2018年7月26日2018年7月26日スキンケアの基礎知識,美容コラム

美容&スキンケア情報「肥満の原因」

肥満の原因

現在、肥満の指標として一般的に「BMI:Body mass Index」が使用されています。

 

BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めることができ、
日本人の標準BMIは22とされており、身長160cmの人だと、体重が約56kgです。

 

では、どこからが「肥満」になるかというと、
世界保健機構(WHO)の基準ではBMI30以上とされています。

 

しかし、日本人は欧米人に比べ小柄で体質も異なり、
また、BMIが25を超えると、標準とされている22の方に比べ、
生活習慣病への罹患率が2倍になるといわれていることから、
BMI25以上で「肥満」と判定されています。

 

 

 

 

そして良く聞く、「メタボ(メタボリックシンドローム)」ですが、
これは内臓脂肪型肥満に、高血圧、高血糖、脂質異常などが合わさり引き起こされた状態をいいます。
最近の健康診断では、メタボ検診の為にウエスト周囲を測定するようになりました。

 

ウエスト周囲径を必須項目とし、①脂質代謝、②血圧、③空腹時血糖の
3項目のうち2つ以上が基準を超えているとメタボと診断されます。
ここ数年、日本人男性の肥満は増加しており、
2011年のデータでは20歳以上の男性の30.3%が肥満であると推定されています。
ではそもそも、「肥満」とはなんでしょう?
「肥満」とは、脂肪細胞がエネルギー源となる中性脂肪を細胞内に過剰に蓄積し、
そのため肥大化してパンパンに膨らんだ状態のことです。
一般的な脂肪細胞の直径が60~90μmですが、
肥満では最大で約140~150μmまで大きくなり、体積でいうと約3倍まで膨らみます。
例えばBMI22(身長160cm、56kg)の標準体型の男性の脂肪を
3倍まで膨らませると81kgくらいまで太れる計算になります。
あれ、でも身長160cmでもっと体重のある人を知っている!
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

 

 

なぜでしょう??

 

実は、肥満には、脂肪細胞の肥大の他にもう1つ要因があります。
それは脂肪細胞の数の増加です。
これまで脂肪細胞は乳児期や思春期などの限られた時期のみ増加し、
その時期に生涯の数が決まると考えられてきました。

 

しかし近年の研究で、
脂肪細胞は障害にわたって増え続けることが明らかになってきました。
実際にBMI39の人の脂肪細胞数を調べたところ、健常時の約2倍の数あったそうです。

 

これらのことから現在では、肥満には脂肪細胞の「増加」と
「肥大化」の両方が関係していると考えられています。

 

肥満の原因、みなさんは、ご存知でしたでしょうか?
肥満の原因ひとつとっても、日々の研究等で情報が新しく更新されています。

 

 

 

 

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