2022年9月2日2022年9月2日スキンケアの基礎知識,美容コラム
スキンケアにおいて最も重要な表皮の仕組み
私たちの皮膚の1番外側
『表皮』
の仕組みについてご紹介いたします。
表皮とは?
皮膚の3層構造の最も外側で、スキンケアにおいても重要な部分です。
表皮の厚さは約0.2mmですが、 この厚さは身体の部位によって異なり、 足裏や手掌は厚く目の周りは非常に薄くなっています。
表皮は更に4つの層に区別され、 表面から、
角質層
↓
顆粒層
↓
有棘層
↓
基底層
の順に構成されています。
主に基底層で表皮の細胞 (角化細胞)が作られ、
作られた細胞は細胞分裂によって形を変えながら、
基底層から有棘層→顆粒層→角質層へと細胞を押し上げて移動します。
最終的には角質細胞となって皮膚の最外部へ移動し、 最後には角片 (アカやフケ) となって剥がれ落ちます。
角化作用について
基底層から顆粒層までの角化細胞は中心に核を持っています。
それが角質層に達すると無核化し、細胞は死んだ状態となります。
角化とは、基底層で作られた角化細胞が成熟し変化する現象のことをいいます。
ターンオーバーについて
角化細胞が基底層での細胞分裂から、
成長と共に姿を変えながら角質層へと押し上げられ、 最後には角片となって剥がれ落ちます。
この期間のことをターンオーバーと呼びます。
この期間は部位や年齢により異なりますが、 正常な皮膚では約28日間です。
基底層で作られた細胞が角質細胞になるまでに14日間、更に剥れ落ちるまでが14日間といわれています。
ターンオーバーの乱れについて
何らかの原因でターンオーバーが順調に行われないと、角質が肥厚し透明感がなくなります。
皮膚表面には滑らかさがなくなり、保湿機能が低下して乾燥を招く原因となります。
カサつきや肌荒れの原因ともなるため、美しく肌を保つためには、ターンオーバーが順調に行われていることが重要です。
《参考書籍》
日本スキンケア協会公式テキスト「しっかり学べるスキンケア教本」
記事
小野 浩二(おの こうじ)先生
エステティックコンテスト全国大会1位
一般社団法人日本スキンケア協会 代表理事
日本ダイエット健康協会 理事
日本エステティック業協会(AEA)認定講師
大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書.DVD25冊出版
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