2022年1月24日2022年1月24日スキンケアの基礎知識,美容コラム

【美容・スキンケア情報】肌を守る代表的な保湿成分の種類と特徴

こんにちは

お肌には保湿が大切・・・ということはよく言われていますよね。
ですが、その保湿成分について皆さんはどのくらい理解できていますか?
今回は代表的な保湿成分について、どのような成分があり、どのような効果なのか、それぞれの特徴をご紹介します。

 

 

《保湿成分と特徴》

*グリセリン
動植物油脂から作られる、無色、無臭、透明の粘性のある液体です。
吸水性が高く、保湿効果を目的に化粧品からクリームまで幅広く配合されています。

 

*尿素
尿に含まれる成分の一つですが、現在では科学的に合成されて作られています。
少量の配合で角質層の柔軟・保湿効果があり、多量に配合することで肘やかかとなどの硬くなった角質層を取り除いて滑らかにする効果もあります。

 

 

 

 

*ヒアルロン酸ナトリウム
ニワトリのトサカから得られる粉末です。
ヒアルロン酸分子の中に非常に多量の水分を含むことができ、その性質から強力な保湿成分としての応用が盛んになっています。近年は微生物を用いて大量に生産できるバイオヒアルロン酸が多くコラーゲンなどと組み合わせることで相乗効果があります。

 

*コラーゲン
多くは牛または豚の皮から抽出されます。またコラーゲンを多く含む魚類の皮からも抽出されます。
保湿効果に優れ、分解の方法により分子の大きさは異なり、感触や効果も異なります。小さいものほど浸透性に優れ、保湿の持続時間が長くなります。

 

*セラミド
セラミドは角層が健康な状態を維持するために重要なエモリエント成分なので、乾燥から肌を守るための化粧品に多く使用されている安定性の高い原料です。他の成分との相乗効果を得るための応用が研究されています。

 

 

《保湿成分のタイプ分け》
◆水分を挟み込んでキープする成分(水分保持力が高い)
→セラミド

 

 

 

 

◆水分を抱え込んで潤いをキープする成分(角質層の保湿として働く。湿度が下がっても水分をキープする)
→コラーゲン、ヒアルロン酸

 

◆水分をつかんで保湿をキープする成分(水分を吸収する性質があるが、冬など湿度が低い時には保湿力が下がってしまう)
→グリセリン、尿素

 

 

保湿剤を上手に使い、
皮脂膜のバランスを整えましょう。

 

 

参考:しっかり学べる「スキンケア教本」(日本スキンケア協会 公式教材)

 


 

著者

小野 浩二(おの こうじ)先生

エステティックコンテスト全国大会1位
一般社団法人日本スキンケア協会 代表理事
日本ダイエット健康協会 理事
日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書.DVD25冊出版

 

 

 

 

 

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