2022年6月6日2022年6月6日お肌のトラブルケア
美肌に欠かせない保湿剤にはどんなものがあるの?【7選】
★代表的な保湿剤
紫外線が強くなっていくこれからの時期に、保湿はとても重要です。
① グリセリン
動植物油脂から作られる、無色、無臭、 透明の粘性のある液体です。
天然油脂類をアルカリでけん化させた時に石けん成分とともにできます。
吸水性が高く、保湿効果を目的に化粧水からクリームまで幅広く配合されています。
皮膚に対して柔軟効果があり、肌馴染みも良く、感触の調整剤としても使用されます。
② BG (1,3-ブチレングリコール)
アセトアルデヒドから合成される多価アルコール類で、無色無臭でやや粘性のある液体です。
肌への刺激が少なく、
グリセリンよりさっぱりとした感触なので、若い人向けの化粧品の保湿剤に多く使用されています。
加えた香料も長持ちします。
③尿素
牛の羊膜の分泌液から発見された成分で、水に溶ける白色の粉末です。
尿素から合成されたり、コンフリーなどの植物から抽出されて原料化されています。
消炎効果や細胞を活性化する働きがあるので、
肌荒れを防ぐ目的で化粧品に配合されています。
また育毛作用もあるので、育毛製品にも使われています。
④ヒアルロン酸ナトリウム
ニワトリのトサカから、たんぱく分解酵素で加水分解したり、弱アルカリで抽出したりして得られる白色から薄黄色の粉末です。
ヒアルロン酸分子の中に非常に多量の水分を含むことができ、その性質から強力な保湿成分としての応用が盛んになっています。
天然のヒアルロン酸だけではなく、
近年は、微生物を用いて発酵させて大量に生産できるバイオヒアルロン酸が多く、他の保湿成分(コラーゲンなど) と組み合わせることで、相乗効果があります。
基礎化粧品や、 メイクアップ化粧品、 頭髪用化粧品に使用されています。
⑤プラセンタエキス
主に豚の胎盤から血液を除き、新鮮な状態で凍結させたものから、 無菌的に抽出・精製したエキスです。
胎盤は、アミノ酸、ビタミン類をはじめとして
薬理効果のある種々の成分を豊富に含みます。
皮膚の代謝を上げることから美白成分としても使用されています。
⑥コラーゲン
加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲンなどと
表記されますが、多くは牛または豚の皮から抽出されます。
また、 サケ、 タラ、カレイなどコラーゲンを多く含む魚類の皮からも抽出(魚コラーゲンという)されます。
保湿効果に優れ、加水分解の方法により分子の大きさは異なり、感触や効果も異なります。
小さいものほど浸透性に優れ、保湿の持続時間が長くなります。
⑦セラミド
セラミドは角層が健康な状態を維持するための重要なエモリエント成分なので、乾燥から肌を守るための化粧品に多く使用されている安定性の高い原料です。
NMF と呼ばれる、 乳酸ナトリウム塩、 PCA ナトリウム塩、アミノ酸類などとの相乗効果を得るための応用が研究されています。
《参考書籍》
日本スキンケア協会公式テキスト「しっかり学べるスキンケア教本」
著者
小野 浩二(おの こうじ)先生
エステティックコンテスト全国大会1位
一般社団法人日本スキンケア協会 代表理事
日本ダイエット健康協会 理事
日本エステティック業協会(AEA)認定講師
大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書.DVD25冊出版
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