2022年8月12日2023年10月26日お肌のトラブルケア
セルフエステは従来のエステサロンと何が違う?施術内容や気になる料金相場も解説
エステといえばエステサロンへ通い、プロのエステティシャンから施術を受けるのが一般的です。
しかし、施術する部位によっては見られるのに抵抗を感じる方や、身体にコンプレックスを感じている方も少なくありません。
そのような方を中心に人気を集めているのが「セルフエステ」です。
今回の記事では、従来のエステサロンとセルフエステは何が違うのか、セルフエステで受けられる施術や期待される効果、気になる費用相場も含めて詳しく解説します。
セルフエステとは?
セルフエステとは、エステサロンに在籍しているプロのエステティシャンが施術をするのではなく、利用者自身が施術をするサロンのことです。
「セルフ」という言葉を聞くと自宅で行う施術をイメージする方も多いですが、セルフエステはあくまでもサロンに出向き、利用者自身が施術する方式です。
セルフエステの人気は年々高まっており、従来のエステサロンとは別にセルフエステ専門店も続々と出店しています。
セルフエステと通常エステサロンの違い
従来の一般的なエステサロンとセルフエステの最大の違いは、スタッフが担う業務が異なることです。
一般的なエステサロンの場合、施術の説明から専用の機器を使った施術までをスタッフが担いますが、セルフエステの場合はスタッフが施術を行うことはなく、利用者自身が機器の操作をして施術します。
そのため、セルフエステに常駐しているスタッフは、主に利用者に対する機器の操作方法や注意点を説明するとともに、何らかのトラブルが発生した場合にはその対応も行います。
セルフエステでは一般的なエステサロンよりもスタッフの数が少ないことも特徴といえるでしょう。
セルフエステの効果
「利用者自身が施術するセルフエステは、一般的なエステサロンと比べて効果が期待できないのでは?」と不安に感じる方も多いでしょう。
確かにセルフエステで用いられる機器は利用者自身が使用することを前提としているため、安全性の観点から出力が抑えられていたり、施術可能な範囲が通常よりも狭い機器もあります。
正しい使用方法を守って丁寧に施術をすれば、一般的なエステサロンにも負けない効果が期待できるのは事実です。
実際にセルフエステを体験したユーザーの口コミを見ても、
「シワが目立たなくなった」
「フェイスラインが細くなった」
「痩身エステで身体が引き締まってきた」
などを実感している方もいるようです。
ただし、セルフエステも一般的なエステサロンも、美容クリニックの施術で用いられる機器よりも出力は低く、効果が限定されがちなのも事実。
数ヶ月単位で通い続けると一定の効果は期待できますが、効果が現れる前にセルフエステへ通うことをやめてしまうケースも多いようです。
セルフエステのメリット・デメリット
従来の一般的なエステサロンに比べて、セルフエステにはさまざまなメリットがあります。
しかし、利用者自身が施術をしなければならないことで、デメリットがあることも事実です。
具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか、それぞれ比較してみましょう。
セルフエステのメリット
セルフエステのメリットは以下の3点です。
・コストが抑えられる
スタッフが施術をする従来のエステサロンよりも、セルフエステは常駐するスタッフの数を最小限に抑えられます。
その分人件費も抑制できるため、安価なコストで利用できます。
・料金が明確で分かりやすい
通常のエステサロンでは施術部位や施術内容に応じてパック料金が設定されていることが多く、たとえば「◯回の施術で◯万円」といった料金を支払わなければなりません。
しかし、セルフエステの場合はこのようなパック料金がないケースがほとんどで、月額定額制または1回の通院ごとに料金を支払うパターンが一般的です。
・プライバシーが確保できる
施術部位によっては、エステティシャンに見られたくないと感じる場合もあるでしょう。
もちろん、エステティシャンは利用者のプライバシーに十分配慮していますが、利用者にとって心理的抵抗は拭いきれないものです。
そのような場合でも、セルフエステであれば安心して施術を受けられます。
セルフエステのデメリット
反対に、セルフエステのデメリットとして挙げられるポイントを2つ紹介します。
・機器の使い方をマスターする必要がある
セルフエステでは機器の使い方に関する案内書きや説明書がありますが、施術の効果を高めるためには使用方法をマスターしコツを覚える必要があります。
はじめてセルフエステに訪れた方が、最初から機器の使用方法をマスターすることは難しく感じることもあるでしょう。
・身体の部位によっては施術が難しいことも
セルフエステの場合、腕や腹部、脚などは比較的施術しやすいですが、背中やVIOゾーンなど、物理的に手が届きにくい場所は施術の難易度が高いというデメリットがあります。
また、背中などの見えづらい場所を施術しようとしたとき、機器がどの程度の範囲までカバーできているのか分からず、施術ムラが生じることも考えられます。
セルフエステでできること
セルフエステではさまざまな機器が設置されており、目的や用途に応じて使い分けることができます。
店舗によっても対応できる施術は異なりますが、今回は代表的な9つの施術を紹介しましょう。
キャビテーション
キャビテーションとは、特殊な超音波を身体に照射することで脂肪に細かい振動を与え、乳化させることで体外に排出する施術方法です。
脂肪だけでなく体内に溜まった老廃物も排出できるため、痩身効果が期待できます。
EMS
EMSとは「Electric Muscle Stimulation」の略称で、電気の力で筋肉を刺激する施術方法です。
筋力トレーニングのような効果が期待でき、基礎代謝を向上させ健康的に痩せる身体をつくり上げることができます。
ラジオ波(RF)
ラジオ波とは周波数の低い電磁波を身体に当て、温熱効果を発揮する施術方法です。
ラジオ波を当てると身体を構成する分子が振動し、その摩擦によって熱が生まれます。
ラジオ波とほかの施術を組み合わせることで痩身効果の向上が期待できます。
脱毛
エステサロンでも定番の施術である脱毛。セルフエステでもプロ仕様の脱毛器を使用でき、家庭用脱毛器と比べて効果を体感しやすいメリットがあります。
LED
LEDとはその名の通り、LEDライトを肌に照射する施術方法です。
赤色や緑色、黄色などさまざまな色のLEDがあり、色によって肌のターンオーバー促進や代謝のアップ、美白効果などさまざまな美肌効果が期待できます。
超音波
2kHz以上の超音波を身体に照射する施術方法です。
セルライトを分解し脂肪の燃焼を促進する効果や、美肌効果、血行の促進といったさまざまな効果が期待できます。
イオン導入
イオン導入とは、美肌に有効な成分であるビタミンCなどを特殊な機械によってイオン化し、肌の内部まで浸透させる施術です。
化粧水や美容液を肌に塗るよりも浸透しやすいメリットがあります。
スクライバー
スクライバーとは、通常の洗顔では落としきることが難しい毛穴の汚れを、特殊な機械によって洗浄する施術です。
超音波の力によって細かな振動を肌に与え、霧状にしたクレンジング剤を吹きかけることで毛穴汚れを除去します。
ポレーション
ポレーションとはエレクトロポレーションともよばれ、電気の力によって肌に微細な穴をあけ、美容成分を浸透させやすくする施術です。
イオン導入や超音波といった方法よりも浸透効果が高いとされており、短期間で美肌を目指したい方におすすめの施術方法といえます。
セルフエステの選び方
手軽に利用できることが強みのセルフエステですが、せっかく通うのであれば自分にとって合った店舗を選びたいものです。
そこで、セルフエステはどのようなポイントに注意して選ぶべきなのか、3つの点を紹介しましょう。
通いやすさ
セルフエステは一度通っただけで施術の効果が現れるものではなく、定期的に通い続ける必要があります。
そのため、自宅や職場から近く通いやすい店舗を選ぶことが大前提といえるでしょう。
機器や設備の充実度
上記でも紹介した通り、セルフエステでは痩身や脱毛、スキンケアなどさまざまな施術を行っています。
しかし、店舗によっては設置してある機器が限られ、一部の施術は受けられないことも。
自分自身がどのような施術を受けたいのか、そのための設備が整っているかをしっかり確認しておきましょう。
料金体系
セルフエステの多くは、1回の利用ごとに◯円、または1カ月ごとの定額制といった料金体系を設定している店舗が一般的です。
施術内容や使用する機器によっても料金の条件は変わってくることがあるため、1カ月あたりの予算に収まるか確認しておきましょう。
セルフエステの料金や費用は?
セルフエステの料金相場は利用できる時間帯や1日あたりの利用時間によっても異なる場合が多いです。
料金を抑えるのであれば、日中の時間帯限定のプランがおすすめ。
1日あたり60分以内の利用で1カ月4,000円程度で利用できるセルフエステもあります。
一方、出勤前や仕事終わりなど時間帯を問わず利用したい方には、オールタイムのプランがおすすめ。
1日あたり60分以内の利用であれば、1カ月1万円前後の料金が相場となっています。
通う頻度や間隔は?
短期間で効果を得るために、「毎日の日課としてセルフエステに通いたい」と考える方もいるかもしれません。
しかし、施術内容にもよりますが、あまりにも高頻度でセルフエステに通うと身体への負担が大きく、逆効果となってしまうケースもあります。
たとえば、上記で例に挙げたEMSやラジオ波、超音波、イオン導入などの施術は、施術の間隔を1〜2週間程度あけるのが良いとされています。
施術内容によっても適切なブランクは異なるため、店舗のスタッフに相談してみましょう。
セルフエステの効果を上げるためのヒント
セルフエステではプロ仕様の機器や設備が使用できるという魅力がありますが、施術を行うのはあくまでも利用者自身です。
そのため、機器の使用方法が誤っていたり、コツを把握しないまま使用してしまうと、思うように効果が得られないことも。
セルフエステの施術効果を上げるためには、機器を使用する前に基本的な使い方をマスターしておくことが何よりも重要です。
店舗には機器の使用方法に関して説明書や案内がありますが、「この使い方で合っているのか?」と少しでも不安に感じたら、店舗スタッフに聞いてみましょう。
セルフエステで痩せられるのはこんな人
セルフエステを利用する方にはさまざまな目的がありますが、なかでも代表的なのがダイエットです。
しかし、そもそも「エステで本当に痩せられるのか?」と疑問に感じたり、過去に痩身エステで効果が得られなかったという方も多いでしょう。
セルフエステでダイエットに成功する人の特徴としては、施術と合わせて食事を含めた生活習慣を見直し、セルフエステへ定期的に通い続けられる人が挙げられます。
セルフエステで施術を受けたからといって、暴飲暴食や不規則な生活、過度な飲酒といった生活習慣を見直さない限りは痩身効果が期待できません。
また、短期間で効果が見られなかったからといって、途中でセルフエステに通うのをやめてしまうことも厳禁です。
お家でできるセルフエステにもチャレンジしてきれいに!
エステサロンでしか使用できないプロ使用の機材を手軽に利用できるセルフエステ。
「エステティシャンに施術を受けるのに抵抗を感じる」という方には最適な方法です。
しかし、セルフエステで施術を受けたからといって、不規則な食生活や過度なストレス、喫煙や飲酒が習慣化したままだと思うような効果が得られないことも。
自宅に帰ってからも日々の生活を見直し、きれいになるための努力を継続することもセルフエステの一環といえるのです。
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