2023年7月24日2024年6月28日美容コラム,美容と健康のアドバイス,食事
【管理栄養士に学ぶ美肌のための栄養学】腸活について
みなさんは腸活を取り入れていますか。
腸は第2 の脳と呼ばれていて、「不調は腸から」と言われるほど大切な働きをします。
腸内環境を整えるメリットとは
腸にはおよそ1 憶の神経細胞が存在し、
美容を追求する上で腸内環境を整えることは必要不可欠。
幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンも90%が腸内で作られているから驚きです。
腸内環境が改善すると、便通が良くなり、
体内から毒素を排泄するデトックス効果が高まることで
吹き出物などが減り、さらにシミやくすみが改善し透き通った肌につながります。
また血流が良くなり、全身に血液がまわり代謝があがり、顔の血色も改善されます。
さらに体内での栄養の吸収率が上がるので、
美を追求するにはまず腸活を始めることが大切です。
日和見菌を善玉菌の味方につけられるかが腸活のポイント
私たちの腸内環境は「善玉菌」「悪玉菌」それから「日和見(ひよりみ)菌」で成り立っています。
通常は善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌が70%を占め、
この日和見菌が食事や生活習慣によって、善玉菌にもなれば悪玉菌にもなります。
いかにこの日和見菌を善玉菌の味方につけるかが腸活のポイントです。
腸内環境を改善するには?
そんな腸内環境を改善するテーマは2つ。
善玉菌を豊富に含む食材の摂取とそのエサとなる食物繊維、オリゴ糖を増やすことです。
善玉菌となる食材は「発酵食品」。
ヨーグルトや味噌、ぬか漬け、納豆、チーズ、醤油、塩麹などがあります。
ヨーグルトのオススメの摂取方法は夜ホットヨーグルト。
人肌程度に温めて、夜食べるとより効果的です。
無糖の物が良いですが、甘味が足りない場合は
フルーツ(特にバナナ)を入れることや、ハチミツで味を調整してください。
食物繊維は水溶性食物繊維がオススメです。
豊富に含む食材として、ごぼう、こんにゃく、らっきょう、アボカド、オクラ、納豆などがあります。
それからオリゴ糖を豊富に含む食材はきなこ、いんげん、ごぼう、エンドウ豆、玉ねぎ、バナナなど。
この食材を必ず1 日1 つ取り入れる食事を意識してください。
そしてどれか一つの食材に偏るではなく、バランス良く摂取しましょう。
美を保つポイントは腸活です!