2022年2月2日2024年3月18日スキンケアの基礎知識,美容コラム,美容と健康のアドバイス

化粧品に配合される”ビタミン”がもたらす効果とは?

こんにちは!

 

化粧品によく含まれる“ビタミン”について、みなさんはそのビタミンにはどんな効果があるのかご存じでしょうか。

 

ビタミンといっても、ビタミンCやビタミンEなど様々ありますが、今回はそれぞれの特徴や摂取のポイントについてご紹介致します。

 

これを読めば、ビタミンと化粧品についてもまるわかりです。

 

ビタミンとは?

ビタミンとは栄養学的な名称であり、科学名ではありません。

例えばビタミンCの場合、正式にはアスコルビン酸といいますが、その記載名では一般的にはわかりにくいこともあり、ほとんどの商品はパッケージなどにビタミン名で記載してあります。

 

 

ビタミンの肌への効果と性質

*脂溶性(熱・光に弱い)

・ビタミンA(動物性)=レチノール

乾燥に効果あり。ターンオーバーを促進

 

・ビタミンA(植物性)=βカロテン

→レチノールと同様の効果

 

・ビタミンD=カルシフェロール

→湿疹や乾燥に効果あり

 

・ビタミンE=トコフェロール

→血行促進、むくみ改善、抗酸化作用

 

 

*水溶性(光に弱い)

・ビタミンB₂=リボフラビン

→細胞の活性化、皮脂過多の予防

 

・ビタミンB₆=ピリドキシン

→アレルギー症状の改善、皮脂過多の予防

 

・ビタミンC=アスコルビン酸

→たんぱく質・コラーゲンの合成、メラニン色素の生成を抑制

 

 

 

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摂取のポイント

口から摂取する場合のビタミンAの主な作用は視覚を正常に保つ、免疫機能の維持、抗酸化作用による老化防止などです。

 

 

化粧品としての植物性ビタミンA(βカロテン)は、血行促進作用を期待して使用されたり、目元・口元など皮膚が薄く乾燥しやすい部分に専用クリームとして使用されます。

 

動物性ビタミンC(レチノール)は浸透性に優れコラーゲンの生成を促進するといわれており、シワやたるみに効果があるとされています。

 

ビタミンCは水溶性成分で肌に浸透しにくく、熱や光にも弱く保存も難しいので、パルミチン酸アスコルビル、安定性ビタミンC誘導体、ビタミンC、テトライソパルミテートなど、安全性や脂溶性を高めたものが開発されています。

 

体内では水溶性のため長期保持することはできず、また、ストレスや活性酸素、生活習慣(寝不足や喫煙)によっても減少していきます。

 

 

参考:日本スキンケア協会公式テキスト「しっかり学べるスキンケア教本」

 

 

この記事を書いた人

日本一のエステティシャンエステ王子 width=

小野 浩二 先生(エステ王子)

*エステティックコンテスト全国大会1位

*ビューティ&ウェルネス専門職大学 准教授

*日本スキンケア協会 代表理事

*日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年日本エステティック協会創立35周年記念エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書・DVDは26冊出版。

 

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