2018年8月21日2018年8月21日皮膚科医に学ぶ正しいスキンケア

美容&スキンケア情報「ADM知ってますか?」

ADM知ってますか?

今日は、ADMというシミについて記載させていただきます。

 

ADMは真皮メラノサイトーシスという主に両頬に現れる青~灰褐色の色素斑です。
どのようなシミか気になる方は当協会顧問:濱野先生の病院HP(http://www.thetis-y.com/practice/worry/adm/)を参照してください。

 

ADMは左右対称性にあることも多いことから、よく肝斑と見間違えられることも多いシミの一つです。
しかし、色調や分布をみると明らかに肝斑とは異なるシミなのです。

 

 

 

 

早ければ10代から現れ、徐々に濃く、増えてくるものです。
一度出ると消えないシミの一つでもあります。黄色人種に多いのも特徴です。

 

普通のシミ、例えば老人性色素斑や肝斑、そばかすとの大きな違いは、病名の通り、色素分布が真皮コラーゲン層にあることです。
その他のシミより深い位置にあります。これは通常のシミ取りレーザーやフォトフェイシャルではとれません。
特殊なレーザー(主に使用するのは波長1064nm)で照射を繰り返すことで徐々に薄くなり、経過よければ消失します。

 

 

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ちなみに使用するレーザーにもよりますが、1、2回ではとれません。
なんとなく青っぽい、灰色っぽいシミが両頬にある時はこのADMを疑ってみてもいいでしょう。
化粧品やサプリメントで消失することはなく、レーザー治療しか方法がありません。

 

もし、自分の顔にも同じようなシミがありそれを何とか取りたいと思うなら、皮膚科、美容皮膚科を受診してください。
また、自分のお客様で疑わしいシミがある時は専門へ行くようにお伝えください

 

 

 


記事

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

 

 

 

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