美容コラム
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ロウ類を含むオーガニック化粧品はどんな成分が含まれてるのか
2022.5.26
ロウ類の成分は、自然界の動植物が本来持っているもので、高級脂肪酸と高級アルコールがエステル結合して作られたものです。 (高級というのは炭素数が6以上の化合物のこと) 炭化水素、樹脂などを含み、固化、乳化、光沢感(ツヤ)を出す目的で使用されています。 キャンデリラロウ(カンデリラ) ◆基源 トウダイ…
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注目の美容成分 大麻(ヘンプ)のー茎から抽出された大麻草特有成分「CBDオイル」
2022.5.23
注目の美容成分 大麻(ヘンプ)のー茎から抽出された大麻草特有成分「CBDオイル」 大麻(ヘンプ)の茎から抽出された大麻草特有の成分(カンナビジオール: Cannabidiol; 図1)の略語がCBDです。 日本の大麻取締法では麻の葉、花、根の利用は禁止されていますが、種子及び茎は規制から除外されています。 CBDオイルには向精神薬として規制され…
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トマトに含まれる「リコピン」は紫外線のダメージを抑える?
2022.5.18
日頃のたまった疲れを定期的に解消することも、若々しい肌を保つ秘訣です。 一日中働いて、疲労困憊の方も多いはずですが、疲労が残っていると、肌にも悪影響になります。 疲れがたまると、代謝が下がって細胞の生まれ変わりが停滞し、肌が老けてしまうのです。 また、疲れは、肝機能の低下にもつながります。 肝臓…
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【紫外線と肌トラブル】紫外線と肌トラブルの関係性とは
2022.5.16
今回は紫外線と肌トラブルとの関係性ついてご紹介します。 肌老化の原因には、身体機能の衰えによる自然老化と紫外線による光老化があります。 強さに比例し、日焼けを繰り返した人ほど進むため、実年齢よりも老けて見える人も少なくありません。 日光は、波長によって ・紫外線 ・可視光線 ・赤外線 の3つに分類できます。 紫外線は殺菌効果というメリットもありますが、過度に浴び過ぎ…
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皮膚トラブル『シワ』のあれこれ
2022.5.11
年齢を重ねると増えてくる『シワ』 そのシワの原因やお手入れのポイント、そしてシワに効果的な化粧品成分をご紹介します。 ★原因★ シワは、表情筋の運動の繰り返しによって皮膚の表面に細かい溝ができたもので、表皮や真皮の変性によって起こります。 皮膚が若い時は肌に弾力があるため、一時的にできたシワはすぐに戻りますが、年齢とともに肌の老化が起こることで肌の弾力そのものも低下し、一時的にで…
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【カウンセリングの必要性】アドバイザーとして必要なこととは
2022.4.12
アドバイザーとして必要なこと スキンケアのアドバイスをする時には最初にカウンセリングを行います。 このカウンセリングこそが、お客様とコミュニケーションをはかる最も重要な場です。 スキンケアのアドバイスを受けるお客様は期待と不安が入り混じっています。 そのうちの不安を取り除くことができるのがカウンセリングなのです。 カウンセリングの主な目的 ・お客様との信頼関係…
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肌と弱酸性のアイテムの関係性について
2022.4.7
こんにちは。 スキンケアアイテムで“弱酸性”という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、肌と弱酸性のアイテムはどのように関係しているのでしょうか。 pHについて pHは物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値です。 pH=7の場合は中性と呼ばれます。 数値が小さいほど酸性が強く、逆に大きく…
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たるみはどこから?⑤
2022.4.6
たるみはどこから?⑤ たるみに関わる組織を最外層の皮膚から順にお話してきました。 今回は最下層の「骨」です。 顔の骨、特に女性は骨粗鬆症の影響を受けやすく、骨の減り、くぼみの開大(特に目周りの眼窩のくぼみ)が起こりたるみの原因の一つとなります。 女性の場合、エストロゲンの減少によって、骨密度が減り、骨がやせていき、だいたいが40代以降…
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紫外線から肌を守る紫外線カット剤について
2022.4.4
これからの時期はどんどん紫外線が強くなってきます。 近年では、女性だけでなく男性も紫外線対策をされる方が増えてきています。 そこで今回は、紫外線カット剤の成分についてご紹介致します。 紫外線カット剤には、紫外線を吸収して変化させる『吸収剤』と微粉の酸化物が紫外線を反射する『反射剤』があります。 …
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保湿・浸透などの働きをもつ界面活性剤について
2022.3.31
界面活性剤とは 界面活性剤は水と油を乳化させるために使う物質です。 界面活性剤の分子は油に馴染みやすい部分と水に馴染みやすい部分の両方をもち、真ん中で水の成分と油の成分を結びつける働きがあります。 界面活性剤は乳化の役割以外にも、 ・可溶化 ・浸透 ・分散 ・洗浄 ・保湿 ・殺菌 ・潤滑…