2023年6月1日2024年6月28日美容コラム,美容と健康のアドバイス

【おすすめのストレッチをご紹介】胸郭と呼吸運動

寒くなると現れる縮こまった姿勢。

このような姿勢の構成には胸郭が関わっています。

 

胸郭とは12個の胸椎と12 対の肋骨、1 個の胸骨からなり、かご状を形としています。

胸郭の役割としてはひとつは心臓や肺などの内臓器の保護

もう1つは筋肉と連動して呼吸運動を行うことです。

 

無意識で行っている呼吸もこれら胸郭の働きによるもので

特に肋骨の動きは呼吸には不可欠です。

 

肋骨は上方、下方、浮遊肋の3つの部位に分けられ、

それぞれに特徴的な動きをしています。

 

上方肋骨は上下に動き、これをポンプハンドル運動といいます。

同様に中間の肋骨はバケツハンドル運動を、

下方の二対の浮遊肋骨はキャリパーのように動きます。

 

 

 

 

呼吸には2つの方法があり、

横隔膜や腹横筋の働きと共に行う腹式呼吸と

肋骨の隙間にある肋間筋の働きと共に行う胸式呼吸があります。

 

胸式呼吸では息を吸う(吸気)ときは膨らみ、息をはく(呼気)ともとに戻ります。

縮こまった姿勢やデスクワークなどの背中を丸めた姿勢を

長時間行うと関節が固まってしまい肋骨の動きを低下させてしまいます。

 

肋骨の動きが低下すると浅い呼吸となってしまい

代謝が悪くなり、内臓へ負担をかけてしまうこととなります。

そのような姿勢では背中を張らせてしまい、

胸の筋肉や肋間筋を縮めてしまう状況となっています。

 

 

 

 

“呼吸運動”を意識的に行うことによって

姿勢に関与する胸郭部のストレッチが重要となります。

 

①まずは両手を横に開き

(片方は手のひら上に、もう片方は手の甲を上に)、

あお向けに寝て、意識的に呼気の際に胸を膨らませるように大きく吸い込みます。

 

②そこから細く長く息を吐いていきます。

 これを10 回繰り返します。

 

③またあお向けの姿勢のまま片方の手を

頭の上(寝ながら挙手の姿勢)に上げて、同じように大きく吸い込みます。

 

④そこから細く長く息を吐いていきます。

 

⑤これを10 回繰り返します。

 

 

挙手した側の肋骨のストレッチとなり左右別々にストレッチをかけることができます。

まった側にバックを持つ方はストレッチされる左右差を強く感じるかもしれません。

是非入念にストレッチを行ってみてください。

 

 

この記事を書いた人

佐々木 圭 先生 width=

佐々木 圭 先生

*プロスポーツトレーナー
*元オリンピック強化トレーナー
*日本スキンケア協会 顧問

スポーツ医科学施設勤務後、全日本スキー連盟のトレーナーとして、オリンピック選手やプロスポーツ選手のサポートを行う。現在は、アスリートのトレーニングメニューやプログラム開発などを行っている。

 

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