2022年2月1日2024年1月19日大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

線維芽細胞を活性化してコラーゲンの産生を増加させる「パルミトイルトリペプチド-5」

パルミトイルトリペプチド-5はリシン(Lys)とバリン(Val)からなるトリペプチドのN末端をパルミチン酸で修飾したパルミトイルオリゴペプチドのひとつです。

 

パルミチン酸で修飾するのは、ペプチドの経皮吸収を促進するためです。

 

パルミトイルトリペプチド-5の配列はPal-Lys-Val-Lys-OHで、分子量は611.9です。

 

老化によって線維芽細胞の活性が衰えてくると、コラーゲンの産生が減少していき、時間が経つにつれてシワやたるみができやすくなります。

 

 

 

パルミトイルトリペプチド-5は真皮でトランスフォーミング グロースファクター-β (TGF -β)の刺激を介して線維芽細胞のコラーゲンの産を増加させます。

 

パルミトイルトリペプチド-5はシワやたるみを防ぐエイジングケア成分です。

 

 

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この記事を書いた人

前田 憲寿 先生

前田 憲寿 先生

*医学博士

*東京工科大学 応用生物学部 教授

*日本スキンケア協会 顧問

*特許庁 機能性皮膚化粧料調査委員会 委員長

九州大学大学院薬学研究科、東北大学大学院医学研究科を経て、資生堂ライフサイエンス研究センター皮膚科学研究所にて主任研究員を務める。2007年に東京工科大学バイオニクス学部教授、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。2008年より、同大学応用生物学部、バイオ・情報メディア研究科教授に就任。専門分野は、香粧品科学、皮膚科学、分子細胞生物学、生化学、薬理学など。テレビなどのメディア出演も多数。

 

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