2021年6月25日2024年5月17日スキンケアの基礎知識,美容コラム

男性の正しい洗顔【メンズスキンケア】

今回は、「男性の正しい洗顔【メンズスキンケア】」についてお伝えします。

 

近年、スキンケアを習慣化する男性が増えてきたとはいえ、まだ女性に比べると、男性のスキンケアは一部の方のみの習慣といえます。

 

男性だから肌が強い!

という考え方は間違いです。

 

日々のシェービングや紫外線による刺激、女性の3倍の皮脂分泌、肌の水分量は女性の半分と、大変デリケートな男性のお肌こそ、正しいスキンケアが必要です。

 

 

男性こそディープクレンジングを!

その中でも、まずは洗顔について。

 

洗顔フォームで洗顔をする事は、男性にとっても当たり前に成りつつありますが、洗顔フォームでの洗顔をしていても、

 

【まだ肌のザラつき、毛穴の黒ずみと皮脂の詰まり、テカリ、ニキビ、加齢臭が気になる!】

 

そんな方は、その洗顔を見直してみてください。

 

突然ですが、脂っこい料理の入っていた食器を洗う時、食器用洗剤を使って洗っても、まだ油のベタつきが気になって、何度も食器を洗った経験はありませんか?

 

お肌も同じで、その日の汗や皮脂の分泌量によっては、洗顔の泡だけではしっかりと皮脂を落としきれず、その残った皮脂が酸化し、毛穴に詰まり、肌に悪影響を与えます。

 

 

皮脂分泌の多い男性こそ、ディープクレンジングを使いこなしましょう。

 

※ここではディープクレンジングを、洗顔フォーム+αの洗顔として使っています。

 

 

 

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油性の汚れは油性で落とす

至極当たり前のことですが、お肌の汚れも同じです。

 

過剰分泌され、洗顔フォームの泡だけでは落としきれない程の皮脂には、クレンジング材を使いましょう。

 

クレンジングとは、女性がメイク(油性の汚れ)を落とす時に使うものですが、実際にクレンジングを使い始めてから、肌のザラ付きや、毛穴の詰まりが改善されたという男性の声を聞きます。

 

 

クレンジング材の種類

クレンジング材の種類にも色々ありますが、今日は男性にもおすすめのタイプをご紹介していきます。

 

また、現在世に出ている化粧品は、クレンジング材だけでも数え切れない程たくさんの種類があります。

 

例えは同じオイルクレンジングによっても、洗浄剤の種類と配合の割合などで使用感が違ってきます。

 

配合が同じでも、作られた工場によってもまた違う商品が出来ます。

 

色々と試しながらご自身のお肌に合う物を探してみてくださいね。

 

 

オイルクレンジング

油性の汚れをスルっと落とすことができます。

 

その名の通りオイルのテクスチャーなので、慣れないうちは、顔に油を塗っている感覚が気持ち悪く感じられる方もいます。

 

特に皮脂の詰まりやベタつきを感じる部位だけに使用しても良いでしょう。

 

 

ジェルクレンジング

ぬるま湯である程度落とせる為、クレンジングオイルよりは使用感に特色なく、それでいて洗浄力もしっかりある物が多いです。

 

こちらも皮脂の気になる部位だけに使用する事もいいでしょう。

 

 

クリームクレンジング

クリーム(ミルク)タイプのクレンジングは、オイルクレンジングよりも優しい洗浄力で、肌をしっとりと洗い上げることができます。

 

皮脂汚れも気になるけど、部位的に乾燥も気になる方の全顔クレンジングにおすすめです。

 

 

 

どのタイプも、クレンジングをした後のダブル洗顔は必須です。

 

 

 

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クレンジングの正しい方法

クレンジングは、時間にして部位で1分〜。

 

男性の全顔でも、1〜3分分以内くらいに終わらせましょう。

 

クレンジングに時間をかけすぎると肌に大きな負担となり逆効果です。

 

また、洗顔フォームでの洗顔も、優しく・手早く終わらせましょう。

 

 

クレンジングを気になる箇所に塗布し、指の腹で優しく円を描く様にクルクル皮脂汚れと馴染ませてください。

 

シェービングをイメージして頂けると分かりやすいですが、ひげを剃る時に、頬を膨らませたり、皮膚にテンションをかけてハリを持たせて毛根からのひげを剃りやすくしますよね。

 

毛穴に詰まった皮脂も同じで、毛穴の中に潜っている割合が多いので、ほほを膨らませたり皮膚にテンションをかけながら洗うと、洗い上がりが違います。

 

また1回のクレンジングで全て取り去ろうとせずに、やりすぎには注意して行いましょう。

 

 

 

ダブル洗顔

クレンジングが終わったら、よく泡立てた洗顔料で優しく赤ちゃんの肌を触る様に洗顔していきます。

 

決して、チューブからそのまま顔に塗布して顔面で泡立てる事のない様にしましょう!

 

男性のお肌といえど、肌を守る角質は僅か0.02〜0.03ミリのサランラップ1枚程度です。

 

過度なクレンジングや過度な洗顔でのダメージはとても大きいので、優しく、そして1〜2分で手早く行いましょう。

 

そして、男性だからといって、メンズコスメから選ばなければいけないということはありません。

 

メンズ用洗顔は、スクラブが入っていたり、メントールが効いていたりする物もありますので、メンズコスメに拘らず、視野を広げて自分の肌に合った洗顔料を探してください。

 

男性の肌こそ、ディープクレンジング!という新習慣が広がっていけば、脂性肌トラブルで悩む男性も減っていくのではないかと思っています。

 

皮脂の気になる部位だけ、皮脂の気になる日だけ使用するなど、お肌の為に是非クレンジング材を使いこなしてみて下さいね!

 

 

 

合わせて、これからの季節は紫外線に気を付けないといけません。

 

お肌に塗る日焼け止めについても記事がありますので、合わせてご覧ください

 

 

正しく学ぶ 紫外線から肌を守る日焼け止めの使い方
▶▶https://www.skincare.or.jp/wp/beauty-column/skincare_36/

 

 

 

洗顔をする男性のイラスト

 

 

この記事を書いた人

小野 陽子 先生

小野 陽子 先生

*日本スキンケア協会 認定講師

 

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