2025年3月6日2025年3月6日美容と健康のアドバイス

痩せやすい身体を作るには生活の活動量を上げることがカギ

痩せるためには運動が必要と思っている方も多いでしょう。

 

なぜ運動かというと、運動によって消費カロリーが増えるからです。

 

痩せるためには消費カロリーが摂取カロリーよりも多くなればいいわけですので、その方法を考えてみましょう。

 

 

NEAT(non-exercise activity thermogenesis)というものがあります。

 

これは『非運動性身体活動』、つまり運動ではなく身体活動によるエネルギー消費というもので、肥満との関係が注目されています。

 

肥満者と非肥満者を比較した研究では、肥満者は歩行なども含めた立位による活動時間が、非肥満者よりも平均で約150 分も少なかったと報告されています。

 

つまり、座位での活動を減らして、家事などの日常生活活動を積極的に行うことにより、肥満の予防や改善に繋がるというわけです( 厚生労働省資料より)。

 

 

 

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1 日の消費エネルギーは基礎代謝、食事誘発性熱産生、身体活動代謝で構成されています。

 

基礎代謝量は年齢や体格、身体組成などによって変動しますが、総エネルギー消費の約60%を占めています。

 

食事誘発性熱生産は食品の消化や吸収などで使われるエネルギーで、総エネルギー消費の約10 〜20%を占めています。

 

身体活動代謝は、日常生活や運動などの身体活動によるエネルギー消費で、活動の強度、時間などによって変わります。

 

この身体活動代謝は個人の生活習慣や身体活動などが関与するため、個人差が大きいものになります。

 

 

 

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つまり、家事や仕事などの日常生活で行われる運動以外の身体活動(NEAT) を増すことにより、身体活動のエネルギー消費量を増加させることができ、痩せやすくなるという事になります。

 

普段の生活を考えた時、座っていることが多かったり動かないことが増えていませんか。

 

家事などをしながら痩せることにつながれば、メリットしかありませんよね。

 

しっかりと意識して、生活の中の活動量をあげてみましょう。

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

博士 width=

上村 孝司 先生

*博士(体育科学)

体育系大学・大学院修了後、複数の大学で学生への教育活動とスポーツ関連の研究活動に携わりつつ、スポーツ現場でのコーチングを行う。現在は大学での講師、フィットネス系企業のアドバイザー、コーチングセミナー、ヘルステック関連の仕事を行う。スポーツ現場や教育現場で培ったノウハウ、コーチング、カウンセリング、マネジメント等の理論と実践を用いて、様々な業種・職種へのコーチングやコンサルティング等を行う。

 

 

 

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