2018年7月31日2018年7月31日スキンケアの基礎知識,美容コラム

美容&スキンケア情報「肥満と遺伝の関係」

肥満と遺伝の関係

「肥満と遺伝」について掲載させていただきます。
生活習慣病という言葉が多く普及していますが、
この生活習慣病という概念は、1996年に公衆衛生審議会により導入されました。

これは、健康のためには、正しい生活習慣が大事であるということからです。
生活習慣を正すことで、病気の予防につながるという考え方ですね。
生活習慣病(糖尿病、心疾患、脳血管疾患など)の大きな原因の一つに、肥満が挙げられます。

この肥満対策も、正しい生活習慣によって改善できていきます。
しかしながら、人には体質というものが存在します。
肥満でいえば、「太りやすい体質」「太りにくい体質」です。

同じ家系や家族内に肥満者が多いというのは、昔からよくある事実ですね。
テレビ番組で見かける大食いの人達がいますが、彼らは1回の食事で、多いときは10kgも食べます。

ちょっと信じられないのですが、カロリーに直すと1万kcalにもなります。
通常の一般の成人の平均摂取カロリーは2,000kcal程度ですから、太るのは当然ですね。
しかし、彼らは決して太りません。

うらやましいと思う方が多いのではないでしょうか。
これは体質意外のなにものでもないでしょう。
おそらく消化器系に特殊な体質があると考えられています。

ちなみにこんな話があります。
アメリカで、毎日卵を25個食べないと気がすまないという88歳の男性。
これも、信じられませんね。。。

通常卵は1日1個程度がいいとされていますよね。
卵の食べすぎは、コレステロール値が上がってしまうからという理由ですね。
しかし、なんとこの男性は、1日に卵を25個食べても、身体的になんら問題がなかったそうです。

この男性は、肝臓を経て腸に排出されるコレステロールの量が、通常の2倍を超えていたそうなんです。
コレステロールの一部は、胆汁という消化液の原料となります。
この男性の場合、一部ではなく、コレステロールのほとんどが胆汁に変換されていたそうなんです。

胆汁は、基本的に多くてもあまり問題ないとされています。
(一部では、大腸がんの原因ともされていますが。)
この男性をみてもわかるように、コレステロールが体外に排出される割合には、かなり個人差があるということです。

ここから言えるのは、同じ食事をしても、コレステロールが血管にたまるかどうかは、人によって大きく異なるということです。
つまり、人によっていろんな体質があるということです。
この体質は、遺伝的要因が大きいと考えられています。

肥満はよく遺伝的要因が大きいのか、それとも生活環境的要因が大きいのか
といわれることがありますが、肥満は両方の要因が、複雑に絡み合って発症します。
遺伝的に太りやすい体質は確かに存在しますが、体質による体重の増減は、日頃の生活習慣である程度コントロールが出来るのです。

太りやすい体質、痩せにくい体質と思っている方は、日常の生活習慣をもう一度見直し、

運動の取り入れ方、

食事の制限、

食材の選択の仕方など、

自分に合うダイエットや、ウエイトコントロールをしてみてください。

 

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