2025年2月28日2025年3月5日美容コラム,美容と健康のアドバイス
美肌・美白へ導いてくれる救世主「グルタチオン」について
美の栄養素、なんだかわかりますか?
今回のキーワードは「グルタチオン」です。
グルタチオンの肌への効果
グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3 つのアミノ酸が連なったペプチド(化合物)で美容分野では注目が高い成分です。
特筆すべきは肌への効果。
紫外線や加齢による影響で過剰生成されるメラニンを阻止し、メラニンを黒くしない作用を発揮します。
そしてシミ・くすみ、そばかす、肝斑などの予防と改善に役立ち、美肌・美白へ導いてくれる救世主です。
さらに抗酸化作用を発揮し、身体の老化を防ぎ、生活習慣病予防の効果があります。
もう一つ注目は、解毒作用です。
肝臓での解毒を助けることで肝機能をサポートし、老廃物や有害物質をスムーズに排出することが可能です。
そしてお酒を飲んだ際の二日酔いの原因であるアセトアルデヒドを無毒化してくれます。
グルタチオンを含む食材
グルタチオンは古くから医薬品として認められており、食品では、レバー、牡蠣、アスパラガス、スプラウト、アボカド、トマト、キウイフルーツ、パン酵母
など様々な物に含まれています。
20 歳台をピークに体内では減少するので、外部から補給することが大切です。
さらにストレス、激しい運動、紫外線、飲酒、喫煙で減少が進みます。
減少すると疲れやすくなり肌荒れ、肝機能の低下、代謝の低下などがおこり、老化促進など美容、健康ともに悪影響を及ぼします。
グルタチオンを構成するそれぞれのアミノ酸について
グルタミン酸
旨味成分として知られています。
神経伝達物質として働き、神経系の調節という重要な役目を担っています。
また、脳内で有毒なアンモニアを無毒化する働き、ストレス解消、リラックス効果を持つGABA の原料になります。
システイン
髪や爪、皮膚にも存在する成分で美容効果をもつ栄養素として知られています。
抗酸化作用、肌のターンオーバーを正常化してシミや肌荒れを予防・改善する作用があります。
グリシン
皮膚のコラーゲンを生成するアミノ酸のうち約3 分の1 を占めていて皮膚の健康を保っています。
他に不眠の改善や抗酸化作用があります。
美の栄養素を意識して、不足しやすい物はしっかりと補うことが大切です。