2025年2月10日2025年2月10日お肌のトラブルケア,美容コラム
美肌スイッチとも呼べる美容成分【プロテオグリカン】について
プロテオグリカンは、肌細胞の増殖やヒアルロン酸、I 型コラーゲンの産生を促し、なおかつそれ自体が高い保水能力を持ちます。
肌荒れ、シワ、肌の弾力、メラニン生成抑制作用や色素沈着改善作用も確認され、若々しい肌を保つというたくさんの作用があることから、世界的に注目を集めている成分です。
1970 年に発見され当時から注目されていた成分でしたが、かつては抽出が難しくグラム抽出するに当たり3,000 万円のコストがかかっていたと言われています。
とても稀少だったプロテオグリカンですが、30 年以上もの研究を経て、サケの鼻軟骨「氷頭」から高純度かつ安全・安価に抽出できるようになりました。
優れた保湿、保水力
美しさのベースとなる保水、保湿力においては特に注目されています。
その保水力は、1 グラムで6 リットルの水を保有できるとされているヒアルロン酸を超えるとされ、肌年齢を保つことにも影響すると考えられているのです。
スポンジのように強力に水分をキープし、乾燥知らずの美肌へと導いてくれます。
〖実験結果〗
プロテオグリカンとヒアルロン酸をそれぞれ塗った餅を用意。
3 時間後、プロテオグリカンの方が乾燥していないことが証明された。
線維芽細胞の増殖を促進
プロテオグリカンには、線維芽細胞を増加させる働きもあるとされています。
線維芽細胞は肌の真皮に存在し、コラーゲンとヒアルロン酸の生成に関係している細胞です。
ふっくらとした肌を保つうえで、線維芽細胞の量や活発さは重要な要素とされています。
つまり、この線維芽細胞を増加させることのできるプロテオグリカンは、肌にとって重要な役割を持つ成分となります。
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EGF 様効果
EGF とは、上皮細胞増殖(成長)因子のことです。
肌の細胞を成長させて増やす因子で、ターンオーバーを正常に整える役割などを担っています。
このEGF は年齢とともに減少することが確認されていて、減少するとターンオーバーが遅れ、肌が一気に老化します。
プロテオグリカンにはターンオーバーを整えるなど、EGF に似た働きをする力が備わっており、その機能をEGF 様効果と呼びます。
このように、他にも様々な美容効果のあるプロテオグリカン。
「何を使っても乾燥してしまう」「シワやたるみを改善したい」という方には特に取り入れていただきたい成分です。
このように、他にも様々な美容効果のあるプロテオグリカン。
何を使っても乾燥してしまう、シワやたるみを改善したい、という方には
特に取り入れていただきたい成分です。
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