちらも触れるなどです。
ミラーリングの失敗例
コミュニケーション系の学校で講師をしていた時に「ミラーリング」講義のコマがあり、まずは簡単なやり方の説明だけでペアで私が話す側、受講生の方がミ
ラーリングをする側になってワークをした事があります。
お相手は熱心な男性で、身振り手振りをひとつも漏らすことの無いように、一挙手一投足、“ 即” 完全に真似をしてきました。
ここまでされてしまうと、練習とわかっていてもだんだんイライラしてきて、バカにされているかのような気分にもなり話す気力も無くなってしまいました。
これでは心理的距離を縮めたくて行うことなのに、全くの逆効果ですね。
コミュニケーションのスキルも、知っているだけでは必要な場面で有効に使えないものです。
特にミラーリングは相手に気づかれることなく自然な感じに行うことが重要。
相手のアクションの後にひと呼吸おくなど“ 少し遅れて” 似たように“ 小さめ”にするのがコツです。
最後に
エステ王子がカウンセリング講習の時に「フェイシャルなどの技術は凄く練習するのに、カウンセリングは練習しない方がいらっしゃいます」とよくおっ
しゃいますが、やはり練習がとても大切です。
コミュニケーションの練習は、ひとりサロンでロープレは出来なくても普段の生活で出来るので、どんどん使ってみてはいかがでしょうか。