2022年10月17日2024年3月19日お肌のトラブルケア,美容コラム
おでこに現れるしわの原因は何?効果的な対策方法も紹介
年齢とともに目立ち始めるしわは、現れる部位によって人の印象を大きく左右することもあります。
なかでも、おでこに現れるしわは目立ちやすく、実年齢よりも老けた印象を与えることも少なくありません。
本記事では、おでこのしわの特徴や種類、原因について紹介するとともに、有効な改善策や日常生活で注意すべきポイントも解説します。
おでこのしわは顔の表情を変えたりすることで自然と現れることが多いですが、それ以外にもさまざまな種類があります。
おでこのしわができる原因についてもあわせて紹介しましょう。
おでこのしわってどんな状態?
そもそも、おでこのしわとは、どういった状態のことを指すのでしょうか。
通常、眉間にしわを寄せたり目を大きく見開いたりした場合におでこのしわは発生しますが、このような一時的なものではなく、表情を変えなくてもつねに現れるしわのことを指します。
しわの種類
おでこのしわを大きく分けると、「乾燥小じわ」、「癖じわ」、「深いしわ」の3つがあります。
乾燥小じわ:肌が乾燥することによって生じるしわ
癖じわ・表情じわ:おでこの筋肉が凝り固まることで生じるしわ
深いしわ:加齢にともない肌の弾力が失われることで生じるしわ
おでこのしわができる原因
おでこのしわはなぜ発生するのでしょうか。
3種類のしわに応じて、それぞれ考えられる原因を紹介します。
乾燥小じわ
健康な肌は適度な水分量が保持されており、皮膚に適度なハリがあるためしわが現れることはありません。
しかし、肌が慢性的に乾燥した状態になると、肌の表面が徐々にしぼんできて乾燥小じわが現れる場合があります。
なお、乾燥小じわの間接的な原因として、紫外線や肌への摩擦や物理的なダメージも挙げられます。
癖じわ・表情じわ
表情筋の一種である「前頭筋」は、目の動きに合わせて細かく動いています。
しかし、無意識のうちに力が入った状態が続くと筋肉が凝り固まり、癖じわの原因となります。
深いしわ
本来、私たちの肌にはコラーゲンやエラスチンとよばれる成分が含まれており、これらが肌の弾力を保つ働きをしています。
しかし、加齢にともないこれらの量は減少していき、その結果肌の弾力が失われしわができやすくなります。
表情じわのできやすい場所
顔の部位を細かく見た場合、どのような場所に表情じわができやすい傾向にあるのか、4つの例を紹介しましょう。
おでこの横じわ
おでこの表情筋は、目を見開きやすいように縦方向へ入っています。
そのため、皮膚が伸縮すると横方向にしわが入りやすい特性があります。
目を大きく見開くなどの表情を日頃から繰り返していると、おでこの部分の横じわが目立ってくることもあるのです。
おでこは目に近い部分ということもあり、特に目が向きやすい部位でもあります。
おでこの横じわは人の印象を大きく左右し、ときには実年齢よりも老けて見えてしまうことも少なくありません。
目尻のしわ
眉間とは反対方向にある目尻の部分は、笑ったときなどにしわが入りやすい特徴があります。
また、目の周辺は特にデリケートな部位で、皮膚も比較的薄いことから、表情じわができやすい傾向にあります。
おでこと同様に、目尻は特に目立ちやすく、人の印象を大きく左右します。
表情の変化だけでなく、疲労やストレスによってもしわができやすい部位であることから、特に入念なスキンケアが求められます。
眉間の縦じわ
目と目の間にある眉間は、その人の表情の癖によって縦のしわができやすい部位です。
仕事で慢性的なストレスや悩みを抱えていたり、つねに不機嫌な気持ちでいると、つい表情がこわばって眉間に力が入ることがありますが、これが眉間の縦じわに直結することも多いです。
眉間の縦じわは実年齢よりも老けた印象を与えるだけでなく、怖い人や不機嫌で話しかけにくい人といったイメージももたれがちです。
あごのしわ
唇に強い力を入れたとき、あごに細かいしわができることもあります。
通称「梅干しじわ」とよばれることも多く、その名の通り小さな斑点や凹凸のように見えることが特徴です。
主に下唇に余計な力が加わっているケースや、歯並びや噛み合わせが悪いことが原因となっていることも少なくありません。
おでこのシワの改善策
顔の部位のなかでも、特に目立ちやすいおでこのしわを改善するためには、どのような方法が有効なのでしょうか。
代表的な6つの改善策を紹介します。
保湿・シワ改善効果のある化粧品によるスキンケア
加齢にともなうしわや表情じわを改善するためには、保湿効果やしわ改善効果の見込めるスキンケアアイテムや化粧品を使用することがおすすめです。
保湿やしわ改善のある成分には様々なものがありますが、特に代表的なのがコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチン、コエンザイムQ10などです。
また、上記のような肌の外側からアプローチする成分以外にも、ビタミンCを積極的に摂取し、肌の内側からハリを保つことも重要です。
スキンケア製品によっては化粧水の後や乳液の後など、使用する順番が細かく指定されているものも多いため必ず守るようにしましょう。
▶関連記事:高配合でシワ改善効果が報告されている「コエンザイムQ10」
眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を鍛える
おでこのしわは前頭筋が凝り固まることによって起こると紹介しましたが、この原因を詳しく見ていくと眼瞼挙筋が弱っているケースも少なくありません。
眼瞼挙筋とは、まぶたを上げる筋肉のことで、これが弱ることで前頭筋に余分な力が加わり、筋肉が凝り固まってしまうのです。
そこで、眼瞼挙筋を鍛えることがおでこのしわ予防に効果を発揮します。
以下のステップに沿ってトレーニングを続けてみましょう。
①両手の手のひらでおでこを押さえる
②まぶたの力だけで目を開ける
③目の開け閉めを10回繰り返す
眼瞼挙筋のトレーニングでは、おでこにある前頭筋を動かさないことがコツであり、そのために両手でおでこを固定しておく必要があるのです。
しわ対策テープを使う
癖じわとして付いてしまったおでこのしわを改善するために、テープで固定し正常の肌に戻すアイテムもあります。
主に就寝前にテープを貼り付け、継続的に使用することでしわが改善できる場合もあるようです。
なお、しわ対策テープはおでこ以外にも、眉間やほうれい線などの部位にも有効な製品があります。
照射を受ける
日々のトレーニングやスキンケアなどを継続してもしわが改善されない場合には、美容クリニックなどで照射の治療を受ける方法もおすすめです。
専用のレーザー照射器を使用することで、肌の奥に眠っているコラーゲンを目覚めさせ、肌のハリがもとに戻りしわが改善されるケースもあります。
ただし、照射は医療行為にあたり、美容クリニックなど専門の機関でなければ施術ができません。
体質やしわの状態によっても照射が適さないケースも考えられることから、医師と十分な相談をし検討してみましょう。
ボトックス注射を受ける
ボトックス注射とは、筋肉に働きかける専用の薬剤を注射する施術方法です。
注射をすることで凝り固まった筋肉を緩め、しわを改善する効果が期待できます。
注射をするだけのため施術時間は数分程度で終わり、美容整形手術のようなダウンタイムもありません。
その日のうちに帰宅して日常生活に戻ることができるのが強みといえるでしょう。
ただし、一度の注射で半永久的に効果が持続するとは限らず、多くの場合3ヶ月に1度程度の頻度で注射を打つ必要があります。
また、肌の乾燥が原因でしわができている場合、ボトックス注射では改善が見込めないケースもあるため、医師と相談したうえで治療方針を決めましょう。
水光注射を受ける
美容先進国の韓国で人気なのが水光注射です。
ヒアルロン酸を皮膚に注入することで、肌のハリを取り戻し、おでこのしわを改善する効果が見込めます。
また、しわを改善するだけでなく、肌の潤いや透明感までも取り戻す効果が期待できるため、一石二鳥の施術方法といえるでしょう。
こちらも専用の機器を使用するため、美容クリニックなどの専門機関での受診が必須となります。
また、医療機関によっては水光注射に対応していないケースもあるため、事前にWebサイトで調べたり問い合わせるなどして確認しておきましょう。
普段の生活で気をつけることは?
おでこのしわが目立ってきた場合、上記で紹介した直接的なアプローチや治療が効果的です。
一方、しわを未然に予防するためにはどういった対策が有効なのでしょうか。
5つのポイントに分けて紹介します。
紫外線ケア・UV対策の徹底
おでこに限らず、肌のしわは乾燥や肌荒れなどによって保湿力が失われた結果として現れるケースが少なくありません。
乾燥や肌荒れの原因はさまざまなものがありますが、特に多いのが紫外線による肌へのダメージです。
紫外線対策といえば夏のイメージがありますが、実際には夏以外にも多くの紫外線が降り注いでおり、少し油断しただけで肌へのダメージは蓄積されていきます。
帽子やサングラス、マスクなどの装備のほか、日焼け止めクリームなども活用しながら紫外線対策を行いましょう。
乳液や美容液で保湿
仕事や外出先から帰宅し化粧を落とした後、スキンケアに手を抜いてしまうと肌荒れが進行し、しわができやすくなります。
就寝前にスキンケアの時間は必ず確保し、乳液や美容液を丁寧に塗布し保湿力を高めておきましょう。
特に冬の乾燥した時期は、部屋の湿度が下がり肌荒れが起こりやすくなります。
また、夏の時期も冷房によって室内が乾燥しやすいため油断は禁物です。
肌に刺激を与えない
肌の乾燥や肌荒れの大敵は紫外線だけでなく、物理的な刺激やダメージも挙げられます。
たとえば、洗顔の際に強い力で擦ったり、洗顔の後や汗を拭く際にタオルでゴシゴシと摩擦を与えてしまうと、刺激が伝わり乾燥の原因となります。
洗顔の際には指で擦るのではなく、泡で汚れを吸着させるようにするのと、洗顔の後や汗を拭く際にはタオルを軽く押し当てるようにして水分を吸着させるのがコツです。
表情の癖を意識して改善
表情筋の動きが原因でしわができている場合には、表情の癖を直すように意識することも重要です。
鏡を見てリラックスした状態のとき、顔の一部に力が入りしわができていないかを確認します。
しわが気になる部分があれば、その部分を無意識のうちに動かしていないか振り返ってみて、表情の癖を直すように努力してみましょう。
おでこのしわをとる簡単マッサージ
おでこのしわを目立たなくするマッサージも効果的です。
特におすすめなのが、眼輪筋のマッサージです。
眼輪筋とは、目を開けたり閉じたりする際に動く筋肉です。
まぶたの筋肉をマッサージすることで、おでこの皮膚が垂れ下がるのを防止し、しわの改善・予防につなげられます。
①目を閉じたまま眉を上げる
②目を開き、眉を上げ、人差し指で押さえる
③下のまぶただけを閉じるイメージで5秒キープ
④1〜3を1日5セット行う
まとめ
おでこのしわは肌の乾燥によるものや、表情の癖によるものなどがあります。
いずれにしても人の印象を左右しやすく、実年齢よりも老けて見えることも多いことから、しわが目立ってきたら入念なスキンケアやマッサージなどを習慣づけて、しわを改善する努力が必要です。
日頃の対策でしわが改善しない場合には、ボトックス注射や水光注射、照射などの治療を受けるために、美容クリニックで相談してみるのもおすすめです。
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