2022年4月7日2024年6月6日お肌のトラブルケア

肌と弱酸性のアイテムの関係性について

こんにちは。

 

スキンケアアイテムで“弱酸性”という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、肌と弱酸性のアイテムはどのように関係しているのでしょうか。

 

pHについて

pHは物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値です。

 

pH=7の場合は中性と呼ばれます。

 

数値が小さいほど酸性が強く、逆に大きくなるほどアルカリ性が強いとされます。

 

 

アルカリ性はの化粧品は肌を少し乾燥させます。

 

使いすぎると水分の蒸発を促進させますので注意が必要です。

 

石鹸水を使った後に肌が乾燥する理由もその一つ。

 

温泉水も弱アルカリ性の水質だと肌がつるつるになり、皮膚表面の汚れが落ち、きれいになります。

 

 

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弱酸性が作り出す肌状態

弱酸性は細菌が繁殖しにくく、肌トラブルが起きにくい理想の状態で、pH=4~6くらいです。

 

皮膚表面は汗腺から出た汗と、皮脂腺から出た皮脂とが混ざり合って皮脂膜をつくり、表面を潤わせ保護しています。

 

その皮脂膜のバランスの良い状態が弱酸性になります。

 

肌は弱酸性なので石鹸を使ったりするとアルカリ性に傾きます。

 

そのままアルカリ性に傾いた状態が続くと皮膚の抵抗力が弱まり、肌荒れの原因になります。

 

しかし肌は本来の弱酸性に戻ります。

 

この肌本来の弱酸性に戻す能力を『アルカリ中和能』といいます。

 

 

 

アルカリ中和能は皮脂の分泌量によって差が生じます。

 

女性ホルモンの分泌が多くなると皮脂の分泌が少なくなり、肌が乾燥します。

 

この状態になると、アルカリ中和能力が弱まる=肌が敏感になりやすくなるので、化粧品の使用には注意が必要です。

 

 

 

 

肌質に合わせた化粧品・石鹸選び

アトピー性皮膚炎・乾燥肌には、弱酸性化粧品が好まれます。

 

皮脂・汗が多い人は石鹸を使用し、肌が乾燥する人は保湿剤の含まれる液体石鹸を使用すると良いでしょう。

 

 

日本は四季によって温度や湿度が異なり、それによって肌も変化します。

 

冬の紫外線は弱く、肌への影響は少なくなりますが、湿度が低いため肌が乾燥しやすい状態に。

 

夏は湿度が高いためあまり乾燥しませんが、紫外線が強く肌への影響は大きいです。

 

季節や肌状態によって化粧品を選択することが大切です。

 

 

 

引用:「しっかり学べるスキンケア教本」

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。

 

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