2021年7月14日2024年5月20日美容コラム

外部の刺激から肌を守るしくみ

人間の肌にはどんなはたらきがあるかご存知でしょうか?

 

今回は皮膚が外部の刺激に対してどんな役割をもつのかをご紹介致します。

 

保護作用

皮膚は、以下の様々な刺激などから体内を保護する働きを持っています。

●物理的刺激からの保護
・外部からの刺激を真皮や皮下組織と共にクッションの役割をして受け止める。

・表皮のケラチンによって、摩擦からの保護

 

●化学的刺激からの保護
・角質層、皮脂膜により水や化学物質の浸入を防ぐ。

 

 

●病原微生物からの保護

・皮膚常在菌の働きによって肌表面が弱酸性となり、病原微生物の侵入や繁殖を防ぐ。

 

●紫外線からの保護

・角質層のケラチンは抵抗力が強いため、紫外線の5〜10%を反射させ、残りはメラニンが拡散、吸収する。

 

・日焼けした皮膚は角質層が厚くなり、より日光をはね返すが、日焼けをすることで、乾燥、シミ、シワ、角質肥厚などが起きる。

 

 

 

保湿作用

肌のハリや弾力にも関係する角質層の水分は15~20%程度ですが、外界の湿度に影響されてしまいます。

一方で、角質層よりも内側の部分では水分量が60〜75%となっています。

 

なぜこのような差があるかというと、角質層のすぐ下にはバリアゾーンと呼ばれるものがあり、体外からの水分の浸入を防ぎ、また、体内からの水分を逃がさない構造になっているためです。

 

更に、角質層自体にも水分を保持する働きがあります。

 

皮膚の表面は皮脂膜で覆われており、水分を外へ逃がしにくくしています。

 

 

 

貯蔵作用

皮下の脂肪組織に脂肪細胞が存在し、脂肪がエネルギー源として蓄えられています。また、体内を外部の刺激から守る働きがあります。

 

 

ビタミンD 生成作用

人の皮膚は、紫外線(特にUV-B)を受けビタミンDを活性化する機能を持っており、骨の形成などに使われています。

 

 

引用:「しっかり学べるスキンケア教本」
一般社団法人日本スキンケア協会
スキンケアアドバイザー資格公式テキスト

 

 

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。

 

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