2022年11月24日2022年11月24日お肌のトラブルケア
ビタミンCのあれこれ⑨
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ビタミンCが細胞、各組織内ではどのように振舞うかについて、前回は『脳』についてお話しました。
今回も引き続き、ビタミンC分布量の多い『脳』、特に脳幹部分にスポットを当てます。
脳幹という部分は中枢神経系を構成する器官集合体で、広義では、間脳と中脳、延髄、橋、間脳からなります。
これらは、生命維持には欠かせないとても大切な部分です。
その中でも間脳という部分は、大脳のほぼ全ての信号入力と
出力を下位中枢と中継する信号の交差点であり、
働きとして自律神経(交感神経、副交感神経)やホルモン分泌、食欲、睡眠、免疫制御の中枢でもあります。
なぜこの部位にスポットを当てたかわかりますか?
それは、上記した自律神経やホルモン、食欲、睡眠、免疫制御の中枢ということは、それらが肌にも大きく関わるからです。
自律神経やホルモン、睡眠と言えば、代表的な皮膚疾患は『にきび』です。
特にホルモンの話抜きには、にきびを語れません。
にきびと言えば『ストレス』は代表的な原因であることは、皆さんも知っているでしょう。
ストレスの受容は、脳組織であり、主に大脳、そしてこの間脳部分です。
脳は、ストレスに抗おうと指令をだすのですが、
悪い循環に入ってしまうと自律神経やホルモン分泌の制御が不良となり、その先に『にきび』があります。
もちろんにきびだけなく、ストレスに関わる食欲や情動なども変化を起こすのは、当然です。
さてビタミンCとの関連について、皆さんもそろそろ気づいたかと思います。
にきびの治療にビタミンCが有用となる理由は、そこがターゲットだからです。
活発に動き、代謝や抗酸化を担うビタミンCが豊富にあると脳は助かります。
なんとなく肌そのものだけにビタミンCの効果が現れると思っているかもしれませんが、違います。
もっと中枢に効果を期待、狙っているのがにきび治療におけるビタミンCの役割です。
にきびの場合、思っている以上に、可能な限りの量を、私も患者さんにおススメしています。
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記事
濱野 英明(はまの ひであき)先生
テティス横濱美容皮膚科 院長
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
一般社団法人日本スキンケア協会 顧問
ヒアルロン酸・ボトックス注入認定指導医
川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。
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