2024年2月13日2024年2月13日大学教授に学ぶ正しい化粧品の知識

糖化と肌のエイジング②

前回に引き続き今回も糖化と肌のエイジングについてご紹介します。

 

▶前回の記事はコチラ

 

 

肌においてはどうか?

肌も血管で支えられている臓器の一つなので、糖化した血管ができてしまえば、冷え性だけでなく、水分や栄養が十分にまわらず、あらゆる肌の老化につながります。

 

そして肌において重要なのは「真皮層」で作られるコラーゲンの変性です。

 

コラーゲンはタンパク質同士が架橋( 橋渡しをして結合する) してできますが、その架橋構造自体にAGE 物質が含まれていると、質の悪い、そして分解されにくいコラーゲンが出来上がってきます。

 

それは肌の弾力や柔軟性がなく、ハリの低下やたるみ、しわの原因ともなります。

 

また、肌がくすんでくる原因の一つに糖化した表皮細胞が関わっているとのことが示唆されています。

 

表皮細胞は、基底細胞がスタートですが、その時点から糖化されていると、くすみの原因だけでなく、健康な角質形成にも影響があることは容易に考えられ、保湿機能が低く、バリア機能も弱い肌となります。

 

 

 

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糖化に対して

兎にも角にも「食事」は、糖化を予防する最低限の策でしょう。

 

食事の内容は然り、急激な血糖上昇とならないような食事のとり方が重要です。

 

もちろん全く食べないのもよくありません。

 

食事で摂取した糖質で細胞はエネルギーを作り、活動ができているのです。

 

それがない状態は細胞にとって代謝が崩れ、あらゆる障害がいずれ現れるからです。

 

つまり過度の血糖上昇が良くないということです。

 

 

そして血糖のコントロールとして、適度な運動はその他生活習慣病の予防ともなるので、取り入れたいところです。

 

また、喫煙は副流煙も含めてAGEs を増加させるので、美容や健康にとっては全くよくありません。

 

糖化は酸化とともに体の老化や病気を確実に進めるものですが、日々のケア次第ではその影響は確実に軽減されていきます。

 

肌をきれいにするためには、スキンケアだけでなく、普段の生活も変化させることが必要ということです。

 

 

 

 

この記事を書いた人

濱野 英明先生

濱野 英明 先生

テティス横濱美容皮膚科 院長

日本皮膚科学会 皮膚科専門医

一般社団法人日本スキンケア協会 顧問

川崎市立川崎病院、慶應義塾大学病院皮膚科、稲城市立病院皮膚科、済生会横浜市南部病院皮膚科での勤務を経て、横浜の桜木町駅前に医療とエステを融合させた「テティス横濱美容皮膚科」を開設。日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本東洋医学会、日本レーザー医学会等に加盟し、最新の確かな情報を基に、安全で効果の高い美容医療を提供している。また、ミス・ユニバースやミススプラインターナショナルのビューティーキャンプ講師や審査員も務める。

 

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