2025年2月20日2025年2月20日美容コラム,美容と健康のアドバイス
小顔マッサージのやり方は?注意点やマッサージ以外の小顔になる方法を紹介
すっきりとした小顔を目指すなら、セルフで簡単にできる小顔マッサージを取り入れてみましょう。
今回は、口元や目の下のたるみに解消におすすめの小顔マッサージや、輪郭をすっきりさせる小顔エクササイズ、小顔マッサージに役立つグッズをご紹介します。
また、小顔を目指すために日常生活で気を付けることやツボ押しのポイントもご紹介します。
顔が大きく見えてしまう理由
日頃から顔の大きさやたるみについて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
セルフケアでこれ以上の悪化を防いだり、場合によっては美容医療による施術を受けたりする必要がありますが、いずれの場合も原因に合った対策を取ることが大切です。
まずは自分の顔がどうして大きく見えるのか、考えられる理由について見てみましょう。
むくみ
この後ご紹介するリンパの滞りや、水分・塩分・アルコールの過剰摂取、ストレスなど様々な原因によって顔がむくんでしまいます。
顔がむくむとパンパンに腫れ上がったように見えるほか、フェイスラインがもたついたり、エラが張ったりする場合もあります。
睡眠不足や運動不足など生活習慣の乱れによっても顔がむくむ場合があり、むくみへの直接的な対策だけでなく、生活リズムを正すための工夫も必要となります。
筋肉の衰え
顔には表情を作るための様々な筋肉がありますが、加齢によって衰えやすいといった特徴があります。
筋肉が衰えることによって肌の土台が失われ、皮膚が大きくたるむことでフェイスラインが崩れやすくなるでしょう。
普段から積極的に顔を動かしたり、誰かと会話したりする人であれば良いですが、マスクをして過ごす時間が多い方なども注意すべきといえます。
ホルモンバランスの乱れ
女性は特に月経周期によってホルモンバランスが乱れ、顔がむくみやすいといった特徴があります。
更年期障害やストレスによってもホルモンバランスの乱れが起こりやすいため、しっかりと休息を取ったり、女性ホルモンに似たはたらきをする「大豆イソフラボン」を摂取したりといった工夫を心掛けましょう。
むくみによって顔全体がサイズアップしてしまうと、印象が大きく変わり、ヘアメイクにも違和感を覚えるようになってしまいます。
リンパの滞り
通常、顔から出た老廃物や余分な水分はリンパ管を通って排出されますが、冷えなどの影響で排出機能が弱まると、顔に水が溜まってむくみやすくなります。
軽度であれば問題ないことがほとんどですが、慢性化すると常に顔が大きく見えてしまうでしょう。
水分の排出以外にも、塩分の摂りすぎやアルコールの過剰摂取などもむくみの原因となります。
睡眠不足
睡眠不足が顔をむくませてしまうのは、体内の水分バランスやホルモンバランスが崩れるためだといわれています。
身体が常にストレスを抱えた状態になると、自律神経のはたらきも乱れ、代謝が低下してしまうこともあるでしょう。
仕事や育児によって睡眠不足に陥る方も多いため、パートナーや家族と協力し、少しでも休息を取れるように工夫することが大切です。
短時間の睡眠でも身体を休められるよう、睡眠の質を上げるための対策もチェックしてみてはいかがでしょうか。
小顔マッサージをする際のコツ・注意点
リンパの滞りやホルモンバランスの乱れ・睡眠不足によって起こるむくみは、自宅で行う小顔マッサージによって悪化を防ぐことができます。
単にゴシゴシと肌を擦るのではなく、これからご紹介する5つのポイントを抑えた正しい方法で行いましょう。
温かい手で行う
小顔マッサージはリンパの流れを促進しむくみの改善を目指すもののため、冷たい手よりも温かい手で行うことをおすすめします。
マッサージによる圧力だけでなく、顔を温めることによって血液やリンパが流れやすくなるでしょう。
冷え性などで手が冷たい方は、お風呂に入りながら小顔マッサージを行うことで、手が自然と温まり効率的に行えます。
首、肩、頭もほぐす
顔の水分や老廃物を流したい場合、顔だけに圧力をかけても排出を促すことができません。
皮膚が繋がっている頭から首・肩までを一緒にほぐしてあげることで、リンパ節までしっかりと水分や老廃物が流れ、むくみがとれやすくなるでしょう。
いずれも痛みを感じるレベルで圧力をかける必要はなく、心地良いと思う程度の力で行うことが大切です。
摩擦を減らす
むくみを改善したいと思うがあまりに、ゴシゴシと擦るようにマッサージをすることはおすすめできません。
強い力をかけても水分や老廃物が格段に流れやすくなることはないほか、皮膚に負担がかかってたるみやシワの原因となります。
むくみ以外の新たな肌トラブルを招いてしまうことになるため、必要に応じてマッサージオイルなどを用い、極力摩擦を抑えながら行いましょう。
長時間やらない
強い力でマッサージを行ってはならないことに加え、長時間のマッサージも肌に強い負担をかけてしまいます。
通常の肌は表皮の下に真皮があり、真皮層の中のコラーゲンやエラスチンが弾力を保っていますが、摩擦によってこれらが失われると大きなたるみの原因となってしまいます。
また、肌に負担がかかると、メラノサイトという細胞が肌を守るためにメラニン色素を生み出します。
これが肌に蓄積されると、シミやくすみの原因となってしまうでしょう。
小顔になるためのマッサージで他のトラブルが起こらないよう、まずは1回のマッサージを5分以内に留め、無理のない範囲で行うことが大切です。
体調が悪い時は行わない
小顔マッサージは一朝一夕で結果の出るものではないため、なるべく毎日継続して行うことが大切です。
とはいえ、体調が悪いときや肌が炎症を起こしているときなど、異変が起きているときに無理して行う必要はありません。
小顔マッサージが毎日の負担にならないよう、無理なくできる時間帯や方法を選びましょう。
セルフでできる小顔マッサージの方法
自宅で気軽にできるセルフ小顔マッサージですが、その方法はまさに無限大です。
今回はその中でもより手軽にできる方法をピックアップしているため、続けられるか不安な方も取り組みやすいでしょう。
第一に、小顔マッサージを行う際は必ずマッサージオイルを付けましょう。
マッサージ専用として売られているものではなくても、スクワランオイルやスイートアーモンドオイルなども保湿力が高くおすすめです。
顔と肌に適量のオイルを付けて温め、滑りの良い状態からスタートします。
①まずほぐし始めるのは、首や鎖骨・脇のリンパです。
マッサージオイルが鎖骨や脇に付くと困る場合は、オイルをつける前に脇の中心をぐりぐりとほぐしたり、鎖骨のくぼみに指を入れてゆっくりと圧力をかけたりといったところから始めましょう。
首は筋を意識しながら、上から下に向かって皮膚を軽くつまんでいきます。
これらの順番は脇→鎖骨→首と進めていくことがおすすめです。
②続いて顔の小顔マッサージに移ります。
まずは耳をつまみ、痛くない程度に大きくぐるぐると回しましょう。
その後耳の前後を指で優しく押し、ツボを刺激していきます。そのまま、耳下にあるエラ周りも指で大きく円を描くようにしてほぐしましょう。
③耳周りのマッサージが終わったら、続いて頬のマッサージに移ります。
人差し指の側面を使い、口元から耳横までを滑らせるようにして動かしましょう。
圧力が分散されるよう、なるべく広範囲に対して指を当てることがポイントです。
小顔マッサージを行う際は、目元や額・こめかみなどよりも、顔の下半分にアプローチをすることがおすすめです。
最後にリンパへ流した老廃物や水分を首から鎖骨へ流し、リンパ節へしっかりと排出指せましょう。
今すぐできる超簡単顔痩せ筋トレ方法2選
先ほどはむくみが原因の小顔マッサージをご紹介しましたが、筋肉の衰えによって顔が大きく見えている場合、顔のトレーニングをすることがおすすめです。
今回は2種類の筋トレ方法をピックアップしているため、両方試しながらやりやすいほうから始めましょう。
あいうえお体操
あいうえお体操とは、その名の通り大きく口をあけて「あいうえお」の形を作ることで、口周りの筋肉を鍛えられます。
いずれもやりすぎかと思うくらいに、大げさに形を作ることが大切です。
「あ」のときは、口を大きく開けるのと同時に目も大きく見開きます。
「い」のときは口を横に思いっきり引っ張り、口元の伸びを感じましょう。
「う」のときは顔を中心に寄せ、「え」のときは笑顔を作るように口角を上へ持ち上げます。
そして「お」のときは目や口を縦に伸ばすように、思いっきり表情を作りましょう。
それぞれ3秒ずつキープして行うと、普段使わないところの筋肉が動き、適度な疲労感を得られるはずです。
舌まわし体操
舌まわし体操も、あいうえお体操同様に手軽に挑戦できるトレーニングです。
まずは時計回りに、舌を口の中で大きく回しましょう。イメージとしては、全ての歯を舌で触るような感覚で行うとうまくいきます。
時計回りが10回できたら、続いて反時計回りを10回行います。
これならば座っていても簡単にできるため、休憩中などの空き時間を使って継続しやすいのではないでしょうか。
顔痩せおすすめのグッズ
これまでにご紹介した小顔マッサージや筋トレ以外にも、顔痩せに効果があるとされるおすすめのグッズがたくさん登場しています。
美顔ローラー
顔の広い部分から細かい部分まで、しっかりと密着しながらケアができるアイテムです。
広い部分にはY型、目元などの細かい部分にはI型、フェイスラインにはW型がおすすめです。
用途によって使い分けられるよう、複数の美顔ローラーを用意しておくと良いでしょう。
中にはEMS機能が付いているものもあり、より手軽にむくみ改善や筋トレ効果が期待できます。
かっさプレート
指の腹で行うのが一般的な小顔マッサージですが、かっさプレートで行うとより血行やリンパの流れを促進しやすくなります。
適度なカーブを描いているため、顔の凸凹に沿わせやすく、頬やフェイスライン・顎下なども手軽にマッサージができるでしょう。
ハート型のかっさプレートが多く登場していますが、ギザギザとした頭皮マッサージ用のかっさプレートや、棒状で顔から身体まで幅広く使えるものなども見られます。
小顔ベルト
顎下から顔を持ち上げることで小顔効果を狙う「小顔ベルト」。
たるみがちな頬や顎下・フェイスラインの矯正に役立つといわれており、睡眠時に着けたりお風呂の中で使えたりするものも登場しています。
程よい圧力で顔を持ち上げられるため、心地良さを感じながらケアできるといったメリットがあります。
口にくわえる小顔グッズ
口に加えて振動を起こし、口周りの筋肉を効果的に鍛える小顔グッズも登場しています。
左右に長い棒状のものから、口に加えて息を吸ったり吐いたりすることで細く綺麗な顎先を目指すものまで様々なものが見つかるでしょう。
1日に5分程度からスタートでき手軽に始められるほか、丸洗い可能なものも多く、常に清潔な状態をキープできます。
小顔マッサージ以外の小顔になるための方法
小顔になるためには、小顔マッサージ以外にも様々な方法があります。
顔だけにアプローチをするのではなく、身体全体のケアを行うことで、より理想のプロポーションに近づきやすくなるでしょう。
いずれも継続が重要であり、無理なく続けられるものを選ぶことが大切です。
ヘッドマッサージ
頭と顔は皮膚で繋がっているため、頭皮をマッサージすることで顔全体の引き上げに繋がります。
手を使ってやる方法からブラシやヘッドマッサージャーを使う方法まで様々なものがありますが、頭には無数のツボが存在しているため、大きくもみほぐすだけでもコリが取れてスッキリするでしょう。
頭皮の血行が良くなると、頭痛や肩こりが軽減されたり、健やかな髪が生えてきたりと良いことが盛りだくさんです。
小顔体操
あいうえお体操や舌まわし体操のほか、手のひらでこめかみをぐるぐると回したり、耳の下にある「耳下腺」を押したりといった体操も効果的です。
これまでにご紹介した体操同様、やりすぎることなく適度に続けていきましょう。
上半身のストレッチ
肩をぐるぐると回したり、手を頭上で組んで左右へ倒したりといった上半身のストレッチは、コリを改善し血行やリンパの流れを促進するのに役立ちます。
普段動かしにくく固まった筋肉を動かせるため、運動不足の方やデスクワークの方も定期的に行うことをおすすめします。
リンパマッサージ
先ほどご紹介した小顔マッサージは、通称「リンパマッサージ」と呼ばれるものです。
リンパは余分な水分や老廃物を排出するはたらきをしており、ここが滞ることでむくみや様々な肌トラブルの原因となってしまうでしょう。
リンパの流れを意識してマッサージを行うだけでなく、耳の下(耳下腺)や鎖骨・脇などにあるリンパ節へと水分や老廃物を流すことで、効率的に体外へと排出できます。
ツボ押し
ツボ押しは東洋医学によって行われている方法であり、人間の身体に巡っている「気」の流れを助けてあげる目的があります。
ツボを押すことでその周囲の血行やリンパの流れが促進され、結果としてリンパマッサージを行うときのような効果が期待できるでしょう。
むくみにくくなるほか、自律神経を整え、健康的な毎日を送ることにも繋がります。
小顔に効果的なツボは?
先ほどご紹介したツボ押しは、むやみやたらに刺激していても意味がありません。
数あるツボの中でも小顔に効果的とされるツボを学び、空き時間を使って刺激してあげましょう。
攅竹(さんちく)
眉頭のところに位置するツボであり、小顔だけでなく眼精疲労にも効果があるとされています。
目周りのむくみ改善にも効果的であり、デスクワークなどで目を酷使している方にもおすすめです。
顴髎(けんりょう)
目尻からまっすぐ下に引いた線と、鼻下からまっすぐ横に引いた線を結んだ点にあるツボです。
頬骨を親指の腹で持ち上げるように刺激することで、顔のむくみやたるみ改善に効果が期待できるでしょう。
迎香(げいこう)
小鼻の横にある少し凹んだ部分のことです。
ここを人差し指や中指の腹で押し上げるようにして刺激することで、老廃物の排出が促進され、むくみの改善に繋がるでしょう。
顔のコリをほぐすこともできるほか、鼻が詰まりやすい方にも効果的なツボといえます。
百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんにあるツボであり、頭のコリだけでなく顔のむくみやたるみにも効果的です。
親指でグッと圧をかけるように押してあげましょう。
百会だけでなく5本の指を使って頭をもみほぐし、全体的にケアしてあげることもおすすめです。
小顔を目指すために日常生活でできることはある?
顔の大きさは一日の中でコロコロと変わるものではなく、長年の生活習慣や加齢などが積み重なることで顔が大きく見えやすくなってしまいます。
つまり、小顔を目指すためにも、毎日コツコツとケアを続けることが大切だといえるでしょう。
これまでに触れたマッサージや筋トレだけでなく、日常生活で工夫できるポイントについてもご紹介します。
表情筋を使う
近年はリモートワークの普及やマスクをして外出する機会が増えたことから、若い方でも表情筋が衰えやすくなっています。
普段から積極的に周りと会話したり、空き時間を使って表情筋のトレーニングを行ったりすることで、むくみやたるみ・ほうれい線などの予防に繋がるでしょう。
食事内容に気を付ける
顔のむくみは食事内容によって大きく影響を受けやすいため、塩分が強い食事が好きな方やお酒を飲む機会の多い肩は注意が必要です。
塩分を摂りすぎたときはカリウムを摂取して排出を促したり、お酒を飲むときは同僚程度のお茶や水を飲むなどの工夫をし、むくみ予防を心掛けましょう。
姿勢に気を付ける
猫背や反り腰・ストレートネックなどの姿勢の悪さは、脂肪が重力に負けてたるみ、フェイスラインのもたつきやほうれい線といったトラブルが起こりやすくなります。
結果として顔が大きく見える場合もあるため、日頃から姿勢に気を付けて過ごすと良いでしょう。
特にデスクワーク中心の仕事や立ち仕事をしている方などは、姿勢が固定されやすいため注意が必要です。
硬いものをよく噛む
会話をしたり表情筋のトレーニングをしたりするだけでなく、硬いものをよく噛んで食べることも筋肉量アップに繋がります。
普段の食事をしっかり噛んで食べることはもちろん、噛み応えのあるものを積極的に選ぶと良いでしょう。
よく噛んで食べることにより満腹中枢が刺激され、食べ過ぎによって脂肪が付くことも予防できます。
継続したセルフケア
これまでにご紹介したセルフケアは、継続してこそ効果を発揮するものです。
あれもこれもと頑張りすぎると結果として継続しにくくなるため、まずは気軽にできる対策から選ぶと良いでしょう。
たるみや乾燥によるコラーゲンの破壊を防ぐため、保湿重視のスキンケアを選ぶこともおすすめです。
まとめ
小顔マッサージは自宅でも手軽にできますが、刺激を加えてしまうと別の肌トラブルに繋がる可能性があります。
いずれのケアもコツコツと丁寧に続け、理想とする仕上がりを目指しましょう。
同時に生活習慣の改善や食事内容の見直し・姿勢の矯正などにも挑戦することをおすすめします。
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