2023年4月24日2023年10月4日お肌のトラブルケア,美容コラム

頭皮が日焼けするとどんなトラブルが起こる?アフターケアや紫外線対策の一例も紹介

 

頭皮は毛髪に覆われているため、日焼けをしたとしても目立つことはありません。

 

しかし、だからといって十分な日焼け対策やアフターケアを怠ってしまうと、さまざまな悪影響がおよぶこともあります。

 

そこで本記事では、頭皮が日焼けをするとどういったトラブルを引き起こすのか、正しいアフターケアや日焼け予防対策の一例を紹介します。

 

 

頭皮が日焼けするとどうなる?

頭皮の日焼けにはどんなトラブルがあるのか

 

そもそも頭皮が日焼けをした場合、どういった影響が考えられるのでしょうか。

 

紫外線による抜け毛や薄毛のリスク

日焼けとは、紫外線が肌に照射されることでダメージを負った状態を指します。

 

軽度な日焼けであれば皮膚の自己修復によって元の状態に戻ることがほとんどですが、強烈な紫外線を継続的に浴び続けた場合、頭皮が炎症を起こすこともあります。

 

それによって毛穴がダメージを負い、抜け毛や薄毛を引き起こすリスクもあるのです。

 

▶関連記事:紫外線対策の落とし穴

 

 

フケが発生することも

私たちの皮膚は適度な水分量が維持されていますが、日焼けをすると皮膚がダメージを負い、水分が蒸発していきます。

 

その後、頭皮の角質が剥がれ落ち、大量のフケが発生することもあるのです。

 

健康な頭皮でも多少のフケは生じますが、頭皮が乾燥していると通常よりも大量のフケが発生してしまいます。

 

頭皮の健康を損なうことはもちろんですが、あまりにもフケの量が多いと清潔感が感じられず悪い印象を与えてしまうでしょう。

 

 

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頭皮が日焼けしやすい理由

紫外線が強い日の空

 

普段の生活であまり意識することは少ないですが、実は私たちの身体のなかでも頭皮は日焼けしやすい部位です。

 

それはなぜなのでしょうか。

 

紫外線を浴びる量が多い

頭皮はもっとも高い位置にあるため、物理的にも紫外線の影響を受けやすい場所です。

 

毛髪によって頭皮へのダメージを防ぐ場合もありますが、それでも全てをカバーできるものではありません。

 

特に短髪の方や帽子を被る習慣がない方などの場合、必然的に紫外線を浴びる量も増え、頭皮の日焼けを起こしやすくなります。

 

 

特につむじや分け目が日焼けしやすい

髪が長い場合でも、つむじや分け目の部分は頭皮が露出しやすくなります。

 

そのため、十分な紫外線対策を行っていないと、つむじや分け目の部分から頭皮がダメージを負い、それが徐々に拡大し頭皮全体まで炎症を拡大することがあるのです。

 

 

 

頭皮が日焼けして起こるトラブルとは?

頭皮はほかの部位とは異なり、普段は毛髪に覆われているため日焼けをしても目立つことはありません。

 

そのため、深刻にとらえる必要はないのでは?

と考える方もいますが、実際にはさまざまなトラブルへと拡大していくおそれもあります。

 

毛穴が詰まる

頭皮が日焼けを起こすと肌の表面が乾燥し、フケが出やすくなります

 

その結果、細かいフケが毛穴に詰まることも少なくありません。

 

毛穴が詰まってしまうと雑菌が繁殖しやすくなり、さまざまな肌トラブルの原因になるほか、抜け毛の原因となることもあります。

 

▶関連記事:毛穴トラブルの改善

 

 

赤くなる

そもそも日焼けとは、紫外線によって肌が軽度のやけどを負った状態を指します。

 

やけどをすると肌に赤みが生じ、炎症やかゆみを引き起こすことも少なくありません。

 

特にかゆみが生じると、指で頭皮を引っ掻いてしまい、赤みや炎症をますます悪化させてしまうのです。

 

▶関連記事:かゆみを抑える「ヨモギエキス」

 

 

白髪になるリスクが高まる

頭皮の日焼けは抜け毛だけでなく、白髪の原因になることもあります。

 

私たちの毛髪はメラニン色素が生成されることで黒い色を保っていますが、頭皮が日焼けをするとメラニン色素の生成が阻害されてしまいます。

 

その結果、毛髪の一部に白髪が生えてくることがあるのです。

 

 

 

頭皮が日焼けしたときのアフターケア

頭皮の日焼けのアフターケア

 

さまざまなトラブルを防ぐために、頭皮が日焼けをしたときには適切なアフターケアをすることが大切です。

 

具体的にどういったアフターケアが有効なのか、3つの例を紹介しましょう。

 

頭皮のクールダウン

日焼けをした直後の頭皮は火照った状態にあり、それを放置しておくと炎症がますます悪化していきます。

 

また、さらに重度の日焼けとなると頭皮に水ぶくれが生じ、トラブルをさらに悪化させてしまいます。

 

そのため、頭皮に日焼けが生じたら、まずはタオルやガーゼで包んだ保冷剤で冷やして炎症を抑えることが大切です。

 

 

頭皮を刺激しないヘアケア

頭皮が日焼けをした場合には、普段よりも丁寧なヘアケアをすることが大切です。

 

シャンプーをする際には、以下の手順に沿って行いましょう。

 

頭皮と髪についた汚れをぬるま湯で洗い落とす

シャンプーを泡立てる

指の腹で頭皮を優しく丁寧に洗う

シャンプーの泡を洗い流す

タオルで水分を拭き取る

ドライヤーで十分に乾かす

 

シャンプーの際には、指で強くこすったり押さえたりするのではなく、指の腹で優しく頭皮を洗うことを心がけましょう。

 

また、シャンプーの泡を洗い流す際には、髪についた泡だけでなく、頭皮に泡が残らないように入念にすすぐことも大切です。

 

頭皮に泡が残ったままになっていると、それが毛穴を塞ぐ原因となり炎症を悪化させるおそれもあるためです。

 

 

頭皮の保湿

シャンプーをした後の頭皮は、皮脂が洗い流され肌のバリア機能が低下し、乾燥しやすい状態になっています。

 

そのため、日焼けをした頭皮が乾燥しないように保湿対策をすることが大切です。

 

頭皮専用の化粧水を使用し、十分な水分を与えて乾燥を防ぎましょう。

 

 

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頭皮を日焼けから守る「紫外線対策」

頭皮の日焼けを予防する紫外線対策

 

頭皮が日焼けをした後のアフターケアも重要ですが、それ以上に大切なのは紫外線から守り日焼けをしないよう心がけることです。

 

どういった対策が頭皮の日焼け防止に効果を発揮するのか、代表的な4つの対策法を紹介しましょう。

 

日焼け止めを使用する

ひとつ目は、日焼け止めを使用することです。

 

日焼け止めといえばクリームやオイル状のものが多く、頭皮に使用するとベタつくのではないかと考える方も多いでしょう。

 

しかし、ピンポイントで使用できるスプレータイプの日焼け止めもあり、これはクリームやオイルタイプと比べサラサラとしているため頭皮にも安心して使用できます。

 

なお、一口に日焼け止めといってもレベルや段階があり、その日の天候やシーンに応じて使い分けることがおすすめです。

 

 

日焼け止めの指標は「PA+」から「PA++++」の4段階に分かれており、「+」の数が増えるほど日焼け防止の効果が高まります

 

通勤や通学、買い物などの日常生活であれば、PA+またはPA++程度がおすすめです。

一方、炎天下のなかでレジャーやマリンスポーツを楽しむ際には、PA++からPA++++の日焼け止めを準備しておきましょう。

 

 

帽子や日傘を活用する

日焼け対策の基本は、物理的に紫外線からガードすることです。

 

特に紫外線の影響を受けやすい頭頂部は、帽子や日傘を使用するだけでも紫外線の量を大幅に低減し日焼けを防ぐことにつながります。

 

ただし、夏用の帽子は頭部のムレを防ぐために通気性の良いものが多く、帽子だけでは十分な紫外線対策にならないこともあります。

 

そのため、必ず帽子と日傘をセットで活用することがおすすめです。

 

 

 

まとめ

頭皮の状態は自分自身で確認することが難しく、日焼けなどのトラブルが起こっていても気付かないケースが少なくありません。

 

また、乾燥や炎症を起こしていたとしても目立ちにくいため、有効な対策を講じることなく放置しておく人もいるでしょう。

 

しかし、頭皮の日焼けが悪化していくと抜け毛や白髪、フケなどの症状が現れることもあるため、できる限り早めの対策が求められます。

 

日焼けを発生させないためにも今回紹介した紫外線対策を講じておき、万が一日焼けが発生した場合には適切なアフターケアを心がけましょう。

 

 

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この記事を書いた人

高本聖子先生‗日本スキンケア協会認定講師 width=

高本 聖子 先生

*日本スキンケア協会 認定講師
*プライベートサロンBPPT桜梅桃季 オーナー
*ビューティースクールBPPT桜梅桃季アカデミー 学院長
*リアルビューティーアカデミー 学院長
*JSSE 認定エステティシャン
*日本エステティック協会 認定エステティシャン

大手エステサロン2社に勤務し、店長マネージャー、トレーナーとして社員教育や顧客向けのイベント講師などを務める。 メンズエステ指導、トレーナー育成やシンガポールの大手チェーン店への技術指導研修などの経験も持つ。
現在は35年間の美容経験と教育指導30年キャリアを活かし、自サロンの運営、サロンのコンサルティング、独立開業の支援などを中心に現場に沿った指導を行う。日本のみならず中国のエステサロンでも教育を行う。これまでに教育した人数は5,000名以上。

 

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