2022年12月5日2022年12月5日美容コラム,美容と健康のアドバイス,食事
身体作りの栄養素、なんだかわかりますか!?
今回のキーワードは「たんぱく質」です。
たんぱく質は英語で「プロテイン」。
由来となるのは「第一の・もっとも重要な」というギリシャ語です。
多くの人にたんぱく質について聞くと
「たんぱく質=プロテイン=筋肉」
といったイメージを持っています。
もちろん筋肉を作るのにたんぱく質は欠かせない存在です。
しかし、私たちの内臓や皮膚、髪の毛、ホルモンなど
体のすべてを作っているのがたんぱく質ということをご存知でしょうか。
体内構成成分は約60%が水分、16~20%がたんぱく質ですから水分を除くと一番多い成分です。
不足することで新陳代謝が低下し、肌のたるみやしわにつながるばかりでなく、生命活動にも影響を及ぼします。
たんぱく質摂取状況(女性)について
国民健康栄養調査の結果(図1)を確認すると、
1995年から2015年を比較して10g以上摂取量が減っていることがわかります。
また、20~39歳の女性で全体の平均よりも少ないのが現状です。
これだけ大事な成分にも関わらず摂取量が減少することは、健康な身体作りを考えても心配です。
特に痩せ願望の強い女性は、食事を減らす傾向にありますが、
たんぱく質も大幅に減らしてしまうのは基礎代謝も下がり逆効果です。
また近年では食の欧米化に伴いたんぱく質を何から摂るか
という摂取割合も変わってきており、動物性たんぱく質の摂取が高まっています。
割合として、動物性:植物性=1:1が理想的なので、植物性たんぱく質の摂取を増やすことも必要です。
たんぱく質を多く含む食品として、動物性では鶏のささみや
胸肉が知られていますが、カツオ、さんま、しらす、いくらなどの海産物にも多く含まれます。
また植物性たんぱく質を効率よく摂取する場合には大豆製品がオススメです。
豆腐、納豆、きな粉、厚揚げ、豆乳などを積極的に摂取するように心がけましょう。
身体作りのたんぱく質を、今日から意識して取り入れましょう。
記事
飯田 真莉 先生
管理栄養士/ サプリメントアドバイザー
株式会社ユー・ディー
クリニックやエステサロンのスタッフ様向けに栄養の勉強会などを実施。
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