2025年4月18日2025年4月18日美容コラム

意外と知らない? 美容に欠かせない 『コラーゲン』について

コラーゲンはたんぱく質の一種

コラーゲンとは、「繊維状の構造を持った高分子たんぱく質」であり、その最も大きな役割は、「細胞や組織を結びつける役割」です。

 

のりや接着剤のように貼りつけるというよりも、それぞれの細胞を繋ぐ糸や架け橋のようなイメージです。

 

人間のからだの約60%は水分が占めており、脂質が15 ~ 20%たんぱく質は20%その他ミネラルなど数%で構成されています。

 

このたんぱく質の中の約30%をコラーゲンが占めています

 

 

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コラーゲンにも種類がある

人間の体内にあるコラーゲンは、現在までに分かっているところ全部で29 種類、Ⅰ型、Ⅱ型…という型で分類されています。

 

そのうち9 種類が皮膚に存在し、それぞれが重要な役割を果たしています。

 

特に真皮層に関しては、90% 以上がコラーゲン線維( Ⅰ型、Ⅲ型) で構成されています。

 

 

Ⅰ型コラーゲンについて

人間の体内に最も多く存在するコラーゲンです。

 

皮膚に存在するコラーゲンのおよそ90%を占めていると言われています。

 

Ⅰ型コラーゲンは弾力性があり、強く硬い繊維状のコラーゲンです。

 

真皮層内では網目状に張りめぐらされています。

 

このⅠ型コラーゲンが柱となりお肌の基礎を作りハリを保ちつつ、保水力に優れたヒアルロン酸やコラーゲンと力を合わせて弾力を保ち続けるエラスチンと力を合わせて、お肌の潤いや弾力を保っています

 

 

 

 Ⅲ型コラーゲンについて

Ⅲ型コラーゲンは、主に臓器などに多く含まれているコラーゲンで、細い繊維状のコラーゲンです。

 

細網線維という目の細かい網目状の構造で、柔軟性を与えてくれます。

 

赤ちゃんの柔らかい肌を作り出してくれるコラーゲンとして、「ベビーコラーゲン」とも呼ばれています。

 

 

 

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コラーゲン量は加齢とともに減少

美肌に大きな役割を果たすコラーゲンですが、加齢とともに徐々に減少してしまう上に、コラーゲンを作る力も衰えていってしまいます

 

健康的なコラーゲンの量は年齢を重ねるごとに減少し、25 歳をピークに40 歳では約1/2、60 歳で約1/3 になってしまうと言われています。

 

特にⅢ型コラーゲンは減少が著しく、Ⅰ型とⅢ型コラーゲンの割合は、赤ちゃんの時には4対1、大人になると10 対1になると言われているほど、年齢を重ねるにつれて減少していきます。

 

 

美しいお肌のためにも、真皮層の大部分を占めるコラーゲンを健やかに保つことは非常に重要です。

 

コラーゲンを外から取り入れてあげること、体内でコラーゲンを作る力を高めてあげることが、美肌ケアには必須とな
ります。

 

 

 

 

この記事を書いた人

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山口 郁実さん

*株式会社K2 ラボ 教育部
エステサロンさん向けに化粧品の勉強会や研修などを実施

 

 

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