2021年9月29日2021年9月29日美容コラム

睡眠と肥満の関係

こんにちは。

「寝る子は育つ」と昔からよくいわれますよね。

これは睡眠中の特に深い眠りのときに脳下垂体から成長ホルモンが分泌され、

この成長ホルモンは骨の成長を促すので、よく寝る子は成長が促進されるのです。

 

成長ホルモンは人の成長にのみ焦点をあてられがちですが、

代謝に関する役割も担っています。

脂肪の分解・たんぱく質の合成の促進

その他もろもろの代謝に関係していて、

体のバランスを保ち健康のために働いているのです。

 

 

 

 

特に脂肪分解作用があることからダイエットにも作用するといわれ、

良質の睡眠は基礎代謝量の増加もおこるとされています。

 

成長ホルモンは人間の体内時計にしたがって

分泌時間がコントロールされていますが、

1番多く分泌されるのは眠りについてから3時間後くらいといわれます。

 

また、睡眠中に成長ホルモンが分泌されると

肌の細胞分裂が盛んに起こり、新しい肌がつくられます。

つまり良質の睡眠をとることで老化現象を抑え、

美肌や健康にもよくいつまでも若々しくいることが可能になります。

 

それから、寝不足は食欲を増加させるといわれています

日中に眠気が残っていると

食べるという刺激を脳に与えることによって脳を起こすことができます。

そのため間食が増えたり、糖分の多い飲み物を飲んだりすることが多くなり、

結果としてエネルギー摂取が増え、体重が増加してしまうのです。

 

さらに、眠りが浅いと成長ホルモンの分泌が低下します。

体は眠っているうちにつくられるといっても過言ではありません。

睡眠時無呼吸症候群の人は、いびきと無呼吸によって深い眠りができず、

成長ホルモンの分泌量が通常の30%にまで減少すると報告されています。

 

 

 

 

成長ホルモンの脂肪分解の能力は平均的な体格の人で1日あたり300kcalです。

この成長ホルモンの分泌量が通常の30%になるということは

1日あたり約200kcalの脂肪が分解されないという計算になります。

これが1ヶ月続くと約1kg体重が増えるということになります。

 

逆に深い眠りが得られれば成長ホルモンの分泌が十分行われ、

脂肪の分解も行われます。

 

質のよい睡眠をすることが、効果的なダイエット法ともいえるでしょう。

 

 

参考:「基礎から学べるダイエットの教科書」
小野浩二:著

 

 

 

 

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