2025年2月21日2025年2月20日美容資格
エステティシャンになるには資格が必要?短期で取れる資格を紹介!
未経験からエステティシャンを目指すには、基礎知識の学習、資格取得、実務経験が重要です。
資格は最短1日で取得可能なものもあり、スキル向上や就職に有利。
現場で経験を積みながらキャリアを磨き、将来的な独立も目指せます。
今回は未経験からエステティシャンを目指す方のために、エステティシャンになる方法や資格を活かせる場所、エステティシャンにおすすめの資格、未経験での開業などについてご紹介します。
未経験からエステティシャンになる方法
エステティシャンを目指すためには、未経験であっても入社できる募集もたくさん登場しています。
とはいえ経験者に比べて様々な努力が必要となるため、あらかじめ注意しておきましょう。
まずは未経験であっても効率良く一人前のエステティシャンを目指すため、事前にやっておきたい4つのポイントをご紹介します。
エステの勉強をする
第一に、エステティシャンとはマッサージをするだけの職業ではありません。
美容に関する知識を広く身に着け、お客様の希望や悩みに合った施術をおすすめする必要があります。
未経験とはいえ何の知識もないままではいつまでたっても一人前にはなれないため、自宅でもできるエステの勉強をしておきましょう。
自力でできるエステの勉強には、主に以下のようなものがあります。
・皮膚の構造やはたらきなどの基礎知識
・化粧品に含まれる成分のはたらき
・正しいスキンケアの方法
・お客様から預かるお金の管理方法
・正しい接客マナーと話し方
もちろん、実際にエステティシャンとして働くためには、ここに技術面での練習が加わることになります。
おもてなしの最高峰ともいわれるエステサロンでは、来店するお客様も高度な接客を求めていることが多いため、日頃の話し方や姿勢・所作などにも注意する必要があります。
資格を取得する
エステティシャンは未経験でもスタートできるため、資格を持っていない方でも挑戦できます。
しかしエステに関する資格には様々なものがあり、スクーリングを通して技術を学べるものもあれば、自宅で講義を受けることで知識を身に着けられるものもあります。
こうした資格を取得することで、その分野について効率的に学ぶことができ、エステに関する知識がしっかりと身に着くでしょう。
とはいえ、サロンの中にはせっかく取った資格とは別のやり方で施術を行っていることもあります。
既に働きたいサロンが決まっている方は、どんな施術を売りにしたサロンなのかを確認し、取得を考えている資格と差異がないことをチェックしておきましょう。
実務経験を積む
エステティシャンとして一人前になりたいときは、一日も早く現場に出て実務経験を積むこともおすすめです。
動画やテキストで技術を学ぶよりも、実際に手を動かしている様子を間近で見学できる方が、手つきや力の入れ方が分かりやすいでしょう。
既にサロンへ入社してから先輩スタッフに技術を教えてもらうことで、分からないことをすぐに質問したり、繰り返し練習をさせてもらえたりといったメリットもあります。
一人前のエステティシャンになるまでの期間は、研修期間として給与が低く設定されている場合もあります。
キャリアを磨く
実務経験を積むことにも繋がりますが、エステティシャンとして手っ取り早く成長するためには、現場に出ながら吸収できる知識やスキルを全て自分のものにしていくことが大切です。
その場で長く勤めれば勤めるほど、エステの技術だけでなく、お客様の希望や一緒に働いているスタッフの気持ちが汲み取りやすくなるでしょう。
エステティシャンとしてのキャリアを地道に磨いていくことで、お客様にとってはもちろん、サロンの雰囲気も良いものにできる人材となるはずです。
エステティシャンになるには資格は必要?
先ほどもご紹介したように、エステティシャンになるためには必ずしも資格を持っている必要はありません。
未経験や無資格であるがゆえの大変なポイントもありますが、実際に現場に出ながら技術や知識を身に着ける方法もあり、一人前になるまで最短の道のりを辿れるでしょう。
エステの資格を取得するメリット
無資格でもできるエステティシャンにおいて、敢えて資格を取得してから働き始める場合、全くの未経験でスタートするときよりも早く成長できるようになるでしょう。
技術面は実際の様子を見ながら練習を重ねることが一番ですが、皮膚の構造や成分解析の知識などはどのサロンに行っても必ず必要となる内容です。
ここを一から学ぶだけの時間を短縮できるため、自身の成長にとってはもちろん、サロンにとってもありがたい人材となるはずです。
また、エステの施術そのものに関する資格だけでなく、カウンセリングやお客様対応に特化した資格も多く登場しています。
こういった資格を取得していれば、技術面ではまだまだであっても、お客様をきちんとお迎えしたりお見送りしたりすることができるでしょう。
サロンの顔としてしっかりとお客様の前に出ることができ、受付や会計などできることから活躍を始められるのではないでしょうか。
エステの資格を活かせる職場
様々な種類が登場しているエステ関連の資格ですが、具体的にはどのような職場で活かせるのでしょうか。
一般的なエステサロン以外に資格を活用できる職場を5種類ご紹介します。
痩身サロン(エステサロン)
痩身をメインに行うサロンでも、エステサロン同様に資格を活かすことができます。
お客様対応や美容に関する知識だけでなく、ダイエットメニューに特化した資格を取得していると良いでしょう。
痩身メニューは実際の手技が重要となるため、エステティックスクールなどで講習を受けていたり、実際のサロンで実技の経験を積んでいたりすると即戦力として働けます。
フェイシャルサロン
フェイシャルに特化したサロンの場合、一般的なエステサロンで使う資格のほとんどが活用できます。
顔の悩みはお客様によって千差万別であり、そこから適切な施術やスキンケア方法を導き出す必要があるため、お客様と向き合って正しく話が聞けるカウンセリング系の資格が活躍するでしょう。
もちろん皮膚の構造や化粧品の成分など、お客様の疑問に正しく応えられる知識も重要です。
脱毛サロン
脱毛サロンで働く場合、フェイシャルサロンや痩身サロンのようなマッサージの技術や知識はほとんど必要ありません。
カウンセリングの知識は活用できますが、フェイシャルなどに比べてお客様の悩みが「ムダ毛を減らしたい」ことに集約されているため、無理に専門の資格を取得しなくても良いでしょう。
一方、脱毛の場合は機器によって毛が抜ける仕組みや肌へのダメージについて正しく理解していなければなりません。
光脱毛機や電気脱毛機を正しく使うための資格もあるため、取得していると経験者として優遇されやすいでしょう。
ブライダルサロン
ブライダルサロンは一般的なサロンとは異なり、本番までのタイムリミットがあります。
限られた時間の中で最大限美しくなってもらうため、特に念入りなカウンセリングが必要となるでしょう。
フェイシャルや背中・腕を中心としたボディケア、脱毛、ネイル、歯のホワイトニングなど様々なメニューがコースとして組まれることもあるため、より幅広い知識を備えているスタッフが重宝されやすいといえます。
ホテルなどの宿泊施設
ホテルなどの宿泊施設の中には、エステやマッサージ・もみほぐしなどを併設しているところもあります。
エステの技術や知識はもちろん、お客様対応に役立つ資格を取得していると、ホテルのように最高級のおもてなしが必要となる職場でも働きやすいでしょう。
旅の合間にリラックスしてもらえるように、短時間でお客様の希望を聞き出す力も必要不可欠といえます。
美容室
近年はヘアスタイルに関することだけでなく、ヘッドスパやネイルなども受けられる美容室が増えてきています。
エステに関する資格を持っていると、その中でリラクゼーション専門スタッフとして働けることもあるでしょう。
こうしたトータルビューティーサロンの需要は年々高まっており、髪だけでなく全身のケアがしたいと感じるお客様から高い支持を得ています。
エステの資格を取得するには何日かかるのか
エステの資格には様々なものがありますが、中には最短1日から取得できる気軽なものもたくさん存在します。
その多くは自宅で講義を受けながらレポートを提出することで合格を目指すものであり、既に働いていて時間のない方でも受けやすいでしょう。
そのほかにも1日では取得できないものの、数日から10日程度で取得できる実技型の資格もあります。
エステティシャン養成スクールなどを選択した場合、専門学校のような扱いとなり、1年程度の通学が必要となる場合があります。
この場合は前者の資格に比べて多種多様な知識と技術を身に着けられるため、最短で一人前を目指したい方にもおすすめです。
まだ働きたいサロンが決まっていない方や、やりたい方向性が決まっておらず幅広い知識を付けたい方、トータルビューティーアドバイザーとして活躍したい方にも向いています。
エステの資格を短期で取得するには?
エステの資格を最短で取得するためには、大きく分けて3つの方法があります。
自力でコツコツ学習することが向いている方もいれば、講師に直接質問をしながら学びたい方もいるため、自分に合うものへ挑戦することが大切です。
短期コースがあるエステスクールに通う
エステスクールの中には短期集中型コースを設けているところもあるため、効率良くスピーディに取得を目指したい方におすすめです。
今は職に就いておらずまとまった時間が取れる方や、長期休みを使って通いたい方、遠方へ通うのが苦ではない方などにおすすめです。
通信講座で学ぶ
通信講座は自宅で取得までできるものもあれば、最後に会場へ出向いて試験を受けるものまで様々な種類があります。
いずれにしても自宅でしっかりと学習できるため、落ち着いた環境でもくもくと取り組みたい方に向いています。
仕事をしながらでも取り組みやすく、転職を考えている場合や、既にサロンへ就職している場合などにもおすすめです。
美容専門学校に通う
美容専門学校は、自力での学習に比べて細かなところまでしっかりとチェックしてもらえるため、より短期間で確実に技術や知識を身に着けることができます。
時間とお金がかかるものの、必要な技術や知識を余すことなく取り入れられるほか、お客様対応など細かな部分についても学べるでしょう。
短期間での独り立ちを目指している方や、どの施術に対してもしっかりと対応できるようになりたい方などにおすすめです。
エステの資格の種類
資格を取ってからエステティシャンを目指す場合、どの資格を取るのかによっても最適な働き方が異なります。
細かく内容が分かれた様々な資格があるため、その中から自分に合うものやサロンの方針に沿ったものを選びましょう。
今回は日本スキンケア協会が提供している9種類の資格をピックアップし、それぞれの魅力についてご紹介します。
1日で取得できる資格
スリムボディセラピスト資格
受講者満足度100%で、エステ王子こと日本一のエステティシャンと現役の人気エステティシャンが監修した、解剖学から生まれた痩身テクニックです。
ダイエット理論を学べる講義から、身体全体を対象とした技術講座まで、全ての内容をたった1日で学べる資格です。
何度も通う必要がないため、仕事をしながら技術を身に着けたい人や、忙しく遠方に出向く時間がない人にもおすすめです。
ただ痩せるだけでなく、リンパ・自律神経・筋肉・内臓機能へもアプローチし、血流・代謝UPすることで老廃物を流し、冷え性やむくみ、便秘にも効果抜群です。
機械ではなくオールハンドで行う施術のため、ダイエット目的だけでなくリラクゼーションにも通じる知識を身に着けられます。
小顔リンパフェイシャリスト資格
日本一のエステティシャン「エステ王子」監修!
顔のむくみやたるみの改善を目指すためのリンパマッサージですが、これに特化した技術をたった1日で身に着けられる資格です。
小顔効果だけでなく、たるみ改善・しわ改善・むくみ改善・美肌効果・ハリ・弾力UP・化粧のノリが良くなる・老廃物の排出を促す・ターンオーバーの促進・顔のコリ解消・目の疲れ解消にも効果があり、お客様一人ひとりの悩みに合った施術へと活かせるでしょう。
痛みを伴う施術で小顔を目指すのではなく、あくまでもリラックスしながら受けられるため、よりお客様に満足してもらいやすい点もメリットの一つです。
小顔ヘッドセラピスト資格
顔の皮膚と頭皮は全て繋がっているため、顔の悩みを改善するためには頭皮にもアプローチをしなければなりません。
小顔ヘッドセラピストの資格は、小顔になるためのヘッドマッサージ方法を学べるものであり、エステティシャンや美容師・理容師などから高い支持を得ています。
癒し・頭皮の血行促進、首コリの緩和、眼精疲労の解消、自律神経を整える、薄毛・抜け毛予防、睡眠改善効果があります。
機器や設備はもちろん、オイル、水や化粧品も不要なので、どんなサロンでも取りいれやすい技術です。
デコルテマイスター資格
デコルテには多くのリンパや筋肉が存在しているため、それらをほぐすことで様々な効果が期待できます。
美肌を目指す人、疲れを取りたい人など、様々な悩みに対しアプローチできるでしょう。
ボディの施術ではもちろん、フェイシャルの施術でもデコルテのマッサージが付属するコースもあるため、学んでおいて損はない技術といえるでしょう。
こちらも1日で取得でき、少人数で念入りな指導を受けられます。
短期で取得できる資格(通信講座)
スキンケアアドバイザー資格
自宅で動画を使って学習をし、レポートを提出し合格することで取得できます。
化粧品成分や皮膚構造といった基礎知識はもちろん、お客様一人ひとりの肌状態に合わせた最適なスキンケア方法を提案できる力が身につきます。
特に、正しいカウンセリング技術を習得できる点が特徴で、肌悩みを的確に聞き出し、信頼関係を築くための接客力も養えます。
美容業界で働きたい方はもちろん、既にエステティシャンとして活躍している方のスキルアップにも最適な資格です。
また、全ての工程を自宅にいながら取り組めるのも大きな魅力!
時間がなく資格が取れるか不安な人にもおすすめです。
スキンケアフェイシャリスト資格
エステティシャンとして活躍するために必要なフェイシャルの専門知識と技術を身に付けられる資格です。
皮膚科学の基礎から学び、肌の構造や働きを理解することで、お客様一人ひとりに最適なケアを提案できるようになります。
テキストに沿ってフェイシャルの理論を学べるほか、動画と解説BOOKを使ってフェイシャルの基本となるクレンジングの流れを視聴できるため、スクールへ通っているかのように充実した学習となるでしょう。
最後には自身のサロンを開業したり、店舗を運営したりといったノウハウまで紹介されています。
スキンケアカウンセラー資格
エステサロンにおいてもっとも大切なのは、第一に「お客様のお悩みを聞き出すこと」といえます。
そのためにカウンセリングの力を付け、お客様が話しやすい環境を作り出すことが重要です。
スキンケアカウンセラーとは、高度なスキンケア知識を持ってお客様へ接し、正しいカウンセリングをするための資格です。
皮膚科専門医とメンタルヘルスカウンセラーが監修したテキストを使っており、独学では得られない知識を広く身に着けられるでしょう。
サロン環境衛生管理士資格
サロンにおける資格といえばカウンセリングや施術を重視しがちですが、お客様が安心して来店するために正しい衛生管理を行う必要があります。
お客様の肌に直接触れるものはもちろん、サロン内の換気や机・椅子・ドアの消毒など様々な部分に注意する必要があるでしょう。
サロン環境衛生管理士資格は、エステや美容サロンにおいて感染予防に重きを置いた衛生環境管理ができる人材、そして、お客様に安心・安全を提供できる人材を育成するための資格です。
感染症を正しく理解し、施術環境の適正化や施術前の手指消毒等の徹底的な衛生管理をすることで、健全なサロン環境を作れ、施術者は安全にサロンワークができるようになり、お客様には安心してサロンに通っていただくことができます。
エステサロンだけでなく、ネイルサロンや脱毛サロンなどでも重要な知識となるため、今後の転職も考慮しつつ取得しておくことをおすすめします。
エステティシャンが独立・開業する方法
エステティシャンとしてサロンで勤務するだけでなく、独立をして自分のお店を構えたいと考える方も多いでしょう。
これまでに培った技術や知識・資格を役立てるほか、最寄りのサロンにはない独自の魅力を打ち出すことで、お客様の目に留まりやすいサロンとなります。
開業に関しても特別な資格を有する必要はないため、自分の得意とする分野を伸ばし、専門サロンとしてオープンすることもおすすめです。
開業するには事業計画書の作成や物件探し・内装工事などの様々な準備が必要となります。
自宅の一室で行う場合は設備投資に30万円程度、マンションやテナントを借りて行う場合は200万~500万円程度と大きな開きが見られます。
もちろんローンの利用もできますが、不測の事態に備えてしっかりと貯蓄をした上で行動すると安心です。
また、開業しただけではお客様からサロンを見つけてもらうことはできません。
地元の雑誌に掲載を依頼したり、ハッシュタグを使ってSNSの検索に引っかかるよう投稿したりしながら、自分のサロンをPRしていく必要があります。
伝手を使って紹介を頼むことも良いですが、やはり新規のお客様を確保しなければサロンとして運営を続けることは難しいため、広告やPR活動を積極的に行うことが大切です。
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まとめ
エステの資格には短期で取得できるものも多く、一人前のエステティシャンとして活躍するためにしっかりと役立ってくれるでしょう。
自力で資格を取るのか、はたまたスクールで学ぶのか、実際にサロンで実務経験を積むのか、自分に合った方法を検討してみてはいかがでしょうか。
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