2022年8月17日2023年10月26日お肌のトラブルケア,美容コラム
おでこの肌荒れはなぜ起こる?原因と正しい対策・予防のポイント
顔の肌荒れやニキビ、吹き出物は特に目立つため、できるだけ早めに改善したいものです。
特に、おでこの肌荒れやニキビは気づかないうちに現れていることも多く、ひときわ目立つため厄介な場所でもあります。
肌荒れを改善するためにクレンジングや洗顔を入念に行っていても、なぜか悪化してしまうといった経験をおもちの方も多いはず。
そこで今回は、おでこの肌荒れはなぜ起こるのか、主な原因を紹介するとともに、正しい対処方法や予防法、肌荒れを悪化させないためのポイントについても詳しく解説します。
おでこの肌荒れによって起こる症状
おでこが肌荒れを起こしたとき、主にどのような症状が現れることが多いのでしょうか。
肌荒れの程度によっても現れる症状は異なりますが、比較的軽度な症状としては肌のザラつきが挙げられます。
乾燥肌のような状態になり、手で触ったときにハリがない感覚が見られます。
さらに症状が悪化していくと、発疹や赤み、ニキビなどが発生することもあります。
おでこに肌荒れ・ニキビなどを引き起こす原因
では、おでこに肌荒れやニキビなどの異常が現れるのは何が原因なのでしょうか。代表的な6つの原因を紹介します。
▶関連記事:ニキビや角質バリア強化にも効果がある美白有効成分 『リン酸L-アスコルビルマグネシウム』
毛穴づまり
洗顔の際に洗顔フォームを流しきらないまま放置しておくと、毛穴に薬剤が詰まって肌荒れを起こすことがあります。
特におでこは、しっかりと洗い流したつもりでもわずかに泡が残りやすい部分です。
また、洗顔フォーム以外にも整髪料が前髪からおでこに付着し、毛穴づまりを起こすことがあります。
髪の毛の刺激
髪の毛は静電気をためやすく、空気中に浮遊している雑菌やホコリなどを吸着しやすい特徴があります。
前髪に付着した雑菌やホコリが、おでこに触れることで毛穴に進入し、肌荒れの原因になることも少なくありません。
ホルモンバランスの乱れ
髪の毛を起因としたものばかりではなく、ホルモンバランスの乱れから肌荒れが発生することもあります。
生活習慣の乱れや強いストレス、睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れ、通常よりも皮脂の分泌量が増大します。
その結果、ニキビや吹き出物が発生するケースもあるのです。
紫外線・乾燥
本来、肌の表面には適度な水分量を保持するために皮脂がバリアの機能を果たしてくれています。
しかし、強い紫外線を浴びると肌が乾燥しやすくなり、バリア機能が低下します。
その結果、外部から菌などが進入しやすくなり肌荒れの原因となります。
雑菌の繁殖
枕やシーツといった寝具や、入浴後に使用するタオルなどには汗や皮脂が染み付くことがあります。
汗や皮脂が染み付いた寝具やタオルを長時間放置しておくと、雑菌が大量に繁殖し、その状態で皮膚に触れてしまうと雑菌が進入し肌荒れを起こすことがあるのです。
整髪料
整髪料のなかには刺激の強いものも多く、肌に直接触れてしまうと体質によっては肌荒れを引き起こすこともあります。
肌荒れを改善する方法は?
おでこが肌荒れしやすい、または肌荒れがなかなか治らずに困っている方は、どのように改善すれば良いのでしょうか。
特に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。
洗顔やクレンジングの見直し
肌荒れを改善するうえでもっとも重要なのが洗顔やクレンジングの方法です。
肌を清潔に保つために、洗顔の際に強い力で擦ってしまう方も多いと思いますが、このような方法で肌にダメージを与えてしまい、かえって肌荒れを悪化させる原因になります。
たっぷりの泡で肌を傷つけないよう優しく洗いましょう。
また、クレンジングや洗顔が終わった後もタオルでゴシゴシと拭き取るのではなく、タオルを軽く押し当てるようにして水分を吸着させることをイメージしてください。
▶関連記事:洗顔後のスキンケア≪化粧水、美容液、乳液・クリーム≫の使い方
泡をしっかり流す
毛穴づまりを防ぐためにも、洗顔フォームや石鹸などの泡はしっかりと洗い流すことも重要です。
水分を拭き取る前に必ず鏡を見て、おでこの部分や生え際の部分に泡が残っていないか確認しましょう。
スキンケアを見直す
洗顔やクレンジングを終えた後は、そのまま乾かしておくのではなく、できるだけ早めにスキンケアをして保湿するようにしましょう。
基本的な順番は、たっぷりの化粧水で肌に水分を浸透させた後、美容液を塗って乳液でカバーします。
ただし、スキンケア商品によっても使用する順番が変わることがあるため、使用方法の確認は必須です。
髪型に注意
おでこに前髪が触れるような髪型だと、髪に付着した整髪料やホコリ、雑菌などがおでこに付着し、肌荒れを悪化させる要因になることもあります。
基本的なスキンケアをしているのに肌荒れが治らない場合には、前髪がおでこに掛からないようにアップの髪型にするなど工夫してみましょう。
食生活の見直し
ニキビや吹き出物に悩んでいる方は、日々の食生活に原因がある可能性もあります。
特に、糖質や脂質の多い食事は肌荒れを悪化させる要因になるため、バランスの良い食事を心がけましょう。
おでこの肌荒れ予防の正しいケア方法・注意点
おでこの肌荒れが改善できたら、今後も健康的な肌を維持するために予防に心がけたいものです。
具体的にどのようなポイントに注意すべきなのか、毎日実践できる肌荒れ対策ポイントを8つ紹介しましょう。
刺激を与えない
肌荒れの主な原因となるのは、紫外線や摩擦といった外部からの刺激です。
クレンジングや洗顔の際に強い力で擦るのを避けることはもちろんですが、日々の生活のなかでも紫外線対策をするなど、可能な限り外部刺激から守ることが重要です。
規則正しい生活リズムを意識する
不規則な生活は肌に負担をかけ、肌荒れを悪化させる原因になります。
十分な睡眠時間を確保しながら、毎日一定の生活リズムを維持することを心がけましょう。
清潔な状態を保つ
一見すると清潔に見える肌も、毛穴に汚れや皮脂が詰まっていることは意外と多く、それが原因でニキビや吹き出物が発生することもあります。
おでこは常に清潔な状態を保ち、雑菌が繁殖しないようこまめなケアを心がけましょう。
飲み薬や塗り薬を使う
肌荒れが進行し炎症や赤み、吹き出物が悪化してくると、基本的なスキンケアでは対処できなくなることもあります。
これを改善するには、飲み薬や塗り薬で細菌の繁殖を防ぐほかありません。
症状によっても適切な治療法は異なるため、皮膚科を受診し薬を処方してもらいましょう。
おでこのバリア機能を維持する
肌が乾燥した状態だと、本来皮膚がもっているバリア機能が役割を果たさずに炎症が悪化することがあります。
適度な潤いを維持するために、乳液やクリームなどで肌の油分を補給し、バリア機能を維持させましょう。
サプリメントを摂る
慢性的なビタミン不足が肌荒れの原因になっていることも少なくありません。
特に肌荒れに有効なビタミンB1やB2、B6といった栄養素をサプリメントから補うのも有効な方法です。
フェイシャルエステ(ケミカルピーリング)を受ける
ニキビや吹き出物の跡が取れずに悩んでいる方は、フェイシャルエステで健康的な肌を取り戻す方法もあります。
ケミカルピーリングともよばれるこの方法は、専用の薬剤を塗布することで古い角質を取り除きます。
ニキビ跡の除去だけでなく、シミやそばかすの改善にも効果を発揮します。
イオン導入を受ける
ケミカルピーリング以外にも、エステサロンではイオン導入といった施術を受けることも可能です。
これは特殊な機器を使用し、肌に微弱な電流を流すというもの。
イオンの力で美容液の成分を肌に浸透させ、健康的な肌を取り戻します。
肌荒れ、ニキビを悪化させる食べ物
糖質や脂質の多い食事は肌荒れやニキビ、吹き出物を悪化させる要因になると紹介しましたが、具体的にどのような食品が該当するのでしょうか。
まず、ニキビや吹き出物の原因になりやすいのがチョコレートです。
チョコレートには砂糖と脂質が含まれており、食べすぎによって肌荒れを引き起こすケースが少なくありません。
また、スナック菓子や唐揚げ、天ぷら、フライなどの揚げ物も多くの脂質が含まれているため、大量に摂取すると皮脂が過剰に分泌されニキビの原因になることがあります。
さらに、香辛料を多く含む激辛料理も肌荒れを悪化させることがあるため、刺激物の過剰な摂取には注意が必要です。
肌荒れ改善におすすめの栄養素
では、肌荒れに悩んでいる方にとって有効な栄養素にはどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な栄養素としては、上記でも紹介したビタミンB群(B1、B2、B6など)が挙げられます。
また、たんぱく質は肌を構成する細胞の原材料としても知られており、体づくりにおいても欠かせない栄養素です。
さらに、ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用をもっており、紫外線のダメージから肌を守ってくれる役割も果たします。
▶関連記事:しみに効果のあるアスコルビルエチル(ビタミンCエチル)
コンビニで買える美肌食材
バランスのとれた食事は美肌を維持するための基本ではあるものの、毎日仕事に追われているなかで健康的な食生活を送ることは難しいものです。
しかし、普段利用しているコンビニでも、意外と美肌に良い食材は豊富に販売されています。
たとえば、たんぱく質を摂りたい場合にはサラダチキンや、納豆、枝豆がおすすめ。
また、ゆで卵にはたんぱく質のほかビタミンB群も豊富に含まれており、ビタミンCの補給にはサラダやフルーツなども効果的です。
肌荒れが気になる時のメイクのポイント
肌荒れがひどいものの、仕事に行くためにメイクはしなければならないというケースも多いでしょう。
肌へのダメージを最小限に抑えるためには、リキッドタイプのファンデーションではなくパウダータイプのファンデーションがおすすめです。
リキッドタイプは毛穴をふさぎやすく、肌荒れが悪化する原因になることもあるため、できるだけ肌への負担が少ないパウダータイプを選びましょう。
また、メイクの際に使用するパフは複数回使っていると雑菌が繁殖し、肌荒れをさらに悪化させることもあります。
そのため、メイクの際には必ず清潔なパフで行うことが鉄則といえます。
マスクによる肌荒れも要注意
コロナ禍で日常的にマスクを着用する機会も増えました。
マスクをしていると顔全体がしっとりして肌にメリットがあると感じる方も多いと思いますが、実は必ずしもそうではありません。
マスクを着用していると肌との摩擦が生じやすく、少しずつダメージが蓄積していき肌荒れの原因になることも多いのです。
また、マスクの内部はつねに蒸れた状態になっているため、細菌が繁殖しやすい環境であるともいえます。
マスクが不要な場面では極力外すことはもちろんですが、細菌の繁殖を防ぐためにも清潔なマスクを使用し、汗をかいてきたらこまめに拭き取るなどの対策も必要です。
まとめ
今回紹介してきたように、おでこに肌荒れやニキビ、吹き出物などが発生する要因にはさまざまなものがあります。
紫外線や摩擦、細菌といった外部刺激によるものから、日々の生活習慣が影響している場合もあり、症状に合わせて適切な対処が求められます。
肌の乾燥やハリの低下など、軽度な症状であればスキンケアを見直すだけでも改善できますが、大量のニキビや吹き出物が出てきたり、激しいかゆみを感じるようになってきた場合には、早めに皮膚科を受診し適切な処置を受けるようにしましょう。
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