2022年6月8日2024年6月26日美容コラム
肌の引き締め効果を持つ収れん成分とは?
収れん成分とは、肌を収縮させ引き締める効果を持つ成分です。
今回は、その収れん成分にどんなものがあるのかをご紹介します。
クエン酸
柑橘類の果実(レモンやオレンジなど)に多く含まれている有機酸で、動植物界に広く分布しています。
原料は、デンプン類を発酵させて作られています。
通常、動植物内にはナトリウムなどの塩類として存在しています。
収れん効果の他に、 pH調節作用もあり、キメを整え、細胞の代謝も促します。
タンニン酸
植物に含まれる、 ポリフェノール性の化合物です。
黄白色~薄褐色の粉末、またはフレーク状の固まりで、 アルコールやアセトンによく溶けます。
収れん効果が強い上に、抗酸化作用や、美白効果などもあります。
しかし、 空気や日光で変質しやすく、アルブチンやコラーゲンと配合すると沈殿が生じる場合もあります。
塩化アルミニウム(成分表示名:塩化cl)
塩化アルミニウムは、白色〜微黄色の結晶性粉末です。
デオドラント商品に多く使用されています。
○○アルミニウムと記載されている成分(例えば、クロルヒドロキシ Al) は大体この分類に入ります。
その他の成分
・イタドリ根エキス
・オウバクエキス
・海塩
・ハマメリスエキス
・マロニエエキス
・酒石酸
《参考書籍》
日本スキンケア協会公式テキスト「しっかり学べるスキンケア教本」