2025年4月30日2025年4月30日美容と健康のアドバイス,食事
肌質を整え便通改善や免疫力アップさせる「味噌」について
美の栄養素、今回のキーワードは「味噌」です。
日本人のソウルフードでもある「味噌」は美容に欠かせない、栄養満点の食材です。
しかし近年、食の欧米化に伴い味噌を摂取する機会が減っています。
毎日味噌を意識していますか。
味噌の美容効果
味噌は原料に含まれる栄養素を微生物が分解・発酵した発酵食品で、これにより「栄養素の吸収率UP」「栄養素の増加」「保存性向上」「美味しくなる」などの効果を発揮します。
発酵食品を摂取することで腸内細菌が整い、肌質を整え便通改善や免疫力アップなどの効果が期待されます。
原料である大豆には良質な植物性たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン、鉄、亜鉛、食物繊維など美肌作りに欠かせない栄養素が豊富です。
重要な成分の遊離リノール酸とイソフラボン
特筆すべきは「遊離リノール酸」。
必須脂肪酸として知られているリノール酸が大豆に含まれていますが、発酵過程において遊離リノール酸となり、これがメラニン合成に必要なチロシナーゼという酵素が作られないように働きます。
それによりメラニン合成が妨げられ、シミ予防に効果的です。
もうひとつ、女性ホルモンと似た働きを持つとされるイソフラボンを豊富に含みエストロゲンを補う効果を発揮します。
コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促して肌をなめらかに美しく保つ働きや、抗酸化作用による美肌効果など美容に欠かすことができません。
味噌を選ぶ際・調理時のポイント
味噌を選ぶ際のポイントですが種類が豊富なので、下記の点を注意するとよいでしょう。
原材料は酒精(アルコール)など含まず、「大豆」「塩」「米や麦の麹」のみのシンプルな物を選んでください。
大豆は国産もしくは有機栽培を使用。
「生みそ」は加熱殺菌など熱処理をしておらず、菌が生きていてまだ発酵力のある味噌です。
しかし時間が経つと色も変わるなど変化があるので注意してください。
手作りも可能で、信頼できる原料で自分の好みに合わせた物を作ることができます。
食べ方のポイントとして高温で加熱すると乳酸菌などが死滅してしまうので、味噌汁を作る際には、味噌を入れたら煮込まないことが重要です。
野菜ディップ、味噌ドレッシング、和えものなど加熱しないでも楽しめる料理がたくさんあります。
日々の食生活に味噌を取り入れ、美を手に入れましょう。