美容コラム

  • ビタミンCのあれこれ①

    ビタミンCのあれこれ①   ビタミンCは世に知られている美容成分として、昔から愛用されている馴染みのある物質です。   皆さんも一度は、いや今も愛用していることと思います。 しかし馴染みがある故に、 その効果や特徴を忘れがちで、漫然と使用するにはもったいない物質です。 その役割をきちんと理解し、 うまく利用することを目標に、 シリーズとして何回かにわけてお話した…

  • たるみはどこから?⑥

    たるみに関わる組織の最後は「Ligament」です。   聞きなれない単語ですが、「靭帯」ならいかがでしょうか。「Ligament=靭帯」です。   スポーツ選手がひざの靭帯損傷を・・・なんて記事を見たことがあると思いますが、その靭帯は顔にもあります。   靭帯とは 靭帯は簡単に言えばコラーゲンの集まりで、強靭です。  …

  • たるみはどこから?④

    たるみはどこから?④   たるみに関与する組織について、今回は筋層です。 顔の筋肉は表情じわに関わることを皆さんもよく知っていると思います。   たるみについては、主に口周りの筋肉が関わります。 口を境に上下に引っ張り、バランスをとっている筋肉です。   だいたいが上に引っ張る筋肉は弱り、下に引っ張る筋肉は強まる、だからバランスが崩れ、たるみにも影響する…

  • たるみはどこから?③

    「たるみは様々な組織が劣化するからでてくるエイジングサイン」ということをテーマに、前回は皮膚についてお話しました。   今回はその下層にある脂肪組織です。   顔における脂肪組織のたるみへの関与は、「場所の移動」です。 顔の脂肪は複数に区分けされて構成されているという特徴があります。   年齢とともに脂肪は増える箇所もあれば、減る場所もありますが、大きな…

  • たるみはどこから?②

    たるみはどこから?②   前回お伝えした「たるみは様々な組織が劣化するからでてくるエイジングサイン」ということを、しっかり頭に刻みましたか? その上で、今回から詳細をお話していきます。   まずはたるみで最大のポイントとなる「皮膚」です。皮膚は表皮と真皮からなりますが、たるみに関わるのは主に真皮です。   真皮は膠原線維(コラーゲン)と弾性線維(エラスチン…

  • 白斑という皮膚状態は何が原因で、その治療法とは

    白斑とは?   人の皮膚色の9割はメラニン色素が 大きく影響しています。   しみの場合はその量と種類に変化が あることで色が増強しますが、 逆に白く抜けてしまうことがあります。   それが“白斑”という皮膚状態です。 白斑はメラニン色素の産生不全 またはメラノサイト(メラニン色素産生細胞)の 減少によるものがあります。     …

  • 赤みと血管拡張を伴う慢性炎症性『酒さ』は何が原因?

    こんにちは。 今回は「酒さ」についてご紹介致します。酒さとはどのような症状なのかご存じでしょうか。 中高年の顔、特に鼻周りに赤みと血管拡張を伴う慢性炎症性の状態であるのを『酒さ』といいます。   男性より、女性のほうが多いようです。重症度により3段階に分類され、 1)紅斑性酒さ、2)酒さ性ざ瘡、3)鼻瘤 という皮膚症状を呈します。   酒さの特徴は、とにかく難治である…

  • 多汗症を治すにはどんな治療法がある?

    多汗症を治すにはどんな治療法がある?   こんにちは。 今回は「多汗症」の治療についてご紹介致します。     誰でも運動したり、緊張したりすると汗は多くでます。   その量が過剰であったり、また日常生活においても汗が多量となり不便さを感じると、多汗症の診断(厳密には診断基準が複数)となります。      …

  • アポクリン汗腺の特徴について

    人の汗腺には、前回お伝えしたエクリン汗腺と特定の部位にあるアポクリン汗腺があります。   今回は後者のアポクリン汗腺についてお伝えしていきます。   アポクリン汗腺は、哺乳類の芳香腺が退化したもので、わき、耳、外陰部、肛囲に存在します。   エクリン汗腺に比べてその数は少なく、そして毛穴に出口があるのも特徴です。  …

  • しみの種類(そばかすについて)

    しみの種類(そばかすについて)   「そばかす(雀卵斑)」は、小児期よりある顔面や背中、うでなどの主に露光部に小さな色素斑が多発するしみの一つで、皆さんも一目でわかると思います。   紫外線が強くなる夏に色調は濃くなり、また思春期や妊娠などのホルモン強く関わる時期に悪化することがしられています。 多くは遺伝性のものですが、特発で現れることもあります。   …