2020年3月25日2023年11月10日お肌のセルフエステ,美容コラム

美容&スキンケア情報「姿勢と自律神経」

今回は、姿勢と自律神経についてお伝えします。

 

長時間のパソコン作業やスマホ操作は、慢性的な“うつむき姿勢”となります。

 

その姿勢は頭を前に出し、首のカーブが失われ、肩が前に巻き込まれて、背中が丸まり、最も代表的な“猫背”という、不良姿勢となります。

 

頭が前に出て、背中が丸まる事で、身体の軸である背骨の並び方が崩れることとなります。

 

その背骨についての構造はみなさんご存知でしょうか?

 

背骨は

首の骨を頚椎(けいつい)7コ

胸の骨を胸椎(きょうつい)12コ

腰の骨を腰椎(ようつい)5コ

お尻あたりを仙椎(せんつい)1コ

 

 

これらがS 字のカーブをとりながら、積み重なり脊柱となっております。

 

これら1 個1 個の背骨には空洞があり、その中には身体を支配している神経(中枢神経)があります。

 

 

例えば不良姿勢において、頚椎の配列が崩れてしまうと、首こり、肩こり、手や腕へのトラブルが起こったり、腰椎の配列が崩れてしまうと、腰痛、大腿部、足のトラブルが起こります。

 

 

では頚椎と腰椎の間に挟まれている、胸椎においてはどのような影響がでてしまうのでしょうか?

 

胸椎の神経は自律神経(交感神経系)が関わっています。

 

 

そもそも自律神経とは何か? 呼吸・内臓の働き・循環・体温調節・ホルモンの調整など、人間が生きていく上で欠かす事のできないものをコントロールしています。

 

 

そして自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という2種類から成り立ちます。

 

交感神経は、車でいえば「アクセル」です。

 

副交感神経は、「ブレーキ」です。

 

 

車の運転では、「アクセル」と「ブレーキ」の適宜使用する事が大切ですが、人間でも同じことが言えます。

 

 

必要に応じてこの切り替えが上手くいかないと自律神経が乱れてしまいます。

 

これら自律神経系からの影響によって・偏頭痛・耳鳴り ・めまい ・呼吸困難・睡眠不足・入眠困難などの症状が姿勢の崩れからの影響もあるのです。

 

 

このようなトラブルを避けるためにも、キーボードから一旦手を離し、以下のエクササイズで悪い姿勢で身体を固めない様にしましょう!

 

 

 

①胸の前で手、腕を合わせる。

②手のひらを外側へ向け、肩甲骨を寄せるように胸を開く。

③胸を開いたまま、両手の甲を頭の上で合わせるように肘を伸ばす。

※このとき頭が前に出ないようにアゴを引いたまま実施しましょう。

 

 

この記事を書いた人

佐々木 圭 先生 width=

佐々木 圭 先生

*プロスポーツトレーナー
*元オリンピック強化トレーナー
*日本スキンケア協会 顧問

スポーツ医科学施設勤務後、全日本スキー連盟のトレーナーとして、オリンピック選手やプロスポーツ選手のサポートを行う。現在は、アスリートのトレーニングメニューやプログラム開発などを行っている。

 

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