2022年6月9日2022年6月9日美容と健康のアドバイス

睡眠不足はなんで良くないの?実は睡眠と肥満は深く関係している?

実は睡眠と肥満は深く関係している?

「寝る子は育つ」と昔からよくいわれます。

それは、睡眠中の特に深い眠りのときに脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは骨の成長を促すので、よく寝る子は成長が促進されるということです。

 

 

成長ホルモンは人の成長にのみ焦点をあてられがちですが、代謝に関する役割も担っています。

脂肪の分解、たんぱく質の合成の促進、

その他もろもろの代謝に関係し、体のバランスを保つ役割をし、健康のために働いているのです。

 

特に脂肪分解作用があることから、

ダイエットにも作用するといわれ、良質の睡眠は基礎代謝量の増加もおこるとされています。

 

成長ホルモンは人間の体内時計にしたがって分泌時間がコントロールされていますが、1番多く分泌されるのは、眠りについてから3時間後くらいといわれます。

 

 

 

 

また、睡眠中に成長ホルモンが分泌されると肌の細胞分裂が盛んに起こり、新しい肌がつくられます。

つまり良質の睡眠をとることで、老化現象を抑え、

美肌や健康にもよくいつまでも若々しくいることが可能になります。

 

それから、寝不足は食欲を増加させるといわれています。

日中に眠気が残っていると、食べるという刺激を脳に与えることによって、脳を起こすことができます。

そのため間食が増えたり、糖分の多い飲み物を飲んだりすることが多くなり、結果としてエネルギー摂取が増え、体重が増加してしまうのです。

 

 

さらに、眠りが浅いと成長ホルモンの分泌が低下します。

体は眠っているうちにつくられるといっても過言ではありません。

睡眠時無呼吸症候群の人は、いびきと無呼吸によって深い眠りができず、成長ホルモンの分泌量が通常の30%にまで減少すると報告されています。

 

 

 

 

成長ホルモンの脂肪分解の能力は平均的な体格の人で1日あたり300kcalです。

この成長ホルモンの分泌量が通常の30%になるということは1日あたり約200kcalの脂肪が分解されないという計算になります。

これが1ヶ月続くと約1kg体重が増えるということになります。

 

逆に深い眠りが得られれば成長ホルモンの分泌が十分行われ、脂肪の分解も行われます。

質のよい睡眠をすることが、効果的なダイエット法ともいえるでしょう。

 

《参考》

基礎から学べるダイエットの教科書

 

 


著者

小野 浩二(おの こうじ)先生

エステティックコンテスト全国大会1位

一般社団法人日本スキンケア協会 代表理事

日本ダイエット健康協会 理事

日本エステティック業協会(AEA)認定講師

大手エステティックサロンにて、技術、売上げ、カウンセリング入会率No.1になった経験を持ち本店店長を歴任。わずか2年でエリアマネージャーとなる。その後、大学院に進学しダイエットや生活習慣病などの研究を行い、修士号を取得。2008年エステティックコンテスト全国大会で「優勝」。フェイシャル、ボディのテクニックが評価され日本一のエステティシャンとなり、メディア等で「エステ王子」として話題となる。現在はサロンでの現場経験を活かし、人材教育に力を入れる。また、医師、大学教授、厚生労働省研究班とともに研究事業にも積極的に取り組んでおり「正しいスキンケア」や「正しいエステ」の普及を行っている。テレビ出演多数。著書.DVD25冊出版

 

 

 

 

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